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NotebookLM対ChatGPT:勉強向きはどっち?2026年版

一方は、渡された文書をもとに答えるよう作られています。もう一方は、ほぼあらゆる知識を使えます。勉強に使うならどちらが向いているかは、答えが授業の教材の中にあるかどうかで決まります。

17分で読める
重要なポイント
    • 授業の教材にはNotebookLM、それ以外のすべてにはChatGPT: 2026年7月にGemini Notebookへ改名されたNotebookLMは、アップロードしたソースをもとに答えるよう作られており、回答にその根拠となった箇所へのリンクを付けます。ノートでは概念が十分に説明されていないときは、ChatGPTのほうが優れたチューターです。
  • 答えが自分のファイルにあるなら、グラウンディングが勝ちます: 脊椎診療のガイドライン5本を読み込ませたNotebookLMは、ガイドラインに関する118問のうち98.3%に正確に答えました。ガイドラインを与えられていないChatGPT-4oは40.7%でした。
  • 問題がファイルの範囲を超えると、グラウンディングが負けることもあります: USMLE Step 1の皮膚科の練習問題121問では、ChatGPT-4o miniの正答率が84.3%だったのに対し、医学生が書いた学習ガイドをソースにしたNotebookLMは74.4%で、難しい問題で後れを取りました。
  • 今はどちらも無料でクイズを出してくれます: NotebookLMは、ソースからフラッシュカード、クイズ、学習ガイド、Audio Overviewを作ります。ChatGPTの無料プランにはStudy Mode、クイズ、フラッシュカードがありますが、Study ModeはProjectsの中では動きません。
  • ソースに根ざしたAIが、代わりに勉強してくれるわけではありません: 授業の教材を参照するチューターを提供するかどうかを教員ごとに無作為に割り当てたメリーランド大学の実験では、同じ科目の複数のクラスどうしで比べると、チューターを使えた学生の最終成績が0.37標準偏差低くなりました。全科目で見ると成績の低下は統計的に有意ではなく、チューターへの依頼の約74%は、情報、説明、解答を求めるものでした。
  • この秋、学生は無料でアップグレードできます: OpenAIは、2026年10月31日までに申し込んだ米国の大学生にChatGPT Plusを4か月無料で提供し、Googleは、2026年12月31日までに特典を受け取った学生にGoogle AI Proを1年間無料で提供します。どちらも、解約しない限り正規料金で更新されます。

結論:勉強にはNotebookLMとChatGPTのどちら?

勉強では、答えが授業の教材から出てくるべきときはNotebookLMを、説明してもらいたいとき、練習したいとき、教材が扱っていない考え方と結び付けたいときはChatGPTを使いましょう。 NotebookLMは渡されたソースをもとに答えるよう作られているので、シラバスの範囲から外れず、回答の根拠となった箇所も示してくれます。ChatGPTは、学習したすべての知識に加えて、Webや添付したファイルも使います。そのため、チューターとしてはより強力ですが、事実の情報源としてはより危うくなります。ほとんどの学生は、両方を使うべきです。

名前について一言。Googleは2026年7月16日にNotebookLMをGemini Notebookへ改名し、notebooklm.google.comは今ではnotebook.google.comへリダイレクトされます。同じ製品なので、この記事はGemini NotebookとChatGPTの比較でもあります。今もNotebookLMと呼ぶ人は多く、このガイドでもNotebookLMと呼びます。今年変わったそのほかの点については、Gemini Notebook 2026年版ガイドをご覧ください。ノートブック型のツールではなく、チャットボットどうしで迷っているなら、Gemini対ChatGPTの勉強比較のガイドをご覧ください。Geminiアプリにある、これとは別の学習用ノートブックも取り上げています。

こんな人選ぶなら理由
試験前に、課題の文献、スライド、講義ノートを復習するNotebookLM回答はソースから作られ、使った箇所への引用が付く
ノートでは説明されていない概念や問題演習でつまずいているChatGPTStudy Modeが、問いかけとヒントで教えてくれる。全プランで使える
国家試験形式の試験など、幅広い知識を問う問題を練習するChatGPTUSMLE形式の皮膚科の問題で、NotebookLMに84.3%対74.4%で勝った
無料プランで、1学期分のファイルを使って勉強するNotebookLMノートブックあたり50ソース。ChatGPTのFreeはアップロードが1日3回まで
18歳未満どちらでも。ただし制限ありNotebookLMはいくつかの機能が18歳以上限定。ChatGPTは18歳未満なら保護者の許可が必要

