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中世ヨーロッパの色彩世界 (講談社学術文庫)
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中世の緑も、春に蘇る自然の美しさを代表する色であると同時に、混乱と破壊を表す「悪魔」の色でもある。
ルネサンスの人文主義者によって、この時期が彼らの時代と古代ギリシア・ローマ文明との間にはさまった中間の時代、というほどの意味で名づけられ、一七世紀の啓蒙時代のひとに受け継がれた呼称だからである。つまり、この命名には中世を無知蒙昧な時代とみなす、この時代に対する不当な評価がふくまれている。
一二世紀が革新的な時代であったという認識は、オランダの文化史家ヨーハン・ホイジンガ(一八七二─一九四五年) によって補強され
衣服は原罪を思い起こさせるものであり、したがって派手な色は控えるべしというのがプロテスタントの教えである。
白と黒が両極端にあり、その中間に赤が位置するという説明の通り、中世人が白と黒と赤の三色を中心に色を認識していたとするなら、これはきわめて原初的な色認識を残していたことになる。
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