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PDFハイライトツールおすすめ2026:無料・オンライン・AI

無料のPDFハイライトツールは、おそらくもう手元にあります。それで足りる場面と、足りないときに選ぶべきものを紹介します。

23分で読めます
重要なポイント
    • 無料のPDFハイライトツールはすでに手元にあるかもしれない:Edge、Chrome、Firefox、そしてMacのPreview(プレビュー)は、何もインストールせずにPDFをハイライトできます。Adobeの無料版Acrobat Readerも、ダウンロードひとつで使えます。
  • いちばん重要なのはハイライトの保存先:標準搭載のビューアは、マークを1つのファイルの中に保存します。GlaspやZoteroのようなツールは、検索もエクスポートもできるライブラリに保存します。ハイライトを再利用できるのは、そのおかげです。
  • すべてのPDFが同じではない:スキャンされたページ、2段組レイアウト、ロックされたファイルでは、ほとんどのハイライトツールがうまく動きません。実際に扱う文書に合ったツールを選びましょう。
  • オンラインのハイライトツールは便利さと引き換えにプライバシーを手放す:無料のウェブツールの大半は、ファイルを他社のサーバーにアップロードし、できることにも上限を設けています。配布資料なら問題ありませんが、契約書には向きません。
  • AIが含まれているかを確認する:AdobeはAI Assistantをアドオンとして販売し、UPDFはAIを独立したサブスクリプションとして販売しています。一方、Foxitには毎月のAIクレジット枠が含まれています。
  • 機能よりワークフロー:毎日実際に使う地味なツールは、月に2回しか開かない高機能アプリに勝ります。

2026年のおすすめPDFハイライトツール(早わかり)

ほとんどの人にとって最適なPDFハイライトツールは、無料で、しかもすでにインストールされています。Microsoft Edge、Chrome、Firefox、そしてMacのPreviewは、いずれも無料でPDFをハイライトでき、保存またはダウンロードしたコピーにマークが残ります。ハイライトを文書をまたいで検索・エクスポートできる形で残したいなら、ライブラリ型のツールを使いましょう。GlaspのPDFハイライトツールは無料のブラウザ拡張機能で(ウェブ上にホストされたPDFへのハイライトは、Proに加入しない限り公開されます)、Zoteroは研究者向けに作られた無料のデスクトップアプリです。お金を払うのは、本格的な編集、状態の悪いスキャンのOCR、黒塗り、署名が必要なときだけで十分です。MacならPDF Expert、WindowsならFoxitかUPDF、スキャンや契約書ならAdobe Acrobat Proが候補になります。

開示:Glaspは当社の製品です。その制約についても、他社のツールと同じように率直に記載しています。

こんな用途なら...一番のおすすめ(2026年)選ばれる理由
インストール不要で今すぐ使える無料のハイライトツールEdge、Chrome、Firefox、または Preview(Mac)標準搭載で無料。ハイライト入りのコピーを保存またはダウンロードできる
検索できるライブラリ付きの無料ハイライトツールGlaspChrome、Safari、Edge、Firefox向けの無料拡張機能。ハイライトは検索もエクスポートもできる状態で残る
無料のオンラインPDFハイライトツールSejda または Adobe Acrobatオンライン版インストール不要。機密性のないファイルなら問題なし
研究者に最適な無料ツールZoteroハイライトを引用付きのノートに変える無料リーダー
Macに最適PDF Expert または Highlights巨大ファイルでも高速、クリーンなMarkdownエクスポート
Windowsに最適Foxit または UPDFAcrobat級の編集をより低価格で
iPhone・iPad・Androidに最適Preview(iOS 26以降)、Acrobat Reader、または UPDFPreviewとAcrobat Readerは無料でテキストをハイライトできる。UPDFならデバイスをまたいだ編集も可能
最高のAI PDFチャットGemini Notebook(旧NotebookLM、無料)または Adobe AI Assistant自分の文書に根拠を持つ引用付き回答
スキャンPDFに最適Adobe Acrobat Pro(まずはChromeを試す)主流製品で最強のOCR。Chromeは端末上で無料のOCRを実行する
予算重視の学生スタックGlasp + Gemini Notebook無料でハイライトし、シラバス全体に無料で質問できる

もし1つだけ覚えるなら、こうです。まず無料ツールから始め、1週間使ってみて、それでは越えられない壁にぶつかったときだけお金を払いましょう。


すでに手元にある無料のPDFハイライトツール

PDFハイライトツールのまとめ記事の多くは、PDFソフトを販売する企業が書いています。2026年10月時点でこのテーマの検索上位に入っている記事を5本読みましたが、Edge、Chrome、Firefoxに標準搭載されたハイライト機能を取り上げたものは1本もありませんでした(MacのPreviewを挙げている記事が1本あります)。何かをダウンロードする前に、以下の標準ビューアを確認してください。

無料ビューア動作環境ハイライトメモハイライトの保存先
Microsoft EdgeWindows、macOSテキストを選択して右クリックし、Highlight(ハイライト)を選ぶ選択したテキストへのコメントツールバーからコピーを保存
Google ChromeWindows、macOS、Linux、ChromeOSDraw(描画)の中にある蛍光ペンAdd text(テキストを追加)「With your changes」(変更を含める)を選んでダウンロード
FirefoxWindows、macOS、Linuxバージョン125.0.1(2024年4月)からテキストのハイライトに対応バージョン145(2025年11月)からコメントに対応ダウンロードすると注釈付きのコピーが保存される
Preview(Mac)macOSハイライト、下線、取り消し線メモPDF内に保存
Preview(iPhone、iPad)iOS 26およびiPadOS 26以降ハイライト、下線、取り消し線テキストボックスと図形文書と一緒に保存
Adobe Acrobat ReaderWindows、macOS、iOS、Androidハイライト、下線、取り消し線付箋PDF内に保存
GoogleドライブアプリAndroidフリーハンドの蛍光ペンのみなし元のファイルまたは新しいコピーに保存

