Home
My Highlights
Discover
Sign up
Read on Amazon
マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫)
www.amazon.co.jp/dp/B00QT9X9Y0
Import Your Kindle Highlights to Glasp Today 📚
Top Highlights
公益を目的とするのでないかぎり、他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな。なぜならばそうすることによって君は他の仕事をする機会を失うのだ。すなわち、だれそれはなにをしているだろう、とか、なぜとか、なにをして、なにを考え、なにを企んでいるかとか、こんなことがみな君を呆然とさせ、自己の内なる 指導理性 を注意深く見守る妨げとなるのだ。
「もし心安らかにすごしたいならば、多くのことをするな 22」という。こういったほうがよくはないだろうか。「必要なことのみをせよ。また社会的生活を営むべく生まれついた者の理性が要求するところのものをすべてその要求するがままになせ。」なぜならば、これは善い行為をすることからくる安らかさのみならず、少しのことしかしないということからくる安らかさをももたらす。というのは我々のいうことやなすことの大部分は必要事ではないのだから、これを切り捨てればもっと暇ができ、いらいらしなくなるであろう。それゆえにことあるごとに忘れずに自分に問うてみるがよい。「これは不必要なことの一つではなかろうか」と。しかし我々は単に不必要な行為のみならず、不必要な思想をも切捨てなくてはならない。そうすれば余計な行為もひき続いて...
また怒りやその他の激情の徴候をゆめにも色にあらわさず、このうえもなくものに動ぜぬ人間であると同時に、このうえもなく愛情にみちた人間であったこと。仰々しくなく賞讃すること。多くの知識を持ちながらそれをひけらかさぬこと。
友人が抗議を申込んで来たならば、たとえそれがいわれなき抗議であろうともこれを軽視せずに、彼を平生の友好関係にひきもどすべく試みること。ドミティウス 28 とアテーノドトス 29 について伝えられているように自分の先生たちに関して心から善いことをいうこと。自分の子供たちにたいして真の愛情を持つこと。
克己の精神と確固たる目的を持つこと。いろいろな場合、たとえば病気の場合でさえも、きげん良くしていること。優しいところと厳格なところがうまくまざり合った性質。目前の義務を苦にせず果すこと。 彼のいうことはそのまま彼の考えていることであり、彼のやることは悪意からではないと万人が信じたこと。驚かぬこと、臆さぬこと。決してあわてたり、しりごみしたり、とまどったり、落胆したり、作り笑いしたりせぬこと。また怒ったり、猜疑の心をおこしたりせぬこと。 慈善をなし、寛大であり、真実であること。修養して正しくなった人間、というよりはむしろ天性まがったことのできない人間、という印象を与えたこと。なんぴとも自分が彼に軽 されていると考える者もなければ、自分が彼よりも優れているとあえて考える者もなかった
Share This Book 📚
Ready to highlight and find good content?
Glasp is a social web highlighter that people can highlight and organize quotes and thoughts from the web, and access other like-minded people’s learning.
Start Highlighting