SpaceX上場後の株価と投信への影響は?

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June 17, 2026
by
TBS CROSS DIG with Bloomberg
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SpaceX上場後の株価と投信への影響は?

TL;DR

SpaceXの株価は、指数採用を見越した買いと宇宙データセンターへの期待に支えられる一方、現在の業績では説明しにくい水準にある。投資家は、投信への組み入れ、スターシップ開発、AI部門の赤字、株主売り出しによる急落リスクを併せて確認する必要がある。

Transcript

ワンオンワンテック始まります。今日の テーマはスペースX上場米国株のメガ IPO地台です。ま、イノマスク引き入る SpaceXがアメリカのNASダック 市場に上場しました。え、初日から爆頭を 続けています。で、今や宇宙だけじゃなく てAI企業でもあるSpaceXなんです が、ま、今回市場最大のIPOとなりまし た。で、ま、オープンAIとか アンロピックとかこの辺りのAIの巨人 たちもですね、上場申請に動いてまして、 ま、アメリカ株はまさにメガIPO時代と 言えるところにももう到達突入する勢い です。はい。というわけで今日3つの トピックで見ていきます。SpaceXへ の成長期待と不安。そしてSPSEXが 目指す宇宙の彼とマネの思惑。 最後にオープンAI とアンスロピック上場で英国株はどう変わ... Read More

Key Insights

  • SpaceXの時価総額は上場後3営業日で2.6兆ドルに達し、Amazonを上回る世界5位になったと番組内で説明されているが、株価は現在の業績だけでは説明しにくい水準である。
  • SpaceX株の上昇は、将来の売上高と利益、宇宙データセンター構想、イーロン・マスク氏の実行力への期待を先に織り込む「イーロン・プレミアム」に支えられている。
  • 指数採用による需要は、NASDAQ100やMSCIなどに連動するインデックスファンドがSpaceX株を機械的に買うことで発生し、先回りする投機的な買いも株価を押し上げ得る。
  • 巨大IPOの資金吸収は、投資家が購入資金を作るために保有する半導体株やハイテク株を利益確定売りする動きを誘い、米国株市場全体の需給にも影響を与え得る。
  • スターリンクはSpaceXで唯一の黒字部門であり、加入者拡大によって全社の成長投資を支える一方、所得別価格戦略に伴う加入者当たり収益の低下と競争激化がリスクである。
  • 再利用可能なファルコン9は宇宙到達コストを歴史的平均から85~92%削減したとされ、ロケットの低コスト化は衛星通信と宇宙データセンターを成立させる基盤である。
  • AI部門は大幅な赤字を生むコストセンターであり、収益化への道筋が明確でないため、他社との競争と継続的な資本投入を両立できるかが企業価値を左右する。
  • 現在の時価総額を従来のPSR水準で正当化する想定では、売上高187億ドルから約1.1兆ドルへ約60倍に拡大する必要があり、年平均50%成長を10年間続ける計算になる。

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Questions & Answers

Q: SpaceX上場後の株価が急騰した理由は何ですか?

株価急騰の主因として、将来の売上高と利益への期待、宇宙データセンター構想、イーロン・マスク氏への信頼、主要指数への採用を先回りする買いが挙げられている。市場の潤沢な待機資金も支えになったと分析される一方、話者は現在のバリュエーションを論理だけで説明するのは難しいと指摘している。

Q: SpaceXの時価総額は現在の売上高で正当化できますか?

現在の売上高だけで時価総額を正当化するのは難しいというのが番組内の見方である。紹介された計算では、2025年の売上高187億ドルを約1.1兆ドルまで増やす必要があり、これは約60倍に相当する。実現には年平均50%の成長を10年間続ける必要があり、極めて強い成長期待が株価に織り込まれている。

Q: SpaceXがインデックスファンドに組み入れられると何が起きますか?

指数連動ファンドによる機械的な買い需要が発生する。番組ではNASDAQ100への最短15営業日での採用可能性や、運用会社が時価総額に基づいて自動的に組み入れる例が紹介された。MSCIの世界株指数に入れば、オルカンなどを通じて個人投資家も間接的にSpaceX株を保有する可能性がある。

Q: SpaceXの巨大IPOはほかの米国株にどう影響しますか?

巨大IPOは市場から多額の資金を吸収し、ほかの銘柄への売り圧力を生む可能性がある。投資家がSpaceX株の購入資金を捻出するため、上昇してきた半導体株やハイテク株を利益確定売りすることが想定される。また、OpenAIやAnthropicの上場を前に、市場の資金吸収力とAI投資へのリスク許容度を測る試金石にもなる。

Q: SpaceXの3つの主要事業とは何ですか?

主要事業は宇宙、通信、AIの3分野である。宇宙事業では再利用可能なファルコン9と開発中のスターシップ、通信事業では黒字部門のスターリンク、AI事業では計算資源や将来の宇宙データセンターが中心となる。現時点ではスターリンクが収益を支え、宇宙とAIへの大規模投資を下支えしている。

Q: スターリンク事業の強みとリスクは何ですか?

強みはSpaceXで唯一の黒字部門として成長投資の原資を生み、地上基地局に依存しない衛星通信を世界へ提供できる点である。一方、所得水準に合わせた価格設定によって加入者数を増やすほど、加入者当たり収益が低下する可能性がある。Amazonなどの参入で価格競争が強まれば、全社を支える収益力が損なわれるリスクもある。

Q: スターシップ開発がSpaceXの成長に重要なのはなぜですか?

スターシップは打ち上げコストをさらに下げ、衛星群や宇宙データセンターを大量に軌道へ運ぶための中核だからである。SpaceXは宇宙到達コストを99%削減する目標を掲げているが、スターシップはまだ開発段階にある。開発の遅延や失敗は、衛星通信、AIインフラ、宇宙データセンターを結ぶ成長戦略全体の重大なリスクになる。

Q: SpaceXのAI事業にはどのような期待と課題がありますか?

期待は、計算資源の提供、カーソル買収による企業顧客への接点、2028年から予定される宇宙データセンター構想を組み合わせ、ハードウェアからソフトウェアまで展開することにある。課題はAI部門が大幅な赤字を生み、収益化の道筋がまだ明確でない点であり、競争を続けながら巨額の資本投入を維持できるかが問われる。

Summary & Key Takeaways

  • SpaceXは2026年6月12日の上場後、3営業日で時価総額2.6兆ドルに達し、Amazonを上回って世界5位になったと説明されている。株価を支えるのは現在の利益だけではなく、主要指数への早期採用を見越した先回り買い、豊富な待機資金、イーロン・マスク氏の構想に対する期待である。反面、自由に売買できる株式が少ない状態では値動きが増幅されやすく、投資家には高い変動性への警戒が必要となる。

  • 事業は宇宙、通信、AIの3本柱である。ファルコン9の再利用は宇宙到達コストを歴史的平均から85~92%削減したとされ、スターリンクは唯一の黒字部門として全社を支える。AI部門は大幅な赤字を抱えるが、2028年からの宇宙データセンター構想や計算資源の提供が成長シナリオとなる。実現にはスターシップの開発成功と、打ち上げコストの一段の低下が欠かせない。

  • 指数への採用は個人投資家にも波及する。NASDAQ100やMSCIの世界株指数に組み入れられれば、連動するインデックスファンドが機械的に株式を購入し、オルカンやNISAを通じて間接保有する可能性が生じる。一方、購入資金を捻出するため半導体株やハイテク株が売られる可能性もある。さらにOpenAIやAnthropicの上場が続けば、巨大IPOによる資金吸収力と市場のリスク許容度が試される。


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