Microsoft Edge は、標準搭載のハイライト機能としては最も充実しています。テキストを選択して右クリックし、Highlightを選んで色を決めるだけです。選択した箇所にコメントを付けたり、ペンで書き込んだり、文書を音声で読み上げさせたり、マーク入りのコピーをツールバーから保存したりできます。EdgeのPDFリーダーはAdobe製エンジンへの移行が進んでおり、Microsoftはこの切り替えを発表した際、リーダーの機能は「引き続き無料」で提供されると述べています。テキストの編集、ファイルの変換、結合にはAcrobatのサブスクリプションが必要です。

Google Chrome が追いついたのは2026年2月で、GoogleはブラウザだけでPDFのテキストをハイライトし、メモを追加できるようになったと発表しました。PDFを開いてDrawを選び、蛍光ペンを選択して太さと色を決め、マークしたい行をドラッグでなぞります。Add textを使えば、入力したメモをページ上の好きな場所に置けます。ダウンロード時には、変更を含むファイルと含まないファイルのどちらにするかをChromeが尋ねてきます。

Firefox は2022年からPDFの編集に対応しており、バージョン125.0.1(2024年4月)でテキストのハイライトが加わりました。テキストを選択してハイライトのオプションを選び、色と太さを決めます。コメント機能はバージョン145(2025年11月)で追加され、文書内のすべてのコメントを一覧できるサイドバーも備えています。

Preview(Mac)は、選択したテキストへのハイライト、下線、取り消し線、メモの追加に対応し、すべてを編集可能な注釈としてPDF内に保存します。iOS 26とiPadOS 26からは、PreviewがiPhoneとiPadのアプリにもなり、同じハイライト、下線、取り消し線のツールが使えます。

Adobe Acrobat Reader はAcrobatの無料版で、注釈ツールには料金がかかりません。ハイライト、下線、取り消し線、付箋、テキスト入力、フリーハンド描画が、デスクトップでもモバイルアプリでも使えます。お金を払う必要があるのは、テキストや画像を編集したいとき、ファイルを変換したいとき、スキャンを編集可能なテキストに変えたいときだけです。

Androidでは、Googleドライブアプリ でPDFを開き、スタイラスや指で書き込めます。ただし、その蛍光ペンはテキストを無視する太いフリーハンドのブラシなので、文字にぴったり沿うハイライトが欲しいならAcrobat Readerを使いましょう。

この表のツールはどれも、ハイライトを1つのファイルの中に保存します。記入して送り返すフォームや配布資料への書き込みには最適です。しかし、3か月前に読んだ文書から引用を探したいときには行き止まりになります。ライブラリも、文書をまたいだ検索も、エクスポートもないからです。


オンラインPDFハイライトツール(インストール不要)

借り物のパソコンを使っているときや、1つのファイルに1か所だけハイライトしたいときは、オンラインのハイライトツールで用が足ります。ウェブツールでPDFを開き、マークして、結果をダウンロードするだけです。ほとんどは一定の範囲まで無料で、ツールごとの違いが出るのはその上限です。

オンラインツールハイライト無料の上限ファイルの扱い
Sejdaハイライト、下線、取り消し線200ページまたは50 MBまで、1時間に3タスク2時間後に自動削除
iLovePDFハイライト、コメント、図形1タスクあたり100 MB2時間以内に削除
Adobe Acrobatオンライン版複数色のハイライト、付箋ダウンロードには無料のAdobeアカウントが必要サインインして保存しない限り削除
PDF24 Toolsフリーハンド描画、図形、テキストボックス制限なし、登録不要1時間後に削除

SmallpdfとXodoもこのリストに入りますが、無料枠はより厳しめです。Smallpdfのエディタではハイライト、テキスト、描画を追加でき、無料プランではダウンロードに制限があります。Xodoは誰でも1日1回の操作を無料で行え、それ以降はサブスクリプションへの加入を求められます(Xodo Webは年払いで月額$7.99)。PDFgearは別の道を選んでいます。Windows、Mac、iOS、Android向けの無料アプリで、登録は不要です。無料のオンラインハイライトツールについても、ファイルは端末上でローカルに処理すると説明しています。

ほとんどのオンラインツールは、文書を運営会社のサーバーにアップロードします。シラバスなら問題ありませんが、契約書、医療記録、NDAの対象となる文書にはおすすめできません。そうした文書には標準ビューアを使いましょう。ファイルが自分のマシンの外に出る必要がないからです。また、標準ビューアと同じく、オンラインツールが返してくれるのはマーク入りのファイル1つだけで、ライブラリも文書をまたいだ検索もありません。


ハイライトできないPDFがある理由(と対処法)

PDFという拡張子は、少なくとも3種類のまったく異なるものを含んでおり、ほとんどのツールはそのうち1種類しかうまく処理できません。ハイライトできるPDFとできないPDFがあるなら、理由はここにあります。

1つ目は、本物のテキストレイヤーを持つ、ボーンデジタル(最初からデジタルで作られた)のPDFです。Googleドキュメントをエクスポートしたり、ウェブページをPDFとして保存したりすると、このタイプになります。テキストは選択可能で、軽量なブラウザ拡張機能でも問題なく扱えます。

