外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

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ich-ban suki MiyabiPM Library伊橋匠JO “jo” JOseiichiro kametaniKoutetsu666佐藤昭一郎koukeiDaichi Tachibana
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About This Book

本書は、読書を単なる趣味や消費ではなく、仕事や人生にリターンをもたらす投資行為として捉え直し、その投資効率を最大化する方法を示す一冊です。中心にあるのは、「何を読むか」以上に「読んだ後にどう活用するか」が重要だという発想です。

著者は読書を大きく2種類に分けます。ひとつは、ビジネス書の名著を繰り返し読むことで基礎体力をつくる読書。もうひとつは、哲学・歴史・心理学・生物学などのリベラルアーツを広く読み、自分ならではの視点を育てる読書です。前者は規定演技、後者は自由演技であり、この両方がそろって初めて、その人らしい知的成果物が生まれると説きます。

そのための実践法として、本書は効率重視の読み方を勧めます。まず目次や結論を確認し、全部を読まなくてもよい。面白くなければ飛ばし読みし、価値が頭打ちになった時点で切り上げる。一方で、本当に読みがいのある本は何度も反芻する。このT字型の読書が知的ストックを厚くします。

さらに重要なのが、忘れることを前提にした情報管理です。

そのうえで、単なる抜き書きではなく、

まで落とし込むことが求められます。とくにリベラルアーツ読書では、事実を抽象化し、モデルとして捉え直すことが肝心です。細部を捨てて本質的なメカニズムを抜き出し、自分の仕事や意思決定に接続する。読書を知的生産へ変える技術は、まさにそこにあります。

Key Takeaways

Top Highlights

モデルとは本質的なものだけを強調して抜き出し、あとは捨て去る作業です。「抽象」と「捨象」と言います。(小室直樹『論理の方法』 p2)

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論争が不得手な日本人でも、自分の大切にしている考えが「モデルだ」ということさえわかれば、論争もスポーツみたいに考えられるようになるはずです。「モデルとは仮説である」ことが本当にわかれば、いくつでも自由に抜き出して並べることができます。(小室直樹『論理の方法』 p2)

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読書という行為は、自分の時間といくばくかのお金を投資することで人生における豊かさを回収するという投資行為 です。カギになるのは、投入する時間と得られる豊かさのバランスです。 これ以上時間を投入しても、追加で得られる豊かさは増えないと判断された時点で、その本と付き合うのは終わりにしましょ

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ビジネス書の名著をしっかり読む、いわばビジネスパーソンとしての基礎体力をつくるための読書 と、 リベラルアーツ=教養に関連する本を読む、いわばビジネスパーソンとしての個性を形成するための読書 の2種類です。  本書は、この2種類の読書について、何を、どのように読むべきかを読者の皆さんと共有するために書かれています。 ビジネス書は「規定演技」、教養書は「自由演技」  しかし、なぜこの2種類なのでしょうか? 理由については後ほど改めて触れることになりますが、まず簡単に説明すれば、 この2つがそろうことで初めて「その人らしい知的成果物」を生み出すことができるようになる から

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新刊のビジネス書に書いてあることのほとんどは、古典的名著といわれるビジネス書に書いてあることを、事例や業界を変えて繰り返し説明しているに過ぎない ということです。  新刊ビジネス書を読まなくてもいいと思うのは、古典的なビジネス書の名著をしっかりと一度読んでいるからなのです。

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まずは、面白いと思ったところを転記します。そして、その転記した箇所から得られるビジネスや実生活に対する示唆もあわせて書き出してみます。整理の仕方は、 ①面白かった箇所 ②ビジネスや実生活に対する示唆 ③具体的なアクションの仮説  の3つです。

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①哲学(近・現代思想) ②歴史(世界史・日本史) ③心理学(認知・社会・教育) ④医学・生理学・脳科学 ⑤工学(含コンピューターサイエンス) ⑥生物学 ⑦文化人類学

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①面白かった箇所 ②ビジネスや実生活に対する示唆 ③具体的なアクションの仮説

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 ビジネス書の読み方について言えば、基本は、名著を繰り返し読み、読書ノートはとらない。 狭く、深く読むのがビジネス書 ということになります。  一方で教養書の読み方は、基本は、雑多な本を幅広く気の向くままに読み、読んだら読書ノートをとる。 広く、浅く読むのが教養書 ということになります。

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筆者はさらにこの考えを押し進めて、 本というのは買ってきた時点では未完成な作品であり、読者と著者との対話を通じてさまざまな書き込みがなされることで作品として完成するもの と考えています。

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AI Review

4.3/ 5

Glasp上の26件の読者ハイライト分析では、抽象化・再読・読後活用に関する箇所へ強い共感が集まりました。少数精鋭のハイライトながら、実務へ接続しやすい具体性と再現性が高く評価されています。

Pros

  • +読書は投資という軸が明快
  • +ビジネス書と教養書の役割分担がわかりやすい
  • +抽象化して仕事に転用する方法が具体的
  • +線引き・選抜・転記の手順が実践しやすい
  • +忘れる前提の情報管理という発想が現実的
  • +名著を深く読む重要性への読者支持が強い

Cons

  • 考え方がかなり功利的で、純粋な読書の楽しみを重視する人には合わない
  • 電子書籍より紙の本を前提にした提案が多い
  • 同時並行で大量に読むスタイルは人を選ぶ
  • 紹介書籍への評価が断定的に感じられる箇所がある

Glasp AI analysis based on highlights from 26 readers.

Who Should Read This

読書量のわりに仕事へ活かせていないと感じるビジネスパーソンに特に向いています。コンサル、企画、マーケティング、人事、経営企画など、知的生産が求められる職種との相性は高めです。

また、20代で基礎教養と仕事の軸を作りたい人、30代以降で自分の専門性を掛け合わせて差別化したい人にも有益です。すでに本を読む習慣がある人ほど刺さりますが、読書術の入門としても使えます。逆に、文学的な読書論よりも、仕事で使える具体策を求める人に向いた一冊です。

Frequently Asked Questions

この本はどんな本ですか?

読書を仕事の成果につなげるための実践書です。読む前の選び方、読む最中の見極め方、読後の整理と活用までを一連の技術として扱っています。

どんな人に向いていますか?

仕事で知的生産が求められる人に向いています。特に、読書量はあるのに企画・提案・意思決定にうまく結びつかない人に役立ちます。

この本の重要な学びは何ですか?

大きな学びは、読書は投資であり、全部読む必要はないということです。加えて、読んだ内容は忘れる前提で外部にストックし、抽象化して示唆と行動に変える必要があります。

ビジネス書と教養書はどう読み分けるべきですか?

本書では、ビジネス書は名著を狭く深く読み、繰り返し再読する対象です。一方、教養書は広く浅く読みながら、面白い本を見つけたら深く掘り下げ、読書ノートで示唆を残します。

なぜ抽象化がそんなに重要なのですか?

リベラルアーツの知識は、そのままでは仕事に使いにくいからです。細部を捨てて本質的な仕組みを取り出し、自分の仕事や人生に当てはめることで、生きた知恵になります。

読書ノートはどう作ればいいですか?

本書で推される基本形は、面白かった箇所ビジネスや実生活への示唆具体的なアクション仮説の3点セットです。最初から完璧にまとめるより、検索できる形で少数精選の転記を残すことが重視されています。

読む本はどう選べばいいですか?

まず目次や結論を見て、いまの自分に刺さるかを判断します。また、大型書店で普段行かない棚も回り、偶然の出会いを増やすことが勧められています。

How to Apply What You Read

Discussion Questions

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