コンビニ離れでも売上が伸びるのはなぜか

TL;DR
コンビニの売上が伸びる主因は、来店客数の減少を値上げによる客単価の上昇が補っているためである。ただし、若年層の離脱や24時間営業の縮小が続けば、身近なインフラとしての競争力を損なう恐れがあり、価格を抑えた商品施策と客数維持が重要になる。
Transcript
値段はもう上げやな。しゃあな。今物価工程でだ。所得が追いついてないってのが 1 番の問題なんですよ。こんにちは。ダッツ勢リスの菅原です。 菅原さん コンビニバレが加速してるのに売上は伸びてるっていう記事を見たんですよ。 これなんでそうなるんですか? はい。まあ値上げとか色々あるね。 値上げですね。 値上げ高いもん。今コンビニ 確かにおにぎり高くなりました。 高いよね。びっくりするよね。 もう行けへんもん。コンビニ 行けないすか? 行けない。 僕もです。 いや、よく言っとるやん、タバコ買いに。 あ、も、タバコはもうあんま変わんないすから。定期的なるだけなんで。あ、そう。 [笑い] そしたらなぜ売上が伸びてるのかっていうところと、ま、コンビニ業界今後どうなっていくのかそこについて今日は解説をお願... Read More
Key Insights
- コンビニの売上増加は、来店客数の増加ではなく、商品の値上げによって客単価が上昇し、客数減少を補っている構造である。
- おにぎりの平均価格は2015年の109円から今年の173円へ上昇し、11年間で約1.6倍となったことが価格負担の象徴である。
- 来店客数は13カ月連続で減少した一方、客単価は755円で前年同月比2.3%増となり、19カ月連続で上昇したと説明されている。
- 値上げの背景は、米などの原材料価格に加え、戦争の影響を含む物流コストや最低賃金上昇に伴う人件費の増加である。
- 24時間営業の縮小は、深夜スタッフを確保しにくいうえ、話者によれば深夜営業を実施しても7割の店舗が赤字になることが要因である。
- 29歳以下の利用客比率は2004年の42%から2023年の22%へ低下し、50歳以上は22%から37%へ上昇したとされる。
- ローソンの客数増加は、価格を据え置いて内容量を増やす企画や、店舗で調理する弁当などの商品開発が支持された結果だと話者は分析する。
- コンビニは生活インフラであるため、客単価だけを高めて客数を失う戦略は、将来の利用基盤と手頃さを損なう危険があると話者は指摘する。
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Questions & Answers
Q: コンビニ離れが進んでも売上が伸びるのはなぜですか?
商品の値上げによる客単価の上昇が、来店客数の減少を補っているためです。売上は客数と客単価の掛け算で決まり、来店客数が13カ月連続で減少しても、客単価が755円まで上がり、前年同月比2.3%増を19カ月連続で記録したことで、店舗売上は17カ月連続のプラスになったと説明されています。
Q: コンビニの商品価格が上昇している理由は何ですか?
米などの原材料費、物流費、人件費が同時に上昇しているためです。特におにぎりは米価上昇の影響を受け、平均価格が2015年の109円から今年の173円になりました。物流コストには戦争の影響もあり、最低賃金の上昇は店舗だけでなく、食品を製造する現場の人件費にも波及していると説明されています。
Q: コンビニのおにぎりはどれくらい値上がりしましたか?
平均価格は2015年の109円から今年の173円へ上昇し、11年間で約1.6倍になったとされています。2020年から2021年ごろは119円、2024年は151円、2025年は172円で、特に直近数年の上昇が大きい状況です。かつての高価格帯に近い金額が、現在では平均的な価格になっています。
Q: コンビニの24時間営業が減っているのはなぜですか?
深夜に働く人を確保しにくく、人件費を負担して営業しても採算が合わない店舗があるためです。話者によると、深夜営業を実施しても7割の店舗が赤字になるとされ、地方では午後9時に閉店する例もあります。本部と加盟店の間でも24時間営業を巡る対立があり、営業時間を見直す流れが進んでいます。
Q: コンビニの利用者はどのように変化していますか?
若年層の比率が低下し、50歳以上の利用者が増えています。29歳以下は2004年に利用客全体の42%を占めていましたが、2023年には22%へ低下しました。一方、50歳以上は同じ期間に22%から37%へ上昇しています。話者は、価格上昇に対して所得や小遣いの少ない若者ほど負担を感じやすいことを主因とみています。
Q: ローソンの客数が伸びた理由は何ですか?
価格を据え置いた増量企画や、店舗で調理する弁当などの商品開発が来店動機になったためだと話者は分析しています。紹介された7月の客数は、セブンイレブンとファミリーマートがともに前年同月比97.8%だったのに対し、ローソンは101.2%でした。ただし、動画内で示された施策と客数の関係は話者の評価です。
Q: コンビニを使わなくなった人はどこで買い物をしていますか?
スーパー、ドラッグストア、小型スーパーへ移っていると説明されています。ドラッグストアは食品を扱いながら価格を抑え、スーパーは総菜の種類と品質を高めています。小型スーパーのまいばすけっとも好調とされ、売上は前年同期比12.9%増、店舗数は1374店で、2030年に2500店を目指していると紹介されています。
Q: コンビニの商品や店舗は昔と比べてどう変わりましたか?
書籍売り場が縮小する一方、生鮮食品、野菜、日用品、下着、靴下、医療品などの取扱商品が増え、ミニスーパーに近い店舗へ変化しています。また、セルフレジが増え、24時間営業は一部地域で縮小しました。従業員も学生中心ではなくなり、外国人に加えて、オーナー親族である50代、60代の店員が増えていると説明されています。
Q: コンビニの値上げ戦略にはどのような問題がありますか?
短期的には客単価と利益を高められますが、生活インフラとして必要な客数を失う恐れがあります。特に若者が価格を理由に離れ、所得に余裕のある高年齢層へ利用者が偏れば、身近で手頃な店舗という役割が弱まります。話者は、中小企業には客単価重視が有効でも、大手コンビニには客数維持も重要だと指摘しています。
Q: 中小企業はコンビニ業界の動きから何を学べますか?
客数だけを追うのではなく、可能であれば客単価を上げて利益を確保することが重要だと話者は述べています。少ない顧客から適正な利益を得る考え方は中小企業に適しています。一方、コンビニのようなインフラ事業では、値上げで客数を減らし続けると将来の利用基盤を損なうため、同じ戦略をそのまま適用できない点が重要です。
Summary & Key Takeaways
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コンビニでは、原材料費、物流費、人件費の上昇を背景に商品の値上げが進んでいる。おにぎりの平均価格は2015年の109円から今年は173円となり、11年間で約1.6倍になった。来店客数は13カ月連続で減少する一方、客単価は755円で前年同月比2.3%増となり、売上を押し上げている。
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業態そのものも変化している。書籍売り場が縮小する一方、生鮮食品、日用品、衣類、医療品などが増え、ミニスーパーに近づいた。深夜営業は人材確保の難しさと赤字を理由に減少し、店員には外国人やオーナー親族の50代、60代が増加した。利用客も若者から50歳以上へ移っている。
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大手3社では、増量企画や店内調理商品に力を入れるローソンが客数を伸ばした一方、セブンイレブンとファミリーマートは客数を落としたと説明されている。話者は、中小企業なら客単価向上が有効だが、生活インフラであるコンビニが客数を減らし続けるのは危険であり、手頃さの維持が必要だと評価している。
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