2つ目は、スキャンされたPDFです。誰かが文書をコピーしたり本を撮影したりして、各ページを画像として保存したものです。テキストレイヤーはなくピクセルだけなので、ハイライトツールがつかめるものがありません。解決策はOCR(光学文字認識)で、画像の上にテキストレイヤーを追加します。Chromeは現在、スキャンを開くと端末上でこれを自動的に行い、ページは選択してハイライトできるテキストになります。状態の悪いページについては、Acrobat Proが主流のOCRとして最も強力で、オープンソースのOCRmyPDFならコマンドラインから同じ処理を無料で行えます。法律、医療、行政の分野のPDFには、スキャンが前提のものや大きな画像領域を含むものが多く、まさにそこがブラウザ拡張機能のつまずく場所です。

3つ目は、壊れたテキストレイヤーを持つボーンデジタルのPDFです。2段組レイアウトの学術論文、密集した数式、表、脚注、図がここに該当します。テキストは選択できますが、読み順が正しくありません。Nature論文の段落を選択しようとすると、もう片方の段、図のキャプション、ページフッターから断片を拾ってしまうことがよくあります。ワンクリックで直す方法はありません。1段ずつ選択し、ハイライトが何を拾ったかを確認しましょう。

テキストとは無関係な4つ目のケースもあります。権限です。PDFの作成者は、注釈の追加を許可しないようにファイルを制限できます。Acrobatをはじめ、この制限を尊重するビューアは、そのファイルへのハイライトを拒否します。Acrobatでは、Document Properties(文書のプロパティ)にあるSecurity(セキュリティ)の設定で、注釈の追加が許可されているかどうかを確認できます。正攻法は、ファイルの送り主に制限のないコピーを頼むことです。


PDFハイライトツールで本当に重要なもの

この記事で取り上げるツールの違いは、9つの基準で整理できます。有料プランに踏み込む前のチェックリストとしてご活用ください。

ハイライトの保存先。PDFファイルの中か、それともアカウントの中か。ファイル型のハイライトは文書と一緒に持ち運べ、どのビューアでも開けます。ライブラリ型のハイライトは、これまでに読んだものすべてを横断して検索でき、エクスポートもできます。優れたツールは、その両方を提供します。

注釈の深さ。単色のハイライトだけでは足りません。最低4色のマルチカラー、下線、取り消し線、フリーハンド描画、付箋、テキストコメントが欲しいところです。プロ仕様のツールなら図形、スタンプ、吹き出しも備えています。

デバイス間同期。ノートパソコンで論文にハイライトし、タブレットで読み返し、職場の資料で引用します。この行き来の途中で注釈が失われるなら、そのツールは失格です。

AI機能。2026年において、基本的なAIとはPDFとのチャット、自動要約、セマンティック検索を意味します。プレミアムなAIは、引用を意識した回答、文書横断のクエリ、セカンドブレインへのエクスポートを指します。ここで価格には注意が必要です。AdobeとUPDFでは、AIがエディタとは別に課金されます。

エクスポート形式。Markdown、プレーンテキスト、CSV、JSON、そしてNotion・Obsidian・Roam・Readwiseへの直接エクスポートが最低ラインです。独自フォーマットによるロックインは危険信号です。

チーム共有。教室や研究グループでは、共有された注釈が重要になります。オープンウェブ向けではHypothesisが先駆者でした。K-12(幼稚園〜高校)ではKamiが主流です。企業チームにはACL(アクセス制御リスト)とコメント機能が必要です。

スキャン/OCR対応。アプリはその場でOCRを行うか。あなたの使う言語で精度が出るか。手書きは扱えるか。ほとんどの無料ツールはここで力尽き、有料ツールがサブスクリプション料金に見合う働きをする場面です。無料で使える例外が、Chromeの端末内OCRとオープンソースのOCRmyPDFです。

価格。無料、フリーミアム、サブスクリプション、買い切りライセンスのいずれかです。PDF Expert、Foxit、PDFelement、UPDFは今も買い切りライセンスを販売しているので、サブスクリプションに加入する前に確認しましょう。

プラットフォーム対応。ウェブのみ、macOSのみ、Windowsのみ、それともすべてに対応か。たいていは、機能を比べる前にここで候補から外れます。


Chromeなどのブラウザ向けPDFハイライト拡張機能

ブラウザ拡張機能は、標準ビューアの一段上に位置します。ブラウザのタブで開いたPDFをハイライトでき、標準ビューアにない2つのものを加えてくれます。あらゆる文書のハイライトを収めるライブラリと、それを外へ取り出す手段です。

Glasp は、Chrome、Safari、Edge、Firefox向けの無料拡張機能で、ウェブページと同じ要領でPDFをハイライトできます。文章を選択し、4色から1色を選んでメモを添えると、Glaspがそれを文書とページ番号に紐づけて保存します。ワンクリックでPDF内のすべてのハイライトをコピーでき、エクスポート先はNotion、Obsidian、Roam、Markdown、CSV、JSONから選べます。さらに、ハイライトを標準的な注釈として書き込んだPDFのコピーもダウンロードでき、この注釈はAcrobat、Chrome、Previewのいずれでも表示されます。ハイライトする価値のある箇所を提案する機能もあり、1件ずつ採用するか見送るかを選べます(無料プランでは週ごとの利用枠あり)。PDFについての質問に答える機能もあり、回答にはページの引用が付きます(無料プランでは月20メッセージ)。自分のマシン上にあるPDFをハイライトするだけならアップロードは不要ですが、PDFとチャットするにはアップロードが必要で、無料アカウントでは最大30件のPDFをアップロードできます。Glaspはもともとソーシャルな設計なので、ウェブ上で開いたPDFへのハイライトはデフォルトで公開され、読者のコミュニティに共有されます。Glasp Pro(月額$15または年額$150)なら非公開にでき、ライブラリにアップロードしたPDFへのハイライトはどのプランでも非公開です。OCR、フォーム入力、署名には対応していません。