本当の違い:あなたのソースか、AIが知っているすべてか

NotebookLMは、研究者がグラウンディングと呼ぶ1つの制約を軸に作られています。Googleのヘルプセンターには「Gemini Notebookのチャットの回答は、あなたのソースのデータだけを使います」とあり、FAQでは「答えがソース資料の中になければ、回答しません」と補足しています。回答にはインラインの引用が付き、引用を選ぶと、引用された箇所を前後の文脈ごと確認できます。Webの情報は通常、Fast ResearchやDeep Researchのツールを使って、自分で追加するソースとして入ってきます。ただし同じヘルプセンターには今、「Webの検索」のように「ソースがあってもなくても」使えるチャットの操作も載っており、GeminiアプリやGoogle検索のAI Modeでは、ノートブックの回答にWeb検索が使われることもあります。ですから、回答の引用が自分のファイルを指しているか確かめましょう。

ChatGPTはその逆です。学習した知識から答え、必要に応じてWebを検索し、添付したファイルを読みます。Projectsを使えば、1つの授業のチャット、ファイル、指示をまとめておけます。プロジェクト専用のメモリにすると、OpenAIによれば「チャットはプロジェクト外の会話を参照できません」。とはいえ、すき間を一般知識で埋めるのを止める仕組みはなく、チャットに添付したファイルについて、箇所単位の引用を示すというOpenAIのドキュメントは見つかりませんでした。

なぜこれが勉強で重要なのでしょうか。試験で問われるのは、その科目をあなたの授業がどう教えたかです。つまり、教授の定義、教科書の枠組み、ゼミで実際に読んだ事例です。そうした教材から答えるよう作られたツールなら、授業で習った内容から外れずにすみます。何でも知っているツールは、より分かりやすく説明できる一方で、採点の基準とは少し違う内容を教えてしまうこともあります。

NotebookLMChatGPT
回答の出どころノートブック内のソースを使うよう作られている学習データ、Web検索、あなたのファイル
引用インライン。使った箇所にリンクするWebのソースへのリンク。チャットに添付したファイルの引用についてはドキュメントがない
ファイルに答えがないとき答える代わりに、答えがないと伝えるよう設計されている代わりに一般知識で答えることがある

正確さについて研究が示すこと

研究者がNotebookLMとChatGPTを競わせてきたのは、主に医学の分野です。医学では「授業の教材」にあたるのが診療ガイドラインで、どの回答も正誤を確かめられます。こうした研究の多くでは、答えが文書の中にあるときはグラウンディングが大差で勝ち、文書を超えた知識が必要な問題では負けました。ただし、すべての研究で差が出たわけではありません。

研究課題NotebookLMChatGPT
Suら、European Spine Journal、2025年脊椎診療のガイドライン5本に関する118問ガイドラインを読み込ませて正答率98.3%40.7%(ChatGPT-4o、ガイドラインなし)
Tozukaら、Japanese Journal of Radiology、2025年架空の肺がん100症例の病期分類86%39%(ガイドラインの要約を貼り付けたGPT-4o)。要約なしでは25%
HacibeyとKaba、Radiologie、2025年合成した100件のCTレポートの所見から腎嚢胞を分類87%(検索拡張を使用)87%(GPT-4)。解答例をいくつか与えると99%
LinとCho、JMIR Formative Research、2026年USMLE Step 1の皮膚科の練習問題121問。2024年12月に実施医学生が書いた学習ガイドで74.4%。ソースが白紙のページ1枚だけだと66.9%84.3%(ChatGPT-4o mini)

