キオクシアの利益が急増した理由とは?

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May 15, 2026
by
TBS CROSS DIG with Bloomberg
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キオクシアの利益が急増した理由とは?

TL;DR

キオクシアの利益急増は、AIエージェント向けデータセンターでNANDストレージ需要が拡大し、販売量が増えない中でも販売単価が2倍以上に上昇したためです。長期供給契約は収益の安定化に寄与しますが、地政学的要因や電力不足が需要拡大を制限する可能性があります。

Transcript

ワンオンワンテック始まります。今日の テーマは記憶爆刀AI特自の賞味期限です 。日本の大手メモリーメーカーでかつて 東芝場の1事業だった記憶シア ホールディングスの株価が爆当しています 。そして収録日の今日5月15日、あの 先ほど2026年3月期の決算が発表され ています。結果はまさに爆速成長。さらに 次の市販期の利益の予想が前の年の1年分 の利益をも上回る金額っていうのが 飛び出しました。ま、全てはAI特自で 説明がついてしまうんですけども、この 特自どこまで続くんでしょうか。ま、今日 は反動体市場のエクスパートの方に今後の 展望を伺っていきたいと思います。ゲスト をご紹介します。反動隊業界1つ約30年 経営カレイド代表の安城一郎さんです。 よろしくお願いします。よろしくお願いし ます。は... Read More

Key Insights

  • キオクシアの利益急増は、販売物量の拡大ではなく、NAND製品の販売単価が2倍以上に上昇したことが主因であると決算説明で示されています。
  • AIエージェントは、外部データベースの検索、アプリケーションの実行、処理ログや生成物の保存を伴うため、大容量の長期記憶を必要とします。
  • NAND型SSDは、HBMに収まらない参照データや派生データを保存し、GPUだけでなくCPUからも利用できる長期記憶として使われます。
  • NANDの供給不足は、メーカーが過去のメモリーサイクルによる値崩れや赤字を警戒し、生産能力の急拡大に慎重であることから生じています。
  • キオクシアの強みはNAND専業であるため、DRAM不足を理由に生産用ウェハーをDRAMへ振り向ける影響を受けにくい点にあります。
  • キオクシアの国内工場は、韓国、中国、シンガポールにも生産拠点を持つ競合各社と調達先を分散したい顧客に選ばれやすい要因になります。
  • 長期供給契約は、AI事業者に希少なメモリーの確保を可能にし、メーカーにはスポット取引より安定した事業運営をもたらします。
  • AI半導体市場の拡大を妨げる要因は、地政学的リスクに加え、データセンターを建設しても稼働できないほど深刻な電力供給不足です。
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Questions & Answers

Q: キオクシアの利益が急増した理由は?

主因は、NAND型フラッシュメモリーの販売単価が2倍以上に上昇したことです。決算説明によれば、販売物量は増えておらず、むしろ少し減りましたが、AIエージェント向けデータセンターの需要と限られた供給によって値上げ後も製品が売れ、業績が大きく押し上げられました。

Q: AIエージェントがNANDを大量に必要とするのはなぜですか?

AIエージェントは、推論結果を使って外部データベースを検索し、別のアプリケーションを動かし、その処理ログや生成物も保存するためです。こうした参照データと派生データはHBMだけでは収まらず、大容量で高速な長期記憶としてNAND型SSDが必要になります。

Q: HBMとNAND型SSDの役割の違いとは何ですか?

HBMはGPUの近くで使われる高速な短期記憶であり、モデルや推論途中のキャッシュなどを保持します。NAND型SSDは、HBMの容量を超える過去の情報、外部データ、ログ、生成物などを保存する長期記憶です。サーバーでは両方が異なる役割を担い、相互に補完します。

Q: NANDの価格が上昇しているのはなぜですか?

需要に対して供給量が不足しているためです。メーカーは、増産後に市況が悪化すると安値販売や赤字に陥るメモリーサイクルを経験してきたため、生産能力の急拡大に慎重です。AIデータセンター向け需要が増えても物量がすぐには増えず、価格が上昇する構造になっています。

Q: キオクシアがNAND市場で選ばれる理由は何ですか?

NAND専業であることと、日本に工場を持つことが主な理由です。DRAMも生産する競合と異なり、DRAM不足を理由に生産資源を振り向けるリスクが比較的小さくなります。また、四日市と北上での生産は、調達地域を分散したい顧客にとって選択肢になります。

Q: 長期供給契約はキオクシアにどのような利点がありますか?

長期供給契約は、スポット取引に伴う価格と需要の激しい変動を抑え、販売量や価格の見通しを立てやすくします。AI事業者側も、サービス拡大に必要な希少なNANDを中長期で確保できます。このため、メーカーと顧客の双方が供給不足のリスクを軽減できます。

Q: AI向けメモリー需要は今後どのくらい続きますか?

話者は、需要が止まらなければ向こう3~4年は少なくとも拡大すると見ています。ただし、AI市場は数カ月で状況が変わるほど変化が速く、正確な継続期間は予測できないとも述べています。エージェントAIがより重要な業務へ浸透すれば、参照データやログの保存需要はさらに増えます。

Q: キオクシアの成長を妨げるリスクは何ですか?

主なリスクは、地政学的要因とデータセンター向け電力の不足です。特に電力は、発電所や送電線の整備、地域住民の理解に長い時間を要します。データセンターを建設しても稼働まで5年や7年かかる事例があるとされ、需要の拡大が電力供給によって制限される可能性があります。

Q: AIエージェントの普及でCPU需要が増えるのはなぜですか?

AIエージェントでは、GPUが推論した結果を受けて、外部アプリケーションの起動や実際の処理をCPUが担当するためです。推論だけで完結する用途と異なり、エージェントは複数の処理やデータアクセスを伴います。そのため、需要の中心がGPUだけでなくCPUにも広がると説明されています。

Q: NVIDIA一強から半導体市場はどう変化しますか?

話者は、電力効率を高める専用チップやCPUの重要性が増し、半導体市場が群雄割拠の状態になっていると見ています。ビッグテックは独自チップを開発しており、ArmもエージェントAI向けCPUチップを発表しました。GPUに加え、メモリー、NAND、CPUへ投資対象が広がっています。

Summary & Key Takeaways

  • AIエージェントは、推論だけでなく外部データベースの検索、アプリケーションの実行、処理ログや生成物の保存まで行います。HBMだけでは、こうした大量の参照データや派生データを保持できません。そのため、CPUからもアクセスでき、大容量かつ高速な長期記憶として、データセンター向けNAND型フラッシュメモリーを使うSSDの需要が拡大しています。

  • キオクシアの業績拡大は、販売量の増加よりも販売単価の上昇によって支えられています。決算説明では、販売物量が増えず、むしろ少し減った一方、販売単価は2倍以上になったとされました。NANDメーカーが過去の価格下落を警戒して生産能力を急増させにくい中、需要が供給を上回り、値上げしても売れる状況が生じています。

  • 長期供給契約は、AI事業者に必要なメモリーを中長期で確保させ、メーカー側には販売量や価格の予見性を与えます。エージェントAIの利用拡大に伴う需要には成長余地がある一方、先行きを正確に予測することは困難です。さらに地政学的要因や、データセンターの稼働を遅らせる電力不足が、キオクシアを含む半導体需要の制約になり得ます。


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