Weava は学生・研究者向けに設計されています。マルチカラーハイライト、フォルダ整理、APA・MLA・Chicago・Harvard形式の引用エクスポートに対応します。無料枠では無制限のハイライトと100 MBのストレージが使え、Premiumの表示価格は月額$3.99($7.99からの値下げ)で、申請すれば70%の学生割引を受けられます。注意点が1つあります。Chrome拡張機能の最終更新は2024年2月なので、安定してはいるものの開発の歩みは遅いツールだと考えてください。

Hypothesis はオープンソースで学術界に支えられた選択肢で、個人なら今も無料です。プロジェクトは2011年に始まり、その策定に貢献したW3C Web Annotation標準は、中立的なフォーマットに最も近いものです。グループ注釈を使えば、クラス全員が共有論文の余白で会話できます。2026年2月以降、インストール不要のViaプロキシは提携サイトでしか動作しないため、ブラウザ拡張機能を使う前提で考えましょう。トレードオフは、実用一辺倒のUIと、AIがないことです。

Kami は教室、とりわけ北米のK-12で圧倒的な存在です。Google DriveとClassroomの上に重ねて使う形で、音声メモ、手書き、ライブレビューに対応します。Basicティアは無料で、Teacherプランは年額$149です。教育以外の用途にはオーバースペックです。

拡張機能は、PDFをオフラインに持ち出したときに苦戦します。千ページの教科書や飛行機内で書き込むファイルについては、どれも専用リーダーの代わりにはなりません。


ハイライト機能付きPDFリーダーアプリ(Mac・Windows・Linux)

PDFを扱う作業がフルタイムの仕事になれば、デスクトップアプリは十分に元が取れます。ローカルレンダリングは高速で、大きなファイルでもクラッシュせず、ネイティブツール(分割ビュー、タブ、ウィンドウ管理)の積み重ねが効いてきます。

Zotero は研究者向けの無料ツールの筆頭ですが、私たちが読んだ5本のまとめ記事のどれにも登場しません。PDFリーダーを内蔵した、オープンソースのリファレンスマネージャです。テキストを選択するとポップアップが現れ、好きな色でハイライトか下線を引けます。リーダーは手書き(インク)の注釈とテキスト注釈にも対応しています。「Add Note from Annotations」(注釈からノートを追加)を使うと、論文のハイライトが、出典へのリンク付きのノートに変わります。Zoteroは注釈を独自のデータベースに保存し、PDF自体には手を加えないので、マーク入りのコピーが必要なときはFile > Export PDF(ファイル > PDFをエクスポート)を使いましょう。2026年8月にリリースされたZotero 10では、PDF向けのReading Mode(読書モード)が加わり、このモードのままハイライト、下線、メモの追加ができます。アプリはWindows、Mac、Linuxで無料で使え、iOSとAndroidの公式アプリもあります。同期ストレージは300 MBまで無料で、それを超えると2 GBで年額$20です。

PDF Expert(macOSとiOS、Readdle社)は、Apple製品を中心に使う人のお気に入りです。洗練されたUI、巨大ファイルでも優れたパフォーマンス、そしてApple Pencilで使うのが本当に楽しいiPad版を備えています。AIアシスタントのPDF Copilotは、文書の要約、質問への回答、クイズの作成、翻訳をこなします。価格はMac・iPad・iPhone共通で年額$49.99(Essential)または年額$79.99(Pro)、もしくは買い切りの永久ライセンス(Macのみ)が$139.99です。

Highlights はマニア向けの一本です。あなたの注釈はあなたのもの、という思想で作られています。ProではノートをMarkdown、HTML、TextBundleとしてエクスポートでき、価格は年額$29.99(または月額$4.99)で、Mac・iPad・iPhoneをカバーします。すでにObsidianやプレーンテキストのノートを使っているなら、これ一択です。

Adobe Acrobat は800ポンドのゴリラ的存在、つまりこの分野の圧倒的な巨人です。企業に勤めているなら、おそらくすでに持っているはずです。年間プランの月々払いでは、Acrobat Standardが月額$14.99、Acrobat Proが月額$19.99です。AI Assistantは別売のアドオンで、Adobeは学生・教員向けに月額$1.99と表示しており、第三者の価格追跡サイトによれば個人向けアドオンは月額$4.99前後です。2025年8月に月額$24.99で登場したAcrobat Studioは、Acrobat Pro、AI Assistant、PDF Spaces、Adobe Express Premiumを1つのプランにまとめたものです。AIは文書に基づく質問にページ引用付きで答え、要約を生成し、複数PDFへのクエリにも対応します。

Foxit と PDFelement は、Windowsを中心に使う人向けの代替候補です。どちらもAcrobatに対抗するフル機能の製品で、価格はより低く抑えられています。Foxit PDF Editorは月額$10.99から、PDF Editor+は年額$159.99、永久ライセンス(PDF Editor 14)は$209.99です。FoxitのAI料金は、ここで紹介する中で最も良心的です。無料のFoxit PDF Readerを含むすべてのアカウントに毎月300 AIクレジットが付き、年額$49.99を払えば2,000に増えます。PDFelement(Wondershare)は年間プランをおよそ$80〜$90と表示しており、洗練されたテンプレートを備えたコンシューマ寄りの製品で、OCRも含まれます。永久ライセンスも販売していますが、価格はキャンペーンによって変動します。

UPDF はクロスプラットフォームのコスパ枠です。macOS、Windows、iOS、Androidで動作し、UPDFによれば1つのライセンスで4台のデバイスをカバーできます。Mac App Storeでの表示価格は年額$49.99、または永久ライセンスが$79.99で、キャンペーン時にはさらに安くなることもよくあります。UPDF AIは別建ての年間サブスクリプションで(App Storeの掲載情報によればGPT-5とDeepSeek R1で動作します)、永久ライセンスには含まれません。無料ユーザーは、5ファイル・100問までAIを試せます。Adobe並みの請求額を避けつつモダンな編集機能が欲しく、AIをオプションと割り切れるなら良い選択です。

