人はコードを書かないほど強くなるのか: 文書化と非対称情報がつくる新しい仕事の支配構造
Hatched by Ryusei Nakamura
Apr 18, 2026
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いちばん強い人は、いちばん書く人ではない
もし、仕事の成果が「何を作ったか」ではなく、「誰が状況を把握しているか」で決まるとしたら、あなたはどこに力を置くだろうか。多くの人は、手を動かす量を増やし、誰よりも速く実装し、誰よりも多くの資料を作れば評価されると考える。だが現実には、成果を生む人と成果を説明できる人が分かれた瞬間、組織内の力学は大きく変わる。
ここに、二つの一見まったく違う話がある。ひとつは、コードを書かない縛りの中でプロダクトを作り続けるために、記録の中心をAGENTS.mdと構造化されたdocs/に置いたという話。もうひとつは、仕事を引き受けた後にレビュー担当へ十分な情報を渡さず、会議や質疑応答で自分が答えられる余地を残すことでプレゼンスを高める、というかなり露骨な出世術だ。
前者は誠実な仕組み化に見え、後者はずる賢い情報操作に見える。だが、この二つの根には同じ問いがある。
仕事の価値は、実作業そのものに宿るのか。それとも、情報の流れを設計した側に宿るのか。
この問いを掘り下げると、単なる効率化の話ではなく、組織で本当に強い人は誰か、という話になる。
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