小説家・恩田陸が語る速読と創作を続ける理由

TL;DR
速く読むには、先を知りたい気持ちを持って全体をざっと追い、日々の暮らしに読書時間を組み込むことが有効だ。恩田陸は平均して一日一冊を読み、題名・著者・感想や犯人まで記録しながら、漫画やノンフィクションも分け隔てなく創作の糧にしている。
Transcript
ページターナーズスペシャル始まります。文芸評論家の三宅かほさんです。 よろしくお願いします。[拍手] はい、今日はちょっとスペシャル版ということでみ宅さんが先日作家のオンダリックさんにインタビュー 2時間したとちょっと聞きました。 はい。 なんか盛り上がって本当に私モダリクさんもう本当に尊敬してて大好きなのでもう喋ることができるなんて本当に TBS 様にも一生もう頭は上がらないという気持ちでいます。 いやあります。 まさかそんな日がやってくるなんて中学生ぐらいの自分に言いたいです。本当に。 はい。ザタイムのおかげですね。 いや、本当にありがたいです。 なのでもう田さんのなんであんなに大量に読んで大量に書いているのかっていうのがもう 聞き尽くしましたので はい。 大量に田先生が書いて読んでいる... Read More
Key Insights
- 恩田陸の読書量は、平均すると一日一冊ほどであり、締め切りに余裕がある日は夕食後から就寝前までの約二時間を読書時間として確保している。
- 速読の秘訣は、先を知りたいという気持ちを持ちながら全体をざっと追うことであり、三宅香帆も論文を短時間で読む訓練を通じて同様の技術を身につけた。
- 恩田陸の本選びは、書店の棚の並び方、装丁、タイトル、新聞広告、信頼できる紹介者を手掛かりにし、直感的に気になった本を購入する方法である。
- 恩田陸の読書範囲は、小説だけでなく漫画、新書、SF、ミステリー、古典、ビジネス系ノンフィクションまで及び、ジャンルを意識して限定していない。
- 恩田陸の読書メモは、題名、著者、感想に加えてミステリーの犯人まで記録する仕組みであり、数年後に内容を忘れてしまうことへの実用的な対策である。
- 恩田陸の文章の目標は、長い作品でも読者に一気読みしてもらえる読みやすさを実現することであり、自身をエンターテインメント作家と位置づけている。
- 恩田陸のデビュー作『六番目の小夜子』は、会社員として働きながら原稿用紙に書かれ、応募締め切りに間に合わせるため上下に分けて送られた作品である。
- 恩田陸にとって小説の力は、普段は表に出しにくい本音や毒を登場人物が代わりに語り、読者に同じことを考える人がいると感じさせる点にある。
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Questions & Answers
Q: 恩田陸のように本を速く読む方法は?
先の展開を知りたいという気持ちを持ち、細部で止まりすぎず全体をざっと追うことが一つの方法である。三宅香帆は、大学院で時間がない中、多くの論文を素早く読む訓練を重ねた結果、視線を文章上で素早く動かす技術が身につき、読書速度も上がったと語っている。
Q: 忙しい生活の中で読書時間を作る方法は?
読書を特別な予定にせず、毎日の決まった時間や移動時間に組み込むと続けやすい。恩田陸は締め切りに余裕がある日、昼間に仕事をして夕食を済ませた後、就寝前に一冊読む。新幹線も一冊を読み切りやすい環境として挙げられ、仕事の合間に読むこともある。
Q: 恩田陸は年間どのくらい本を読むのですか?
恩田陸は、読書量を平均すると一日一冊ほどだと答えている。ただし、執筆が夜中まで続いてそのまま寝る日や、外で酒を飲んだ日は読めないこともある。締め切りに余裕がある時期には、夕食後から午前二時前の就寝までを主な読書時間としている。
Q: 恩田陸は本をどのように選んでいますか?
恩田陸は基本的に書店で本を買い、棚を広く見ながら気になる本を探している。選択の手掛かりは、装丁を担当した人物、タイトル、書店ごとの棚の並べ方、新聞広告などである。また、紹介する本の傾向を信頼できる人物を見つけ、その人の推薦を継続的に確認する方法も挙げている。
Q: 読書メモには何を書けばよいですか?
恩田陸は、本を読み終えた後に題名、著者、感想を書き残している。本格ミステリーでは、数年後に内容や犯人を忘れることがあるため、犯人が誰かまで記録する。感想は公開を前提とせず、面白くなかった本には厳しい言葉も書くなど、率直な記録にしている。
Q: 読書を楽しく続けるにはどうすればよいですか?
小説だけを特別視せず、漫画やノンフィクションも同じ読書として自由に楽しむことが助けになる。恩田陸と三宅香帆は、漫画を読むように小説を読み、小説を読むように漫画を読んでもよいと語る。短編、笑える作品、旅行気分を味わえる作品など、自分が入りやすい本から始める方法も示されている。
Q: 恩田陸の文章はなぜ読みやすいのですか?
恩田陸は自分をエンターテインメント作家と考え、読者に一気読みしてもらえる作品を書くことを目標にしている。長い作品でもページを次々にめくりたくなるような読みやすさを意識して執筆しており、三宅香帆も『蜜蜂と遠雷』などを例に、長さを感じず読める文章だと評価している。
Q: 恩田陸はどのように小説家としてデビューしたのですか?
恩田陸は会社員として働いていた時期、本をほとんど読めない生活をつらく感じていた。退職する際にデビュー作『六番目の小夜子』を応募し、原稿用紙に一気に書いた。締め切りが迫っていたため、原稿を上下に分け、上の部分を期限内に送り、残りを数日遅れて送ったと語っている。
Summary & Key Takeaways
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恩田陸は平均すると一日一冊ほど読み、締め切りが迫っていない日は、昼間に執筆して夕食を済ませた後、就寝前の約二時間を読書に充てる。紙の本を好み、書店の棚の並べ方や装丁、タイトル、新聞広告、信頼する紹介者などを手掛かりに本を選ぶ。新幹線や仕事の合間も読書に適した時間として活用し、読書を特別な行為ではなく日常の一部としている。
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速読の背景には、先を知りたいという気持ちを持って文章全体をざっと追う読み方がある。三宅香帆も恩田のエッセーに影響を受け、大学院で論文を限られた時間内に読む訓練を重ねるうちに、視線を素早く動かして読む技術を身につけた。二人は紙の本を好み、電子書籍ではゲラを読んでいるようで仕事の感覚になりやすいとも語っている。
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恩田は小説、漫画、SF、ミステリー、古典、新書、ビジネス系ノンフィクションを横断して読み、作品同士が影響し合う関係を大切にしている。読後には題名、著者、感想を記録し、ミステリーでは犯人まで書き残す。忘れることを前提にした率直なメモは、記憶を補う実用的な仕組みである。創作では一気に読ませる読みやすさを目標とし、過去に読んだ作品へのオマージュも新たな読書への入口にしている。
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