無料のデスクトップリーダー も、何かにお金を払う前に一度見ておく価値があります。PDFgearはWindows、Mac、iOS、Androidで、登録不要のまま無料で使えます。Skimは論文向けに作られたオープンソースのMac用リーダーで、現在も活発に更新されています(バージョン1.7.17が2026年9月にリリース)。OkularはLinux、Windows、macOSに対応します。Foxit PDF Readerは無料で、ハイライト、下線、付箋の追加ができます。Windowsでは、PDF-XChange Editorの無料版で機能の約70%が制限なく使え、残りは$62のライセンスで利用できます。


AI PDFハイライトツールとAIリーダー

2026年の「AI PDFハイライトツール」には3つの異なる意味があり、製品はそれらを自由に組み合わせています。

  • 自動ハイライト:ツールが文書を読み、重要だと判断した箇所にマークします。HyperWriteのAI PDF HighlighterやPhotoExamAIがこの方式です。
  • プロンプトによるハイライト:探しているものを普通の言葉で説明すると、ツールが該当する箇所にマークします。pdfhighlighter.ioはこの方式を軸に作られており、AdobeもAI Assistantの操作として「highlight text with chat」(チャットでテキストをハイライト)をドキュメントに記載しています。
  • ハイライトしてから質問:ハイライトは自分で行い、AIはマークした内容をもとに要約したり回答したりします。

最初の2つは、じっくり読むつもりのない文書で時間を節約してくれます。3つ目は選ぶ作業をあなたに残します。そして、読むという行為が起こるのは、まさにその選ぶ作業の中です。Glaspは3つ目の方式で動きます。ハイライトの提案機能は、1つ目の方式に承認のステップを加えたものです。

ハイライトの先には、PDFを書き込む対象の文書というより、質問を投げかける知識ベースとして扱うカテゴリーがまるごと存在します。このワークフローと、それがうまくいかなくなる場面については、PDFとチャットする方法で取り上げています。

ChatPDF は最初期のコンシューマ向けツールの1つです。PDFをアップロードして質問すると、該当ページへの引用付きで答えが返ってきます。無料プランでは1日2件の文書を分析でき、ChatPDF Plusにすると上限が外れます。単発のQ&Aには向いていますが、長期的な知識の蓄積には弱めです。

Humata はプロフェッショナル向けです。複数文書とのチャット、より強力な引用、チームワークスペースを備えています。無料プランは月60ページまでで、Expertは月額$9.99で500ページ、Teamは1ユーザーあたり月額$49です。

Gemini Notebook(Google、旧NotebookLM)は厳密にはPDFハイライトツールではありませんが、多くの研究者にとっての標準になりました。Googleは2026年7月16日にNotebookLMをGemini Notebookに改称しています。無料のStandardティアでは、ノートブックを100個まで作成でき、それぞれに最大50件のソースを入れられます。前回の更新以降の変更点が1つあります。2026年8月28日、Googleは従来の1日あたりの利用枠を、5時間ごとにリセットされる計算量ベースの上限に置き換えました。論文の束をノートブックに入れ、その全体を横断して質問すれば、引用付きの回答に加えてAudio Overviewsも得られます。無料で使えますが、コンテンツはGoogleのデータ取り扱い方針の対象になります。変更点の詳しい内訳は、2026年にNotebookLMがどうなったかのガイドをご覧ください。

AskYourPDF はChatPDFと同じ路線のツールです。無料プランでは1日1件の文書(最大100ページ、15 MBまで)、1日50問、1日3件の会話が利用できます。Premiumは月額$11.99、Proは月額$14.99で、どちらも年払いです。

GlaspのAIチャット は異なる角度から攻めます。1つのPDFとチャットできるだけでなく、あなたがこれまでにハイライトしたすべてに質問できるのです。PDFとウェブ記事を横断する自分のマーク自体が知識ベースになります。個人向けのRAGシステムに近い発想で、ノートとチャットするで扱ったとおりです。すべてのGlaspアカウントに、毎月の無料AI利用枠が付いています。


PDFハイライトツール比較:価格・プラットフォーム・AI・エクスポート

以下は、習慣として使い続けることになるツールの全体比較です(標準ビューアとオンラインツールは、それぞれ上の表にまとめています)。価格はいずれも2026年10月に、各ベンダーの料金ページまたはアプリストアの掲載情報と照合しました。どちらでも金額を確認できなかった場合は、セルに「約」と記しています。機能のセルは、見つけられた範囲でベンダーのドキュメントに基づいており、一部はこのガイドの以前の版から引き継いでいます。価格は頻繁に変わるので、あくまで出発点として扱ってください。