脊椎の研究では、ChatGPT-4oにはガイドラインが一度も与えられていないので、58ポイントの差が測っているのは、製品どうしの差というより、グラウンディングとガイドラインなしの差です。肺がんの研究のほうが公平です。同じガイドラインの要約をGPT-4oのプロンプトに貼り付けても25%から39%に上がっただけでしたが、NotebookLMは86%に達し、95%の割合でガイドラインの正しい箇所を示しました。ただし両者は土台のモデルも違うので、その差はグラウンディングだけによるものではなく、一部はGoogleのモデルとOpenAIのモデルの差です。腎嚢胞の研究が示すように、分かりやすい記述を与えられた強力なモデルなら、ソースに根ざしたモデルに並ぶことができ、良い例をいくつか与えれば上回ることもできます。

国家試験形式の問題では幅広い医学知識がものを言い、皮膚科の研究ではChatGPT-4o miniがNotebookLMを約10ポイント上回りました。学生が書いた学習ガイドを与えたNotebookLMは、易しい問題ではよくできましたが、難しい問題では後れを取りました。また、実行を繰り返したときの一貫性は全モデルの中で最も高く、一致度のスコアは0.93でした(1.0は、毎回まったく同じ答えになることを意味します)。白紙のページだけを与えられたときは、363回の出題のうち10.5%で、3回試しても明確な答えを出しませんでしたが、残りには答えました。つまり「ソースだけから答える」というのは設計上の目標であって、越えられない壁ではないということです。

グラウンディングがなぜ重要かは、引用を見ると分かります。William WaltersとEsther WilderがChatGPTに42のトピックについて短い文献レビューを書かせたところ、GPT-3.5の引用の55%、GPT-4の引用の18%がでっち上げでした(Scientific Reports、2023年)。グラウンディングはこの種の誤りを減らしますが、なくしはしません。スタンフォード大学による法律リサーチツールの研究では、GPT-4がクエリの43%でハルシネーションを起こしたのに対し、法律データベースから検索する商用ツールでは17%から33%でした(Mageshら、Journal of Empirical Legal Studies、2025年)。NotebookLMの引用があなたを守ってくれるのは、それをクリックしたときだけです。


ソースに根ざしたAIで、もっと学べるのか?

正確な答えが役に立つのは、最終的にあなた自身がその内容を身に付けた場合だけです。そして、この点についての最新のエビデンスは、警鐘を鳴らしています。

2025年秋、メリーランド大学の研究者たちは、似た科目どうしをまとめたブロックの中で教員を無作為に割り当て、答える前に教員が選んだ授業の教材を調べるGPT-4oの学習アシスタントを、学生に提供するかどうかを決めました。NotebookLMに似た設計です。最終的なサンプルは、教員30人と学部生2,379人でした。同じ科目の複数のクラスどうしで比べられる1,353人の学生では、チューターを使えるようにしたことで、最終成績が0.37標準偏差、授業のWebサイトへの参加度が0.90標準偏差下がりました。全科目で見ると、成績の低下は統計的に有意ではありませんでしたが、参加度はほぼ同じ0.9標準偏差下がりました(Liuら、EdWorkingPaper、2026年10月、未査読)。規模の感覚をつかむなら、0.37標準偏差の低下は、クラスの真ん中にいた学生が約36パーセンタイルまで下がる大きさです。

チューターを使えた学生のうち、実際に一度でも使ったのは約15%にとどまりました。使ったときの依頼の73.8%は情報、説明、解答を求めるもので、練習や試験対策のための依頼は11.3%でした。教員はアシスタントをチューターモードに切り替えることもできましたが、ほとんどは初期設定の直接指導モードのままにしており、どちらのグループの学生も、ChatGPTやGeminiなど大学が提供するほかのAIツールを使うことができました。著者らは、授業の教材へのグラウンディングは「AIによる支援の関連性を高めるかもしれないが、生産的な使い方を保証するものではない」と結論づけています。

それ以前の2つの実験も、同じ方向を指しています。

  • 答えよりヒント。 トルコの高校生1,000人近くを対象にしたHamsa BastaniのPNASの研究では、制限のないGPT-4のアシスタントで数学を練習した生徒は、AIを使わないクラスの生徒より試験の点数が17%低くなりました。教師が書いた解答を与えられ、答えではなくヒントを出すよう指示されたバージョンでは、測定できるほどの悪影響は見られませんでした。
  • チューターモードは役立つことがある。 OpenAIが2026年3月のブログ記事で紹介した、300人を超える大学生を対象にしたランダム化研究では、Study Modeを使えた学生がミクロ経済学のテストで調整後63.7%の点数を記録し、Google検索とYouTubeを使った学生の55.0%を上回りました。神経科学では、その差(61.7%対56.7%)は「従来のオンライン教材で勉強した学生と区別できない」ものでした。これは企業自身が実施した研究で、分析もまだ進行中でした。

