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• r ＝2 GM/ c 2 の半径に近づくにつれて、空間は無限に歪められているようです。そして、遠方から光や物質をこの原点に近づけると、時間の進み方もゼロになり、すべての軌道がこの球面で終わるか消滅するようなふるまいになります。 　 r ＝2 GM/ c 2 の半径を シュヴァルツシルト半径（重力半径）といいます。
• 燃え尽きた星は、外向きの放射の力を失うので、みずからの質量で中心方向に潰れていきます。しかし、物質には大きさがあるために、どこかのところで重力崩壊は止まるだろうとも考えられます。
• アインシュタインと議論したド・ジッターは、宇宙項を批判しましたが、これを世界物質（world matter）と呼び、もし宇宙が宇宙項だけでみたされていたらどうなるかを考えました。
• かつて宇宙が高温・高密度だったなら、「黒体放射」（黒体輻射）と呼ばれる名残が、宇宙全体をただよう電波として観測されるはずです。
• 一般相対性理論が予言する現象には、ブラックホールや膨張宇宙の他に、時空の歪みが宇宙空間を波として伝わる 重力波（gravitational wave） があります。質量があると時空に歪みが生じ、質量を持つものが加速運動することで時空の歪みが波となって、エネルギーを持ち去る現象が起きるのです。