ツールプラットフォーム価格ハイライトの保存先デバイス間同期AI支援エクスポート形式スキャン/OCR向いている人
GlaspChrome、Safari、Firefox、Edge、iOS、Android無料。Proは月額$15または年額$150(ハイライトの非公開化、AI上限の引き上げ)Glaspライブラリ、加えて注釈入りPDFをダウンロード可能あり(クラウド)あり(ページ引用付きチャット、ハイライトの提案)Markdown、CSV、JSON、Notion、Roam、ObsidianテキストレイヤーのあるPDFのみ学生、クリエイター、ソーシャルに読む人
ZoteroWindows、macOS、Linux、iOS、Android無料(ストレージは年額$20から)Zoteroライブラリ(PDFのコピーをエクスポート可能)あり内蔵AIなし引用付きノート、注釈入りPDF内蔵OCRなし研究者
WeavaChrome、iOS無料または月額$3.99Weavaアカウントあり限定的APA、MLA、Chicago、Harvard形式の引用テキストレイヤーのあるPDFのみ引用が必要な学生
HypothesisChrome拡張機能、ブックマークレット無料(オープンソース)HypothesisアカウントありなしJSON、W3C注釈テキストレイヤーのあるPDFのみ学術チーム、オープン注釈
KamiChrome、ウェブ無料または年額$149(Teacher)Kamiアカウント、Google Driveあり(Google)限定的PDF、Google Driveあり(テキスト認識)K-12教室
PDF ExpertmacOS、iOS年額$49.99から、または永久ライセンス$139.99(Mac)PDFファイルあり(iCloudまたは連携したクラウドドライブ)あり(PDF Copilot)PDF、Word、テキストありMacパワーユーザー
HighlightsmacOS、iOS年額$29.99または月額$4.99PDFファイルあり(iCloud)一部Markdown、HTML、TextBundleありプレーンテキストノート派
Adobe AcrobatWindows、macOS、iOS、Android、ウェブProが月額$19.99+AIアドオン(またはStudioが月額$24.99)PDFファイルあり(Adobeのクラウド)あり(AI Assistant)PDF、Word、Excel、PPTあり、業界最高水準エンタープライズ、法務、金融
UPDFWindows、macOS、iOS、AndroidApp Storeで年額$49.99または永久ライセンス$79.99(AIは別課金)PDFファイルありあり(別サブスクリプション)PDF、Word、Excel、画像ありクロスプラットフォームの予算重視
FoxitWindows、macOS、iOS、Android、ウェブ月額$10.99から。Editor+は年額$159.99PDFファイルありあり(毎月300クレジット込み)PDF、Word、画像ありWindowsエンタープライズ
PDFelementWindows、macOS、iOS、Android年額約$80〜$90PDFファイルあり(Wondershare Cloud)あり(利用枠に上限、追加はアドオン)PDF、Word、Excel、ePubありWindowsコンシューマ
ChatPDFウェブ無料(1日2件の文書)またはPlus該当なし(チャットのみ)あり(クラウド)あり(チャット)回答のコピー該当なし単一PDFのQ&A
Gemini Notebookウェブ無料(Standardティア)該当なしあり(Google)あり(複数文書チャット)回答のコピー、音声該当なし研究者のノートブック

価格は無料から、AIを追加する前の段階で年額約$240までと幅があり、無料の行だけでもハイライトはすでにカバーできます。

最も効果的なのは、2つのツールを組み合わせることです。1つは注釈用、もう1つはAIチャット用です。ブラウザのハイライトツールとGemini Notebookの組み合わせは定番で、PDF ExpertとGlaspという組み合わせもあります。予算を気にしないなら、Adobeと純正のAI Assistantという選択も成り立ちます。


学生におすすめのPDFハイライトツール

学生は、教科書の章、講義の配布資料、授業の課題文献、オンライン記事を取り混ぜて読みます。そのほとんどはブラウザの中です。予算も限られています。

おすすめ:メインのハイライトツールとして Glasp、フォームへの記入や一度きりの書き込みにはブラウザの標準ビューア、引用のエクスポートが頻繁に必要なら Zotero です。

なぜGlaspか。無料で、ウェブページとブラウザで開いたPDFの両方で使え、マークした内容が長く残る記録になります。ウェブページやウェブ上にホストされたPDFへのハイライトは、デフォルトで公開プロフィールに表示されます(Glasp Proなら非公開にできます)。AIチャットは、あなた自身のハイライトをもとに回答します。Glaspにはテキストレイヤーが必要なので、スキャンされた課題文献はChromeの標準ビューアで開きましょう。

ハイライトし、見直し、その内容について書く学生は、一度ハイライトして忘れてしまう学生よりも多くを記憶します。関連する研究はハイライトの科学で取り上げています。記憶定着の効果の大半を生むのは、ハイライトした後の能動的な関与(復習、言い換え、自己テスト)です。

試験対策として1学期分の課題文献にまとめて質問したいときは、Glaspに Gemini Notebook を組み合わせましょう。

所属する課程で必須とされていない限り、Adobe Acrobat Pro は見送ってかまいません。無料のAcrobat Readerですでにハイライトはでき、授業の課題のためにProの費用を払う価値はありません。

密度の高い授業用PDFに取り組むコツは、PDFへの注釈の付け方を参照してください。


研究者におすすめのPDFハイライトツール

研究者のニーズは異なります。週に数十本の論文を読み、正確に引用し、リファレンスマネージャと連携し、何年も続くかもしれないプロジェクトをまたいで注釈を再利用します。

おすすめ:リファレンスマネージャ兼ふだん使いのリーダーとして Zotero、Macでより高速なリーダーが欲しいなら Highlights か PDF Expert、オープンな論文での共同注釈に Hypothesis、論文を横断するAIチャットに Gemini Notebook または Glasp です(GlaspのウェブPDFへのハイライトは、Proに加入しない限り公開されます)。

このスタックの理由。Zoteroは無料で、すべてのハイライトを引用情報に紐づけたまま保持し、論文の注釈を、下書きにそのまま入れられるノートに変えてくれます。Highlightsはページ番号付きのMarkdownをエクスポートし、これはObsidian、Notion、プレーンテキストにそのまま流し込める形式です。Hypothesisは、共著者と公開グループで議論したい論文向けで、こうした使い方はMLやオープンサイエンスのコミュニティで一般的になってきました。GlaspまたはGemini Notebookは、「何を学んだか」をまとめる統合のステップを担います。

読む側のより詳しいワークフローについては、学術論文の読み方を参照してください。三段階読解法と、定着するノートの取り方をカバーしています。

Windowsなら、Mac用リーダーを Foxit か UPDF に置き換えましょう。Linuxでは、ZoteroにHypothesisとプレーンテキストのノートを組み合わせるのが、今でも最も信頼できる構成です。


