髙比良くるまの仕事観とは?異分野をつなぐ理由

TL;DR
仕事は使命として重く背負うのではなく、自分なりの読み方や意味を与えることで疲れにくくできる。髙比良くるまは、お笑いとビジネスなど異なる領域を近づけ、新しい笑いの材料と交流の窓口を生むことまで芸人の仕事だと捉えている。
Transcript
なんでそのお笑いで行きようと思ったんですか? え、思ったことはないす。 ないんですね。 小学校から将来の夢なしみたいな感じで 全部から逃げてただけなんです。本当にちょっとずつクロスディグとか見るたびに思います。皆さんいろんなルーツがあって語るべき言葉があってでも俺はなんか何もないなと思っててお笑いサークル入るよって言われたら入って吉本入るんだろうって言われてお入るよみたいな結局逃げなんですよ。なんか自分で決めたら ほ まずいから自分で言ってって言えなかったんですよ。でも本当にやりたいわけじゃなかったんですよ。 本当にやりたいのを人に言われてやったってごまかしてるって話じゃなくて、そもそも自分から何かを選び取るって行動が恥ずかしいと思ってしまっていたんです。 めっちゃお笑いが好きってわけじゃな... Read More
Key Insights
- 髙比良くるまの仕事選びは、単にやりたいかではなく、現在の立場だからこそ取り組むべき意味があるかを判断基準としている。
- 髙比良くるまの分析は、計画を立ててから動く方法ではなく、先に行動し、起きたことの背景や筋道を後から考える方法である。
- お笑いとビジネスの接点は、互いに相手の領域への関心を生み、新しい企画や笑いの素材が行き来する窓口になり得る。
- 芸人として培われる重要な能力は、話術だけでなく、人物や職業、空間の細部に疑問を持ち、その違和感を面白がる力である。
- 第一印象による人物評価は、対面した数秒だけでなく、事前に蓄えたイメージを短時間で確認する過程によって形成される。
- 芸術とビジネスの文化差は、努力や野望を見せるか、成長や拡大を明確に語るかという姿勢に表れ、双方が観察対象になる。
- 異分野へ進出する目的は、お笑いを離れることではなく、使い尽くされつつある題材に新しい資源を供給し、笑いの幅を広げることである。
- お笑いの役割は、大きな笑いを取ることだけではなく、緊張した場の空気を少し和らげ、人同士の距離を近づけることも含む。
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Questions & Answers
Q: 髙比良くるまが仕事を選ぶ方法は?
髙比良くるまは、既に経験があり、楽しいと分かっている仕事だけを選ぶのではなく、今の自分が取り組むべきかを基準にしている。フリーという状態になったからこそ、大きな事務所に所属していた頃とは異なる仕事を行い、お笑い芸人が未開拓の場所へ進む意味を探している。
Q: 髙比良くるまはなぜ異分野の仕事に取り組むのか?
お笑い芸人がビジネス番組などに参加すれば、お笑いを見る人がビジネスに関心を持ち、ビジネスに関わる人がお笑いに興味を持つ可能性があるからである。自分を、お笑い界から新しい場所へ出向き、両者をつなぐ窓口を作る出張所のような存在として捉えている。
Q: お笑い界とビジネス界の違いとは何ですか?
髙比良くるまの捉え方では、芸人や芸術系の世界には、野望や努力をあえて語らず、発展だけが価値ではないと考える文化がある。一方、ビジネスの世界では、成長や規模の拡大、会社の将来像などを明確に語る人がいる。その対照を尊敬しつつ、面白いものとして観察している。
Q: 髙比良くるまの分析や考察の方法は?
最初から戦略や筋道を組み立てて行動するのではなく、まず行動し、その後に何が起き、なぜそうなったのかを考える方法である。人物に先入観を当てはめるより、実際の振る舞いや職業上の葛藤を見聞きしながら、その背景を考えることを分析や考察と呼んでいる。
Q: 芸人になると身につく「人を面白がる力」とは?
人、職業、物、空間を注意深く観察し、なぜその状態になったのかと疑問を持ちながら楽しむ力である。髙比良くるまは、アナウンサーの表方と裏方の間の葛藤や、スタジオの照明、カメラ、ストップウォッチの配置まで話題にできると述べ、この力を芸人になって得た重要な能力としている。
Q: なぜお笑いに異分野の資源が必要なのか?
髙比良くるまは、漫画、アニメ、映画などにある題材を借り、ずらして面白くする手法が多く使われた結果、元になる資源が減っていると感じている。お笑いだけを材料にお笑いを作る状態から広がるため、ビジネス、スポーツ、映画などと接点を持ち、新しい題材を供給する必要があると考えている。
Q: 異分野をつなぐことも芸人の仕事なのはなぜですか?
髙比良くるまは、笑いたい観客へ刺激的な漫才を届けることだけがお笑いではないと考えている。営業先の重い空気を先輩芸人が少し和らげた経験を例に挙げ、人同士や業界同士の距離を近づけることも笑いの働きだと捉え、ビジネスなどとの橋渡しまで芸人の仕事に含めている。
Q: 仕事を「しごと」と読まないとはどういう意味ですか?
仕事という言葉を、使命感に突き動かされて行う重いものとして受け取ると疲れてしまうため、自分の中で別の読み方や意味を与えるという発想である。髙比良くるまは、漫画で漢字にルビが振られる感覚になぞらえ、仕事を固定的な意味で読まないことが、自分が元気に活動できる理由だと語っている。
Summary & Key Takeaways
-
髙比良くるまは、自分を戦略家やビジネスパーソンとは捉えておらず、まず行動し、その後で筋道を考えることを分析や考察と呼んでいる。仕事選びでも、既にできる楽しい仕事だけでなく、現在の立場だからこそ取り組む意味があるかを考え、お笑い界の未開拓領域を埋めようとしている。
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ビジネス界とお笑い界には、成長や野望を積極的に語る文化と、努力や野望を表に出さない文化の違いがある。髙比良は、その隔たりを否定するのではなく、双方の価値観を尊敬しながら面白がる。芸人が異分野へ出向くことで、互いの人々が関心を持つ窓口を作れると考えている。
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髙比良は、漫画や映画など既存文化から借りてきた題材だけでは、お笑いの資源が不足すると感じている。そこでビジネス、スポーツ、映画などとの距離を縮め、新しい素材や関係を生み出そうとしている。大爆笑だけでなく、重い空気を少し和らげることもお笑いであり、異分野をつなぐ活動まで芸人の仕事に含めている。
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