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英語脳スイッチ! ──見方が変わる・わかる英文法26講 (ちくま新書)
www.amazon.co.jp/dp/B0C4XSC7ZL
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現実である現在と、今はもう現実ではなくなった過去の間には『時間的距離』 がある。この『距離』を 人間関係の『距離』 に応用することで敬意を表しているのだな。『敬意=距離をとること』 だと理解しているのだな」
実は Would you open the window? よりも、 Could you open the window? の方が丁寧に聞こえるのですが、これは英語に一貫して流れる「相手の意思に立ち入らない」という、英語脳が持つ「丁寧さの根っこ」を示しています。このことも本編で詳述します。
同じ「やってはいけない」でも you mustn't だと「やってほしくないからやるな」 という話者の強い意思、 you can't なら「状況やルールがそれを許可しないから、やってはいけない」 という意味になります。英語話者は can や can't を好みます(第16講で詳述)。
「原因・理由」を言葉にしたがる英語と、聞き手に「察してもらいたがる」日本語。これに関して、日本の認知言語学の第一人者である池上嘉彦東京大学名誉教授は、以下のように指摘しています。 ・英語(を含むヨーロッパ言語)は「話し手に説明責任があると考える言語」 ・日本語は「聞き手に理解の責任があると考える言語」
日本語話者が何かを話す時、それは聞き手にとって感情移入しやすい臨場感ある表現になりやすいのですが、 背景にある「出来事の原因」が「余白(=言語化されない部分)」になることが多く、それを聞かされた聞き手は、「なぜそうなったのか」を自分で頑張って 推察しないといけません。 これが日本語に出てくる「聞き手責任」の原因だと考えられます。
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