AI家庭教師は本当に効果があるのかのレビューでは、専用に作られたチューターによる学習の伸びの中央値が、アクティブラーニングの授業の2倍を超えたハーバード大学の研究など、さらに多くの実験を取り上げています。つまり、NotebookLMのグラウンディングは回答を信頼しやすくしてくれますが、それであなたが学べるようになるわけではありません。それを左右するのは、ツールがあなたの代わりに答えるのか、それともあなたに答えさせるのかです。


学習タスク8つでNotebookLMとChatGPTを比較

以下の判定はどれも、私たちが自分で試したものではなく、2026年10月時点でGoogleとOpenAIが公式に記載している内容にもとづいています。自分の授業の1週間分の課題で、両方を試してみてください。

学習タスクNotebookLMChatGPTおすすめ
1. 課題の文献やスライドを復習するそれらをもとに答えるよう作られており、使った箇所への引用が付くアップロードしたものを読むが、すき間を一般知識で埋めることがあるNotebookLM
2. ノートでは説明されていない概念基本的にソースに書かれている範囲に限られるStudy Modeが誘導的な問いかけで説明し、理解度を確かめるChatGPT
3. 数学や理科の問題演習Learning Guideが、ソースが扱う範囲の中で問題を1ステップずつ分解するStudy Modeが1ステップずつヒントを出すChatGPT
4. ノートからクイズやフラッシュカードを作るソースから作られる。クイズの進捗はセッションをまたいで保存される全プランで使える。フラッシュカードのデッキはライブラリに保存される引き分け
5. YouTubeの講義字幕のある公開動画のトランスクリプトを取り込むYouTubeリンクへの対応は公式に記載されていない。トランスクリプトを貼り付けるNotebookLM
6. 録音した講義無料プランでも音声ファイルをソースにできる音声のアップロードは2026年10月6日に登場し、有料プラン限定無料プランならNotebookLM
7. 1学期分の教材すべて無料プランでノートブックあたり50ソース、各ソース最大500,000語Free:アップロードは1日3回まで、プロジェクトあたり5ファイルNotebookLM
8. レポートのための新しいソース探しFast ResearchとDeep Researchが、Webのソースをノートブックに追加する(Deep Researchは18歳以上)全プランでWeb検索を使える。FreeとGoではDeep Researchに制限があるどちらでも。そのあとソースは自分で読む

YouTubeの講義なら、どちらのツールにとってもいちばん確実な入力はトランスクリプトです。YouTube Summaryを使えば動画の横にトランスクリプトが表示されるので、試験に出そうな場面をハイライトしてから、そのテキストをChatGPTに貼り付けたり、動画をそのままNotebookLMに追加したりできます。


2026年のNotebookLMの学習ツール

Learning Guide。 2025年9月に登場したNotebookLMのチューター用の設定で、「掘り下げるような、答えの決まっていない問いかけで参加を促します」。Googleはこれを「自分のソース専属の家庭教師がいるようなもの」にたとえています。初期設定ではありません。Configure Chatを開いてDefaultではなくLearning Guideを選ぶか、Customを選んで「何かを説明する前に、まず私にクイズを出して」のような指示を書きましょう。メリーランド大学のチューターは、ほとんどの場合、初期設定の答えを出すモードで動いており、Bastaniの研究でヒントだけを出すチューターは試験での悪影響を避けられたので、これはいちばん変える価値のある設定です。

フラッシュカードとクイズ。 どちらもソースから生成されます。2026年3月からはクイズの進捗がセッションをまたいで保存されるようになり、2026年10月時点でGoogleは、クイズには多肢選択に加えて記述式、複数選択、穴埋めの問題が含まれるとしています。1回解き終えたら、次にどこに力を入れるべきか、ノートブックにフィードバックを求めることもできます。

