日本人の体質に合うダイエット方法は?

TL;DR
日本人の減量では、内臓脂肪を増やしやすい食生活を見直し、持久力を生かす有酸素運動を軸にすることが勧められる。内科医の奥田昌子氏は、症状のない人のグルテンフリー、果物中心の朝スムージー、筋トレだけに頼る減量には注意が必要だと述べる。
Transcript
クロスディグをご覧の皆さん、こんにちは 。今回のヒューマンインサイトテーマは 日本人に合わない健康法です。皆さん グルテンフリーとか糖質制限とかうん、 流行っているなという耳にしたことある方 多いと思うんですが、実は日本人にはそう いう健康法効果が薄い可能性があるという ことなんです。え、本日は内で日本人の 体質の著者の奥田正子さんにお越し いただきました。奥田さんよろしくお願い いたします。よろしくお願いします。本日 は3つのテーマでお話を伺っていきたいと 思います。はい。 まずは日本の強みと弱み、 そして日本には意味がない健康法、そして体質は変えられるというこの 3 本建てなんですが、まずこの体質っていうのは先生どういうもんなんですか? はい。そうですね。あの、ま、一般の方ですとね、あの... Read More
Key Insights
- ・日本人の体質は遺伝子だけで決まる固定的な性質ではなく、食生活や運動などの生活習慣から継続的な影響を受け、なりやすい病気や発症の仕方も変化するものである。
- ・日本人の強みは動脈硬化になりにくいことであり、奥田氏は、善玉コレステロールが欧州系米国人より約10%多い遺伝的特徴と、魚を食べてきた習慣が関係すると説明する。
- ・日本人の最大の弱点は内臓脂肪がつきやすいことであり、見た目が細くても腹部に脂肪が蓄積し、糖尿病、高血圧、脂質異常などにつながる可能性がある。
- ・内臓脂肪は皮下脂肪と異なり、生活習慣病やがんの発症率を高める物質を作り、さらに血液を血管内で固まりやすくして脳梗塞や心筋梗塞にもつながると説明される。
- ・グルテンフリーは本来、小麦やグルテンで病気が起こる人の治療法であり、対象でない人が無条件に実践して健康になるとは限らず、食物繊維などの不足を招く恐れがある。
- ・果物の果糖は血糖値を上げにくい一方、肝臓へ運ばれて大部分が中性脂肪に変わると奥田氏は説明し、内臓脂肪がつきやすい日本人は朝スムージーの習慣に注意が必要だとする。
- ・サプリメントは食品と同じ健康効果を再現するとは限らず、栄養素同士が吸収や作用を助けたり抑えたりするため、一般には多様な食品から栄養を摂ることが優先される。
- ・ダイエット目的の筋トレは日本人に最適とは限らず、奥田氏は、日本人の筋肉では持久力を生む赤い繊維が70%を占めるため、その特徴を生かす有酸素運動を軸にする考えを示す。
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Questions & Answers
Q: 日本人の体質に合うダイエット方法は?
日本人の減量では、内臓脂肪を増やす食生活を見直し、有酸素運動を軸にする方法が勧められると奥田氏は述べる。日本人の筋肉は持久力を生む赤い繊維が70%を占める一方、筋トレで太くなる白い繊維は少ないため、筋トレだけに頼るより体質の特徴を生かすという考え方である。
Q: なぜ日本人は内臓脂肪に注意が必要なのか?
日本人は遺伝的に内臓脂肪がつきやすく、少し腹部が出た程度でも生活習慣病につながる可能性があるためである。奥田氏によれば、内臓脂肪が作る物質は全身を巡り、糖尿病、高血圧、脂質異常、がんの発症率を高め、血液を固まりやすくする作用もある。
Q: グルテンフリーは日本人の健康に効果がありますか?
小麦やグルテンで病気が起こる人には治療法となるが、それ以外の人が実践して健康になるとは限らない。小麦や大麦を避けると食物繊維、ビタミン、ミネラルも摂りにくくなり、腸内環境やコレステロール、糖尿病リスクの面で、利益より不利益が大きくなる恐れがある。
Q: 朝のスムージーで内臓脂肪が増えるのはなぜですか?
果物に含まれる果糖が肝臓へ運ばれ、大部分が中性脂肪に変わると奥田氏が説明しているためである。果糖は血糖値を上げにくく満腹中枢が働きにくいため、摂取量が増えやすい。内臓脂肪がつきやすい日本人では、毎朝の習慣ではなく嗜好品として扱うことが提案されている。
Q: 果物を食べなければビタミン不足になりますか?
奥田氏によれば、果物に含まれるビタミンやミネラルのほとんどは野菜から摂取できるため、果物を食べないだけで病気になるとは限らない。果物そのものを否定するのではなく、健康に良いという印象から量を増やしすぎず、果糖と内臓脂肪の関係を考えて摂取することが重要である。
Q: 不足する食物繊維をサプリで補えばよいですか?
サプリで単一の成分を補っても、食品から同量を摂った場合と同じ健康効果が得られるとは限らない。ビタミンやミネラルは互いに吸収や作用を助け、過剰な働きを抑える関係にあり、未解明な点も多いため、病気で十分に食べられない場合を除き、食品から摂ることが勧められている。
Q: 日本人に筋トレは必要ないのですか?
筋トレ自体が不要という意味ではなく、目的によって評価が異なる。血流を良くする、体を軽くする、足腰を強くするといった目的では、若い人にもシニア世代にも有用だとされる。一方、奥田氏はダイエットだけを目的にする場合、日本人は筋肉が太くなりにくく、筋トレ中心は合いにくいと述べる。
Q: 日本人の糖尿病が増えたのはなぜですか?
奥田氏は、1960年以降に進んだ食の欧米化、特に脂質摂取の増加と、自動車の普及などによる運動不足を主な背景として挙げる。根拠の一例として、米国式の食生活になったハワイの日系人では、日本に住む日本人より糖尿病の発症率が2倍以上になったという調査が紹介されている。
Summary & Key Takeaways
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日本人の体質は遺伝子だけで固定されるものではなく、食生活や運動などの生活習慣の影響を受けて変化する。奥田氏によれば、日本人は欧米人より善玉コレステロールが約10%多く、魚由来のEPAやDHAを摂ってきたため動脈硬化になりにくい一方、内臓脂肪がつきやすいという弱点がある。
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内臓脂肪は生活習慣病やがんの発症率を引き上げる物質を作り、血液を固まりやすくするため、少し腹部が出た段階でも注意が必要だとされる。日本では1960年以降、食の欧米化や運動不足とともに糖尿病が増え、米国へ移住した日系人では日本在住者より発症率が高いという調査も紹介された。
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健康法は目的と体質に応じて選ぶ必要がある。病気やアレルギーのない人が小麦を避けると食物繊維などが不足する恐れがあり、果物中心のスムージーは果糖による中性脂肪や内臓脂肪の増加に注意がいる。奥田氏は、日本人の減量には筋トレだけでなく、持久力を生かす有酸素運動を軸にする考えを示している。
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