プロフェッショナルにおすすめのPDFハイライトツール

プロフェッショナル(弁護士、コンサルタント、アナリスト、プロダクトマネージャー、臨床医)は、契約書、レポート、提出書類、スライド資料を読みます。デジタル署名、黒塗り、フォーム入力、監査証跡、チームレビューが必要です。

おすすめ:勤務先がすでに費用を負担しているなら Adobe Acrobat Pro with AI Assistant です。そうでなければ Foxit、とくにWindowsではこちらが向いています。Adobeほどの価格を払わずにモダンな編集機能が欲しい個人のプロには UPDF です。

AdobeのAI Assistantは魔法ではありませんが、回答には根拠があります。ページ引用付きで答えてくれるため、200ページの年次報告書や和解契約書を読むときには欠かせません。Adobeは複数PDFへのクエリに対応しており、デューデリジェンス、文献レビュー、案件ファイルで力を発揮します。

Foxitは過小評価されている代替候補です。Acrobat+AIのフル構成より安く、PDF Editor+にはAI Smart RedactとFoxit eSignが加わり、すべてのアカウントに毎月のAIクレジット枠が付いてきます。コストに敏感でWindows中心のチームにとっては定番の選択肢です。

署名や黒塗りを頻繁には行わないナレッジワーカーなら、もっと軽いスタックのほうが向いています。MacではPDF Expert、公開資料についてのアイデアレベルのメモにはGlasp(ウェブPDFへのハイライトはデフォルトで公開されます)、レポートの要約にはGemini Notebookという組み合わせです。このスタックは年額約$50から始められます。


続けられるPDFハイライトのワークフロー構築法

2年後にも役立っているハイライトツールは、あなたが実際に回せるワークフローに収まるものです。

手間をかけずに取り込む。標準で使うハイライトツールを1つ決め、あらゆるものにそれを使いましょう。ファイルごとにツールを切り替えると、確実に断片化します。

色に意味を持たせる。4色の使い分け:黄色は重要なアイデア、青は定義、緑は根拠、ピンクは疑問や異論です。どの色を選ぶかより、一貫性のほうが重要です。

毎週エクスポートする。週の終わりにハイライトをMarkdownにエクスポートして見直します。多くの人が省略するステップですが、学習が起こるのはまさにここです。週に15分の見直しが、ハイライトのフォルダを、質問できる知識ベースに変えます。

ファイル名は予測できる形にする。研究:YYYY-著者年-ショートタイトル.pdf。仕事:YYYY-MM-DD-クライアント-文書タイプ.pdf。

積極的に削除する。すべてのPDFに、永久に残す価値があるわけではありません。あとで参照するものはアーカイブし、一度きりのものは削除しましょう。

四半期に1度は点検する。最近のハイライトにざっと目を通しましょう。マークが多すぎないか、少なすぎないか、色の使い方は一貫しているかを確認します。

ファイルだけでなく、ハイライトともチャットする。100件のPDFに500件のハイライトがあれば、思い出す単位はもはやファイルではありません。ハイライトこそがその単位です。GlaspのAIチャットはこの発想で設計されており、Gemini Notebookはファイルを起点にした版です。

より広いカテゴリーについては、オンラインハイライトツールのおすすめの記事で、ウェブページ・ニュースレター・ドキュメントのハイライトも行う場合にPDFワークフローと何を組み合わせるかをカバーしています。ノートをどこに置くかまだ選んでいるなら、ノートアプリのおすすめが保存先を比較しています。


よくある質問

最高の無料PDFハイライトツールは何ですか?

ちょっとした書き込みなら、すでに手元にあるものが最適です。Edge、Chrome、Firefox、MacのPreviewはいずれも無料でPDFをハイライトでき、Adobeの無料版Acrobat Readerも同様です。残しておき、検索し、エクスポートしたいハイライトには、ライブラリ型のツールを使いましょう。Glasp(無料のブラウザ拡張機能。ウェブ上にホストされたPDFへのハイライトは、Proに加入しない限り公開されます)か、Zotero(無料のデスクトップアプリで、研究者にはこちらが向いています)です。共同注釈が欲しいなら、Hypothesisが無料かつオープンソースです。アップロードしたPDFへのAIによる質問応答には、Gemini Notebookが無料で使えます。

無料のオンラインPDFハイライトツールはありますか?

はい。Sejdaは、200ページまたは50 MBまでのファイルなら(1時間に3タスク)、テキストへのハイライト、下線、取り消し線を無料で行え、アップロードしたファイルは2時間後に削除されます。iLovePDF、Adobe Acrobatのオンライン版、Smallpdf、Xodo、PDF24 Toolsも無料のオンラインツールを提供しており、それぞれに独自の制限があります。ほとんどはファイルをアップロードする仕組みなので、機密性の高い文書は標準ビューアで扱いましょう。

ChromeでPDFを無料でハイライトするには?

ChromeのタブでPDFを開き(ファイルをドラッグするか、PDFのリンクをクリック)、ツールバーのDraw(描画)を選んで蛍光ペンを選択し、テキストの上をドラッグします。マークを残すには、「With your changes」(変更を含める)を選んでファイルをダウンロードしてください。Chromeの標準ツールは2026年に登場したものなので、表示されない場合はブラウザを更新しましょう。ハイライトを1つのファイルではなく検索できるライブラリに保存したいなら、Glaspのようなハイライト拡張機能をインストールし、テキストを選択して色を選びます。

Adobeを使わずにPDFをハイライトするには?

