かつやの値上げで客離れが進むのはなぜか?

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August 14, 2026
by
脱・税理士スガワラくん
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かつやの値上げで客離れが進むのはなぜか?

TL;DR

かつやの客離れは、3年3カ月で5回の値上げを行い、安さという強みが薄れた一方、松のやとの価格や店舗体験の差が小さくなったことが主因とされる。利益は確保しているが、客数減少が加速しており、低価格維持と独自価値の再構築が課題である。

Transcript

低価学勝負をしないってことです。もう大手でやっててって感じで。 そうですね。価格勝負は大手に合わせる。 うん。で、僕はやっぱり前にも言った通り、低価格勝負はどっかで行き詰まる時期が必ず来ると思ってるんで。 こんにちは。脱税理士の菅原です。 菅さん。 はい。 菅さんよく飲食店は値上げをして利益を取るっていうよくおっしゃってるじゃないですか。動丼屋の勝やが 100 円値上げをしたら客離れが止まらないっていう記事を 見たんですけど。そう。 となっちゃったんですか? 勝やでやろな。 勝やだから。 ミろ君勝屋行きますか? たまに行きますよ。 お、どうすか?値上げ感覚は? わかんない。 そう。あのね、 今どんどん値上げやろ。何でも価とかでインフレでだんだん値上げしてくやろ。一般的にはこの値上げの上昇に対... Read More

Key Insights

  • ・かつやの客数は2025年に前年比98.8%となり、2026年1月から3月には94.4%まで低下しており、客離れの速度が増している。
  • ・カツ丼梅の価格は2022年7月の539円から2025年10月の682円へ上がり、3年3カ月で5回、合計143円値上げされた。
  • ・かつやの売上は値上げによる客単価上昇で前年まで伸びたが、今期第1四半期は前年同期比97.3%となり、前年割れに転じている。
  • ・かつやとからやまの原価率は2025年に合計53%とされ、一般的な飲食店の約30%より高く、薄い粗利で低価格を支えている。
  • ・かつやとからやまの通期売上高は607億円、経常利益は55億円であり、客数は減っていてもグループ経営が危機的な状況ではない。
  • ・松のやは価格の近さに加え、比較的新しい店舗の清潔感、テーブル席、ご飯のおかわりにより、かつやから顧客を引き寄せている。
  • ・CoCo壱番屋は独自のカレーを好む固定客をつかんでいる一方、かつやは競合と商品カテゴリーが近く、代替されやすいと分析されている。
  • ・低価格戦略は原材料費や人件費の上昇で行き詰まりやすく、中小企業は価格競争を避け、他店では代替できない価値を作るべきである。

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Questions & Answers

Q: かつやで客離れが進んでいるのはなぜですか?

主因として挙げられているのは、短期間に繰り返された値上げで安さという強みが薄れたことです。カツ丼梅は3年3カ月で539円から682円へ上昇しました。競合の松のやと価格差が小さいため、清潔感や席、ご飯のおかわりなどを重視する顧客が移りやすくなっています。

Q: かつやの客数と売上はどの程度減っていますか?

客数は2025年に前年比98.8%で1.2%減少し、2026年1月から3月には94.4%まで低下しました。今期第1四半期の売上も前年同期比97.3%です。以前は値上げによる客単価の上昇で売上を伸ばせましたが、足元では客数減少を補い切れない状況です。

Q: かつやのカツ丼梅はどのように値上げされましたか?

カツ丼梅は2022年7月に539円から572円、2023年6月に594円、2024年3月に616円、同年10月に649円、2025年10月に682円へ値上げされました。2025年3月はカツ丼梅を据え置きながら一部商品を値上げしており、梅だけでは3年3カ月で合計143円上昇しています。

Q: 値上げしてもかつやの利益が出ているのはなぜですか?

値上げによって客単価が上がり、前年までは客数の減少があっても売上を伸ばせたためです。かつやとからやまを合わせた通期売上高は607億円、経常利益は55億円とされています。そのため経営危機ではありませんが、客数減少が続けば今後の売上と利益には影響が及びます。

Q: かつやの原価率が高いことは何を意味しますか?

かつやとからやまを合わせた2025年の原価率は53%とされ、動画内で一般的な飲食店の目安とされた約30%を大きく上回ります。これは低価格で商品を提供するため、食材原価の比率が高く、薄い粗利で運営していることを意味し、コスト上昇時に値上げを避けにくい構造です。

Q: 松のやがかつやより選ばれる理由は何ですか?

松のやは商品カテゴリーと価格帯がかつやに近いうえ、比較的新しくきれいな店舗、テーブル席、ご飯のおかわりといった利点があります。ファミリー層にも利用しやすく、仕事帰りに多く食べたい人にも魅力があります。価格差が小さければ、接客や清潔感などの店舗体験が選択を左右します。

Q: CoCo壱番屋とかつやの値上げ後の違いは何ですか?

CoCo壱番屋は値上げして高くなったと言われても、独自のカレーを好む顧客をつかんでおり、他店で代替されにくいと説明されています。一方、かつやと松のやは同じカツ丼や揚げ物のカテゴリーで競合し、顧客が店舗への強いこだわりを持たなければ価格や近さで乗り換えやすい点が異なります。

Q: かつやは客離れにどう対応しようとしていますか?

かつやはDXやセルフレジに力を入れて人件費を抑え、低価格を維持しようとしています。さらにドライブスルーの導入や、新ブランドのタレカツ食堂レトンの出店も進めています。ただし、競合に代替されないためには、効率化だけでなく、かつやを選ぶ独自の理由も必要だと示されています。

Summary & Key Takeaways

  • かつやは定番のカツ丼梅を2022年7月の539円から段階的に値上げし、2025年10月には682円とした。3年3カ月で5回、合計143円の上昇である。100円引き券などで顧客を引き留めてきたものの、2025年の客数は前年比98.8%、2026年1月から3月は94.4%まで低下し、客離れが加速している。

  • かつやとからやまの2025年の原価率は合計53%とされ、低価格で提供するために薄い粗利で運営している。両ブランドの通期売上高は607億円、経常利益は55億円で、経営危機ではない。一方、今期第1四半期の売上は前年同期比97.3%となり、客単価上昇だけでは客数減少を補いにくくなっている。

  • 競合の松のやは価格が近いうえ、新しい店舗の清潔感、テーブル席、ご飯のおかわりといった価値を持ち、ファミリー層にも対応している。かつやはDX、セルフレジ、ドライブスルー、新ブランドの展開などを進めているが、低価格だけに依存せず、選ばれる独自の理由を作る必要がある。


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