本書は、スタンフォード大学の人気講座をもとに、エンジニアリングではなく「デザイン思考」を使って人生やキャリアを設計する方法を説く実践書だ。著者たちは、人生に唯一の正解はなく、完璧な計画も不可能だと前提を覆す。代わりに、好奇心を持ち、実際に手を動かし、プロトタイプをつくりながら前進の道を「築く」ことを勧める。
中心となるのが、デザイナーの五つのマインドセットだ。
まず重要なのが「現在地を知る」こと。夢見る場所ではなく、いまいる場所からスタートする。そして、変えられない「重力問題」(詩人の平均所得など)にこだわるのをやめ、対処可能な「イカリ問題」へ目を向ける。
次に、コンパスとして仕事観と人生観を書き出し、両者の一貫性を点検する。理想の人生とは、あなたの人間性・考え方・行動の三つが一直線に揃った状態だ。
さらに「グッドタイム日誌」で日々の熱中度とエネルギーを記録し、AEIOUの視点で考察することで、自分が_フロー状態_に入る活動を発見する。情熱は探すものではなく、試して上達した後に育つ結果なのだ。
アイデア創出にはマインドマッピングを使い、心の検閲を外して大量の選択肢を生む。複数の人生を並行して描き、資源・一貫性・自信・興奮度で評価する。最後に、人脈づくりは「道を訊ねる」ことだと捉えなおし、他者との共同作業のなかで未来をプロトタイプしていく。「行きづまり思考」を別の視点でとらえなおす演習が全編を貫く。
重力問題と向き合う唯一の道は、「受け入れること」しかない。そして、優秀なデザイナーはみな受け入れることからスタートする。これがデザイン思考の「受容」の段階だ。だからこそ、あなたは「現在地」からスタートしなければならない──あなたが夢見る場所でも、いたらいいと思う場所でも、いるべきだと思う場所でもなく、そう、あなたがたったいまいる場所から……。
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視点の転換(=リフレーミング)は、デザイナーのもっとも大事なマインドセットのひとつ。偉大なイノベーションの多くが、視点の転換から始まる。デザイン思考ではつねづね、「問題を出発点にするな。人間を、共感を出発点にしよう」と言う。
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そういうわけで、わたしたちは情熱を見つけることにはあまり賛成できない。むしろ、時間をかけて情熱を養っていくことが大事だ。研究結果が示すとおり、ほとんどのひとにとって情熱とは、なにかを試してみて、それが好きだと気づき、上達した あとで 生まれるものだ。もっと簡単にいえば、情熱とは巧妙なライフデザインの結果であって、原因ではないのだ。
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現実から目を背けてはいけない。人間は現実に抵抗する。全力をかけて必死に現実と闘う。そして、人間が現実と闘ったとき、勝つのは一〇〇パーセント現実のほうだ。現実は出し抜けない。現実はだませない。現実は自由自在に曲げられない。 絶対に。
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・あなたの人間性 ・あなたの考え方 ・あなたの行動
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ライフデザインで大事なのは、 対処不可能な 問題にいつまでもこだわるのを避ける、という点だ。いったん重力問題にはまりこむと、永久に動けなくなる。なんの行動もとれないからだ。しかし、一にも二にも行動するのがデザイナーなのだ。 重力問題には二種類ある。絶対に対処できない問題(重力そのものなど)と、実質的に対処できない問題(詩人の平均所得など)だ。
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仕事が楽しいと感じられるのは、あなたが自分の強みを発揮し、仕事に心から熱中し、エネルギーに満ちているときなのだ。
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「将来なにになりたいのか?」 この疑問の見方を変えるとこうなる。 「将来どういう人間へと成長したいのか?」 人生は成長と変化だ。人生は止まっているわけではない。行き先があるわけでもない。ひとつの疑問に答えればすべて終わり、というわけにはいかない。だれも自分がなにになりたいかなんてわからない。医者、弁護士、エンジニアにチェックマークをつけた人でさえも。これらは人生のおおまかな方向性にすぎない。その道中で一回一回立ち止まって、無数の疑問に答えないといけない。 「自分はなにになりたいのか?」
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「人生を完璧に計画することなんて不可能。人生に唯一の正解なんてない。だからこそ人生はおもしろい」 というものだ。あなたの人生のデザインは一
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・好奇心 ・行動主義 ・視点の転換 ・認識 ・過激なコラボレーション
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7人の読者ハイライトを分析した結果、デザイン思考を人生設計に応用する独自の枠組みと、すぐ実践できるワークへの支持が際立つ一冊。
Glasp AI analysis based on highlights from 7 readers.
キャリアの転機にいる人、いまの仕事に漠然とした不満を抱える人、「自分が何をしたいかわからない」と悩む人に向く。新卒や転職活動中の若手から、子育て後の再出発を考える中年層まで、年代を問わず役立つ。完璧な計画を立てたいタイプより、_手を動かしながら考えたい_人に特に効果的だ。専門知識は不要で、ワークに取り組む意欲さえあれば十分に活用できる。










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