レポートとInteractive Learning Overview。 レポートでは、ソースから学習ガイド、ブリーフィング資料、FAQを作れます。Interactive Learning Overviewは、Webではレポートの中にあるテンプレートで、大量のノートや文献を1ステップずつ案内してくれます。

音声と動画。 Audio Overviewには、Deep Dive(初期設定の、2人のホストによる対話)、Brief、Critique、Debateの4つの形式があります。Video Overviewには、ナレーション付きのExplainerと約60秒のShortがあり、Shortは80を超える言語で使えます。シネマティック動画にはGoogle AI ProかUltraが必要で、英語のみ、18歳以上のユーザーに限られます。マインドマップやデータ表も作れます。

読み込めるもの。 PDF、Google Docs・Slides・Sheets、Word・テキスト・Markdownのファイル、画像、EPUB形式の本、Webページ(有料記事のページを除く)、音声ファイル、そして字幕のある公開YouTube動画(取り込まれるのはトランスクリプトだけ)です。1つのソースは最大500,000語または200 MBまでです。Googleは9月にモバイルアプリの音声レコーダーも発表したので、講義をそのままノートブックに入れられます。

NotebookLMが弱いところ。 ソースの範囲にとどまるよう作られているので、ソースが扱っていない内容が必要なときにこそ、いちばん弱くなります。2026年9月2日に始まった展開以降、個人向けアカウントには、5時間ごとに回復し、週単位の上限まで使える利用枠が適用されています。Googleはその枠の1単位で何ができるのかを公表していないので、1週間にAudio Overview、動画、クイズをいくつ作れるのか見通しを立てにくくなっています。Deep Research、リアルタイム音声チャット、インフォグラフィック、スライドデッキなど、いくつかの機能は18歳以上限定です。


2026年のChatGPTの学習ツール

Study Mode。 2025年7月29日にリリースされ、Freeを含むすべてのプランで使えます。完成した解答を渡す代わりに、誘導的な問いかけで応じ、理解度を確かめてくれます。ただしOpenAIは、ときには直接答えを出すこともあるとしています。OpenAIのヘルプセンターには、「Studyオプションは、Temporary Chats、GPTs、Projectsでは利用できません」という制限も書かれています。つまり、ファイルを入れてある授業用のProjectでは、Study Modeで教えてもらうことはできません。通常のチャットを始め、必要なノートを添付して、そこでStudy Modeをオンにしましょう。

クイズとフラッシュカード。 インタラクティブなクイズは2026年8月14日に個人向けの全プランとEduで使えるようになり、フラッシュカードも9月22日に続きました。デッキは、指定したトピックからも、アップロードしたノートからも作れます。デッキは自動でライブラリに保存され、カードごとに「覚えた」か「もう一度練習する」かの印を付けていきます。間隔反復アプリのようにChatGPTが復習の予定を組んでくれるとはOpenAIは述べていないので、復習する日は自分で計画しましょう。

Projects。 Projectは関連するチャット、ファイル、指示をまとめておくもので、Projectの中では、その指示が全体の指示より優先されます。ファイルの上限はプランによって異なり、プロジェクトあたりFreeは5ファイル、GoとPlusは25ファイル、ProとEduは40ファイルで、1ファイルは最大512 MBです。さらにFreeアカウントは、1日に3ファイルまでしかアップロードできません。

講義。 2026年10月6日から、有料プランでは音声ファイルをアップロードできるようになり、OpenAIはこの機能を、講義を構造化されたノートに変える用途として打ち出しています。その場の音声を録音して文字起こしするRecord modeは、Plus以上のプランで、macOSアプリでのみ使えます。

モデル。 OpenAIは2026年10月7日、ChatGPTのChatタブでGPT-6の順次提供を始めました。Plus、Pro、Business、Enterprise向けはGPT-6 Sol、10月8日からのFreeとGo向けはGPT-6 Lunaです。ただし10月中旬の時点でも、モデルについてのヘルプページにはFreeとGo向けにGPT-5.6 Lunaが載っていたので、自分のモデルメニューで確認しましょう。

10代の場合。 18歳未満のユーザーのうち対象となるアカウントには、ChatGPT for Teensが自動的に適用されます。アカウントを連携した保護者は、新しい会話がStudy Modeで始まるように設定できます。

ChatGPTが弱いところ。 何でも答えてしまうチャットはクリック1回で開けてしまい、それこそがBastaniの研究で生徒の試験の点数を17%下げた使い方です。また、ChatGPTは多くを知っているので、あなたの教科書に沿わせない限り、別の教科書の定義を自信たっぷりに教えてきます。


NotebookLMのAudio Overviewは勉強に役立つ?

