こうした借り手と貸し手の間の情報の偏りを、経済学では「情報の非対称性」と呼ぶ。前章で取り上げた素人高利貸は、自身がよく知る友人や同僚に金を貸し付けることで、情報の非対称性を小さくしようとしていた。素人高利貸に限らず、効率的に信用審査を実施し、情報の非対称性を最小化することは、金融取引を安定的に継続する上で死活的に重要な金融技術の一つである。
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ただし、能力主義といっても、社員の能力を客観的に測定する方法が確立していたわけではない。
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