途上国の素材で世界を繋ぐマザーハウスの20年と今後

111.7K views
•
March 22, 2026
by
TBS CROSS DIG with Bloomberg
YouTube video player
途上国の素材で世界を繋ぐマザーハウスの20年と今後

TL;DR

山口絵理子は途上国の素材と現地工場を軸に20年間ブランドを築いた。自社工場を持ち品質と倫理を両立させる姿勢を貫きつつ、アメリカ進出や新素材の開発を通じて「モノの力」で世界を結ぶ。今後は働くと生きるの境目をなくす夢の工場を実現する計画を示した。

Transcript

私がなんでデザイナーをやってるかというと、物が良くなければ経営はできない。いいものを作るために経営があって、経営のためにも使っては 絶対にダめ。 20 年間振り返ってどうですか? よくビジネスの世界って再現性っていうでしょう。それゼロだなと思って。 はい。再現性0。 素敵なチームに出会えたことっていうのも奇跡だし、お客さんに恵まれたなっていうのも奇跡だし、奇跡でしかないから再現はできないと思いますね。 [音楽] 今後どうしますか?マザーハウス。 選択肢がなかったところに新しい作り方あるよ。新しい働き方あるよっていうのを [音楽] 1 つの国でも提案できたら世界に楽しみながら頑張れそうだなって。フューチャーカード始まります。え、今日インタビューするのは、え、マザーハウスを創業した山口子さんです... Read More

Key Insights

  • 不良率9割を克服した経緯は、品質と責任感の共有が現場の動機づけになる、という点である。
  • 自社工場の存在は外部発注のリスクを低減し、長期的なクオリティと信頼性を担保する、という点である。
  • 素材の声を聞くデザインは、機能と美と耐久性を同時に満たす設計手法である。
  • デザイナーと経営者を同一人物として活用することで、現場の声と戦略的意思決定を橋渡しできる、という点である。
  • バイヤー志向の合理性と対立する形で、現場の創造性を尊重する組織文化が品質向上を促す、という点である。
  • ストーリーよりもプロダクトの実用性が現代市場で評価されるケースが増えている、という点である。
  • 途上国の資源を活かすには現地と世界を結ぶ透明性が不可欠であり、顧客の顔が動機づけになる、という点である。
  • 教育的研修と現場訪問を組み合わせることで組織全体の品質意識が統一される、という点である。

Explore YouTube Video Summarizer or Get YouTube Transcript Extractor

Questions & Answers

Q: 途上国の素材を活かす具体的な方法は?

途上国の素材を活かす具体的な方法は、素材の声を聴くデザインプロセスを通じて現地の職人と対話し、彼らの技術と発想を製品に反映させることです。素材の特性を生かすため紙やサンプルの段階から試作を重ね、現地と共有する工程を欠かさないことが重要です。

Q: 不良率9割をどう改善したのか?

不良率9割を改善するには、現場の責任感と品質教育を徹底し、工場設計と生産フローを再構築しました。大量生産の前提を見直し、検品とフィードバックを組み込むことで、品質の連鎖を作り出し、職人の改善意欲を引き出しました。

Q: 自社工場のメリットは何か?

自社工場のメリットは品質と納期の管理がしやすくなる点にあります。バイヤー任せのリスクを減らし、素材選定から工程まで一貫して統制できるため、長期的な信頼性と改善の機会が増えます。

Q: アメリカ進出で難しかった点は?

アメリカ進出で難しかった点は現地市場の多様性とブランド適応です。日本のブランディング要素を現地向けにローカライズする過程で、広告表現やデザインの解釈を現地チームと対話しながら調整しました。

Q: ストーリーとプロダクトの関係は?

ストーリーとプロダクトの関係は、ストーリーだけに頼らずプロダクトの実用性が生活に根づくことが重要だという認識です。現場の素材力と使い勝手が人々の生活に直接影響を与える時、ストーリーは補助的役割にとどまります。

Q: 現地のスタッフと顧客の関係性はどう作る?

現地スタッフと顧客の関係性を作るには、工場見学を組み込み、顧客の顔が見える状况を共有することが有効です。現地と顧客の声を結びつけるイベントを設けると、品質意識とモチベーションが高まります。

Q: 途上国のモノづくりの将来像は?

途上国のモノづくりの将来像は、資源と技術のハイブリッドを活用しつづけることです。現地の素材と先進の加工技術を組み合わせ、生活者のニーズに応える製品を生み出す持続可能な仕組みを目指します。

Q: 工場を通じた世界の結びつきとは?

工場を通じた世界の結びつきは、現地の職人と先進市場の消費者を直接結ぶ関係性の構築です。透明性の高い情報共有と品質保証を通じて、購買者が製品の出自を理解し信頼を深めることが可能になります。

Summary & Key Takeaways

  • マザーハウスは途上国の素材と自社工場を軸に成長してきた。山口絵理子は不良率9割からの改善と現地の職人の自立を促す仕組みづくりを強調する。20年間の経験から、デザインと経営を一体化する難しさと意義を語る。

  • アメリカ進出の苦労と現地適応を語る。現地チームの視点を尊重しつつ、ミニマルな製品とストーリーの両立を模索する。プロダクトの力がストーリーを超えて拡大する事例も紹介される。

  • 途上国のモノづくりと価格競争のジレンマを展望する。未完成でダイナミックな現場の魅力を保ちつつ、国際市場での公正な評価と持続可能性を追求する姿勢を示す。


Read in Other Languages (beta)

Share This Summary 📚

Explore More Summaries from TBS CROSS DIG with Bloomberg 📚