Audio Overviewは、ソースを2人のAIホストによるポッドキャストに変えてくれます。便利ですが、研究によれば、最初に内容を学ぶ手段ではなく、復習用として扱うのがよさそうです。

  • 推論が必要な問題以外では、聞くことは読むことに引けを取らない。 46件の研究、4,687人の参加者を対象にしたメタ分析では、読解と聴解の理解度は全体として「確かな差があるとはいえない」という結果でした。読むほうが有利だったのは、読み手が自分のペースで進められるときで、本文にはっきり書かれていない結論を導くよう求める問題では、その差がさらに明確でした(Clinton-Lisell、Review of Educational Research、2022年)。
  • AIのポッドキャストは教科書に勝てなかった。 Googleに所属する研究者らによるCHI 2025の研究では、米国の大学生180人が、教科書の1章、AIが生成した汎用のポッドキャスト、または個人に合わせたポッドキャストのいずれかで学びました。汎用のポッドキャストは3つの科目のどれでも教科書に勝てず、個人に合わせたポッドキャストがその両方にはっきり勝ったのは哲学だけでした。この研究で使われたのはGeminiを使った独自のパイプラインで、NotebookLMそのものではありません。
  • ホストは間違える。 放射線科医が、どのツールが作ったかを知らされないまま、Radiology誌の論文22本についてのNotebookLMのAudio Overviewを評価したところ、1エピソードあたりの事実誤認は平均0.93件でした(Leeら、Korean Journal of Radiology、2026年)。
  • 読み直すよりクイズ。 RoedigerとKarpickeによる2006年の古典的な研究の最初の実験では、想起テストを受けた学生は1週間後に文章の56%を覚えていたのに対し、読み直した学生は42%でした。

ですから、Audio Overviewは2回目の復習としてバスの中で聞き、家に着いたらクイズを解きましょう。


無料プラン、料金、学生向けオファー、プライバシー

どちらのツールにも、勉強の大部分をまかなえる無料プランがあります。NotebookLMのフラッシュカード、クイズ、学習ガイド、Audio Overviewはどれも無料プランで使え、ChatGPTのStudy Mode、クイズ、フラッシュカードも同じです。以下は2026年10月23日時点の米国での料金です。

NotebookLM(Gemini Notebook)ChatGPT
無料ノートブック100個、各50ソース。利用枠は5時間ごとに回復し、週単位の上限ありStudy Mode、クイズ、フラッシュカード。アップロードは1日3回まで。プロジェクトあたり5ファイル。広告表示の可能性あり
低価格Google AI Plus、月4.99ドル:ノートブック200個、各100ソース、利用枠2倍Go、月8ドル:プロジェクトあたり25ファイル、音声のアップロード。広告表示の可能性あり
標準Google AI Pro、月19.99ドル:ノートブック500個、各300ソース、利用枠4倍Plus、月20ドル:広告なし、GPT-6 Sol、macOSでRecord mode
最上位Ultra、月99.99ドルからPro、月100ドル、200ドル、または500ドル
学生向けオファー米国の大学生:Google AI Proが12か月。その他の140以上の市場:Google AI Plusが12か月。2026年12月31日までに受け取り米国の大学生・大学院生:Plusが4か月。2026年10月31日までに申し込み