すでに手元にあるビューアを使いましょう。Microsoft Edgeでは、テキストを選択して右クリックし、Highlightを選びます。Chromeでは、Drawの中にある蛍光ペンを使います。Firefoxでは、テキストを選択してハイライトのオプションを選びます。Macでは、Previewでファイルを開き、選択したテキストをハイライトします。4つとも無料で、Adobeアカウントは必要ありません。

PDFのテキストをハイライトできないのはなぜですか?

たいていは、ページがテキストレイヤーのないスキャン画像で、選択できるものがないからです。まずOCRを実行しましょう。Chromeはスキャンを開くと端末上で自動的に行い、状態の悪いページはAcrobat Proが最も得意です。もう1つのよくある原因は、作成者が注釈の追加を制限しているファイルです。この制限を尊重するビューアではハイライトできないので、正攻法は制限のないコピーを頼むことです。

PDFを誰かに送っても、ハイライトは残りますか?

はい。ツールがハイライトをファイルに書き込み、その保存済みのコピーを送るなら残ります。Edge、Chrome、Firefox、Preview、Acrobat、そしてデスクトップのエディタはこの方式です。Glasp、Zotero、Weava、Hypothesisのようなライブラリ型のツールは、ハイライトを独自のライブラリに保存するので、元のPDFには何も書き込まれません。Glaspではハイライトを書き込んだコピーをダウンロードでき、ZoteroではFile > Export PDFで同じことができます。

Mac向けの最も優れたPDFハイライトツールは?

まずは、無料ですでにインストールされているPreviewから始めましょう。パワーユーザーにはPDF ExpertかHighlightsがおすすめです。PDF Expertは洗練されたオールラウンダーです。Highlightsは年額$29.99で、優れたMarkdownエクスポートを備えた、プレーンテキスト派のお気に入りです。Skimは、論文への注釈用に作られた無料のオープンソースリーダーです。主にブラウザで読むなら、GlaspもMacで無料で使えます。

iPhoneとAndroidに最適なPDFハイライトアプリは?

iPhoneとiPadでは、Preview(iOS 26以降)がPDFのテキストへのハイライト、下線、取り消し線に無料で対応しています。Adobe Acrobat Readerの無料モバイルアプリなら、iOSでもAndroidでも同じことができます。クロスプラットフォームで編集したいなら、UPDFがコスパの高い有力候補で、PDF ExpertのiPad・iPhoneアプリはApple Pencilに対応しています。Glaspのモバイルアプリは内蔵のReaderでPDFを開き、そのハイライトをウェブやKindleのマークと同じ場所にまとめて保存します。

iPadでPDFにハイライトしてデスクトップと同期できますか?

できますが、詳細はツールによって異なります。PDF ExpertはiCloud、またはDropboxなどの連携したクラウドドライブ経由で同期します。HighlightsはiCloudを使います。Adobeは自社のクラウドストレージを、UPDFも独自のものを使います。同期は同じベンダーの中ではうまく動きますが、ベンダーをまたぐとうまくいきません。エコシステムは1つに絞りましょう。

AIに代わりにPDFをハイライトしてもらえますか?

はい。HyperWriteとPhotoExamAIは重要だと判断した箇所にマークし、pdfhighlighter.ioとAdobeのAI Assistantはプロンプトに合致する箇所をハイライトし、Glaspは候補の箇所を提案して、採用するか見送るかをあなたが決めます。ざっと目を通すだけの文書では役に立ちます。ただし、自分でハイライトを選ぶ作業の代わりにはなりません。能動的な読書のなかで、何を記憶するかを変えるのはその部分だからです。

スキャン文書に最適なPDFハイライトツールは?

主流のOCRとしては、Adobe Acrobat Proが最も強力です。PDFelementとUPDFは有力な中堅候補で、FoxitはWindowsで優秀です。無料で済ませるならChromeです。現在はスキャンされたPDFに端末上でOCRを実行し、その結果をハイライトできます。GlaspやWeavaのようなブラウザ拡張機能はPDFのテキストレイヤーに依存し、自分ではOCRを行わないため、未処理のスキャンは苦手です。

PDFのハイライトをNotionやObsidianにエクスポートできますか?

はい、複数のツールから可能です。GlaspはNotion、Roam、Obsidian、Markdownにエクスポートできます。HighlightsはObsidianにきれいに取り込めるMarkdownをエクスポートします。Zoteroは注釈を、下書きに移せるノートに変えます。PDF Expertはテキストとコメントを、AdobeはWord形式でエクスポートします。サブスクリプションに加入する前に確かめるべき質問は、「自分のデータを持って出ていけるか」です。答えがノーなら、やめておきましょう。


まとめ

2026年のPDFハイライトツール選びは、ほとんどのガイドが飛ばしている問いから始まります。そもそも新しいツールは必要なのか、という問いです。ちょっとした書き込みなら、ブラウザやPreviewがすでに無料でこなしてくれます。学生なら、ライブラリ付きの無料ブラウザハイライトツールとAIチャットツールがあれば十分です。研究者なら、Zoteroが読むことと引用することを無料でカバーし、有料のMac用リーダーは快適さのためのアップグレードです。プロフェッショナルにとってはAdobeが今も標準ですが、より低価格で信頼できる代替候補も存在し、AdobeとUPDFではAIが別料金になります。

ツールより習慣のほうが重要です。何を選んだとしても、一貫して使い、定期的にエクスポートし、こまめに見返しましょう。回り続ける控えめなワークフローは、止まってしまう洗練されたワークフローに勝ります。

PDF、ウェブページ、そしてKindleのハイライトを1か所にまとめ、その上でAIチャットも使える無料の出発点が欲しいなら、Glaspの無料PDFハイライトツールを試してみてください。契約書レビューのAcrobatや、教科書への本格的な注釈のPDF Expertの代わりにはなりません。ただ、読んだものを集める場所と、あとでそれについて質問する場所を、1つにまとめてくれます。

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