どちらかのオファーを受け取る前に、確認しておきたい点があります。

  • どちらも支払い方法の登録が必要で、正規料金で更新されます。 OpenAIのオファーは月20ドルで更新され、App StoreやGoogle Play経由では受け取れず、早めに解約すると残りの無料期間は失われます。Googleのオファーは、1年が終わると通常の月額料金が請求されます。
  • Googleのオファーは、個人アカウントを使う18歳以上の学生が対象です。 Googleは、同社のAIプランは「18歳以上の方のみご利用いただけます」としています。米国向けのオファーでは、さらにSheerIDによる学生確認と、学校から発行されたものではない個人のGoogleアカウントが必要で、米国外向けのオファーではカナダ、香港、そのほかいくつかの市場が対象外です。
  • 始めるのに、どちらも必要ありません。 カード情報を渡す前に、実際の授業の課題1週間分で無料プランを試してみましょう。

料金よりも大きく違うのが、プライバシーです。

NotebookLM(個人アカウント)NotebookLM(学校アカウント)ChatGPT(個人アカウント)
モデルの学習に使われるかフィードバックを送らない限り、Googleの基盤モデルの直接の学習には使われないAIモデルの学習には使われないFree、Go、Plus、Proでは、Data Controlsでオフにしない限り、初期設定で使われる
フィードバックを送った場合訓練を受けたチームが確認し、最長3年間保存される人による確認はないオプトアウトしていても、会話全体が学習に使われることがある
最低年齢米国では13歳(年齢確認あり)。一部の機能は18歳以上学校の管理者が有効にすれば全年齢13歳(現地の法律で定められていればそれ以上)。18歳未満は保護者の許可が必要

あと2点あります。ChatGPT Eduのチャットは初期設定では学習に使われず、Temporary ChatsもOpenAIのモデルの改善には使われません。ただしOpenAIは、安全のために最長30日間コピーを保持することがあります。どちらのツールでも、アップロードしたものがどれだけ守られるかは、アップロード先のアカウント次第です。


NotebookLMとChatGPTを組み合わせて勉強する方法

ここまでの研究をふまえた勉強の流れを紹介します。NotebookLMには授業で扱ったとおりの内容を預け、つまずいたらChatGPTに助けてもらい、そしてどちらにもクイズを出させましょう。

  1. 読みながら、見ながら残す。 記事やPDFの中で大事な文をGlaspのWebハイライターでハイライトし、YouTube Summaryで講義のトランスクリプトを取り出し、Kindleハイライトも取り込みましょう。そのうえで、各ページのハイライトをワンクリックでコピーするか、Markdownとしてダウンロードして、1つの授業の分を1つの文書にまとめます。
  2. 授業ごとにノートブックを1つ作る。 シラバス、文献、スライド、講義のトランスクリプト、そしてそのハイライトの文書を追加しましょう。手当たり次第に放り込むより、選び抜いたソースのほうが役立ちます。選び方さえ正しければ、50ソースで十分です。
  3. チャットをLearning Guideに切り替える。 最初の質問の前に切り替えておきましょう。メリーランド大学のチューターも授業の教材を参照していましたが、使われ方のほとんどは、学生が答えを求めるものでした。
  4. 腑に落ちないところはChatGPTに持っていく。 通常のチャットを開いてStudy Modeをオンにし、関係するノートを添付して、こう頼みましょう:「私のノートの定義を使って、この内容を家庭教師として教えてください。私の代わりに解かないでください。質問は1つずつしてください」。そのうえで、説明をノートブックの引用と照らし合わせて確かめます。
  5. ノートブックを閉じて、自分をテストする。 覚えていることを書き出し、抜けていたトピックについてNotebookLMでクイズを作りましょう。これが読み直しより効果的な理由は、アクティブリコールのガイドで解説しています。
  6. 数日後に、もう一度クイズを解く。 NotebookLMのフラッシュカードをひと通りこなすか、GlaspのAIチャットに、これまでハイライトしたすべての内容からクイズを出してもらいましょう。

よくある質問

勉強にはNotebookLMのほうがChatGPTより良いですか?

自分の授業の教材を勉強するなら、たいていはそうです。NotebookLMはアップロードしたソースをもとに答えるよう作られていて、使った箇所を引用します。査読付きの脊椎ガイドラインのテストでは、NotebookLMが98.3%の問題に正確に答えたのに対し、ガイドラインを与えられていないChatGPT-4oは40.7%でした。ノートが扱っていない概念の説明や、幅広い知識が必要な問題では、たいていChatGPTのほうが優れており、USMLE Step 1の皮膚科の練習問題では、NotebookLMに84.3%対74.4%で勝ちました。

NotebookLMのLearning GuideはChatGPTのStudy Modeと同じようなものですか?

はい。NotebookLMの中では、いちばん近い機能です。Learning Guideは答えを手渡す代わりに、「掘り下げるような、答えの決まっていない問いかけで参加を促します」。初期設定ではオンになっていないので、最初の質問の前にConfigure Chatを開いて選びましょう。1つ、NotebookLMに有利な違いがあります。Learning Guideは授業のファイルが入っているノートブックの中で使えますが、ChatGPTのStudy ModeはProjectsの中では動きません。

NotebookLMはChatGPTを使っていますか?

いいえ。NotebookLMはGoogleの製品で、GoogleのGeminiモデルで動いており、ChatGPTはOpenAIのGPTモデルで動いています。NotebookLMの強みは設計から来ています。ソースから関連する箇所を取り出し、それをもとに答える、検索拡張生成(RAG)と呼ばれる手法です。

ChatGPTのProjectsはNotebookLMと同じですか?

いいえ。ただしChatGPTの中では、Projectがいちばん近いものです。1つの授業のファイル、チャット、指示をまとめておけます。それでもChatGPTは、ファイルが扱っていない質問には一般知識から答えることがあり、OpenAIは添付ファイルに対する箇所単位の引用をドキュメントに記載しておらず、Freeアカウントはプロジェクトに5ファイルまでしか置けず、Study ModeはProjectsの中では動きません。

NotebookLMでフラッシュカードやクイズを作れますか?

はい、無料プランでも作れます。NotebookLMはソースからフラッシュカードとクイズを生成し、クイズの進捗をセッションをまたいで保存します。2026年10月時点では、クイズに多肢選択に加えて記述式、複数選択、穴埋めの問題が含まれています。ChatGPTも全プランでクイズとフラッシュカードを作れますが、決まったソースの集まりからではなく、指定したトピックやアップロードしたノートから作ります。

NotebookLMを使うなら、ChatGPT Plusは必要ですか?

ほとんどの勉強には必要ありません。ChatGPTのStudy Mode、クイズ、フラッシュカードは無料で、NotebookLMのフラッシュカード、クイズ、学習ガイド、Audio Overviewも無料です。月8ドルのGoでも、音声のアップロードが加わり、プロジェクトあたりのファイル数も5から25に増えます。月20ドルのPlusではさらに広告がなくなり、GPT-6 SolとmacOSアプリのRecord modeが加わります。米国の大学生と大学院生は、2026年10月31日までにオファーに申し込めばPlusを4か月無料で使えますが、解約しない限り月20ドルで更新されます。

NotebookLMもハルシネーションを起こしますか?

はい、ときどき起こします。グラウンディングは誤りを減らしますが、なくしはしません。ある盲検評価では、放射線医学の論文についてのNotebookLMのAudio Overviewに、1エピソードあたり平均0.93件の事実誤認がありました。また、皮膚科のテストでは、ソースが白紙のページ1枚だけでも、ほとんどの問題に答えてしまいました。引用をクリックし、採点の対象になる内容はどれも、ソースそのものと照らし合わせて確かめましょう。


まとめ

勉強にNotebookLMとChatGPTのどちらを使うかは、扱う範囲で決まります。一方はあなたの教材の中にとどまるよう作られ、もう一方はほぼあらゆるものを使います。試験に出る内容の復習にはNotebookLMを、概念が腑に落ちないときはChatGPTのStudy Modeを、そして本当に分かっているかを確かめるには両方のクイズを使いましょう。

どちらも、それだけであなたを学ばせてくれるわけではありません。メリーランド大学の実験では、授業の教材に根ざしたチューターがあるだけでは、成績は上がりませんでした。成績を上げるのは、読んだもの、見たものについて、数日後に自分をテストすることです。Glaspなら、そのすべてから集めたハイライトを1か所にまとめておけるので、来学期どのAIで勉強するとしても、ノートはそのまま持っていけます。

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