Home
My Highlights
Discover
Sign up
Read on Amazon
超要約 哲学書100冊から世界が見える! 限られた時間で、圧倒的な知恵と多彩な考え方を手に入れたいあなたへ
www.amazon.co.jp/dp/B0BSKR27YZ
Import Your Kindle Highlights to Glasp Today 📚
Top Highlights
人生上で必ず生じてくる災難や事故についてはどのように対処するのか。 その場合はまず、自分の自由にならないもの、自分が選べないものと、自分が選べて自由にあつかえるものをはっきりと分けてしまいます。そして、自分が選べないもの(生まれや血筋、自然のありよう、生き物としてのありよう、など)に対して善だとか悪だとか判断するならば、その善悪を誰か他人のせいにしたり、憎んだりすることになります。しかし、それは不正なことです。だから、 自分が自由に選べることについてのみ善悪の判断をする のならば、人は不正を犯すことにはならないというわけです。 その他の事柄については、どうでもいいこととして求めもせず避けもしないようにします。たとえば、いつ死ぬかとか、健康や病気についてとか、名誉と不名誉などについてはどう...
忙しい実務だけで自分の人生をだめにすることを避け、自分を生きるために「徳の愛好」をするよう に勧めているものです。 この場合の「徳の愛好」とは、アパテイア(心の平穏、あるいは不動心)の状態で生きることであり、善とはそのことだとされています。もし自分の中にアパテイアを持たないのならば、競争と忙しさと欲望に満ちた人生はまたたくまに過ぎ、ついには自分を生きることがなかった結果になってしまうというわけです。
要するにセネカは、 古典として残されている賢人たちの書物を読み、彼らがまさにここに生きて語っているように感じるほどに没頭すべき だと述べているわけです。
キケロはこう書いています。 「恥ずべきことは決して有益ではないということを確固たることとしよう。それはたとえ、有益なものを獲得できるように思うときでも変わらない。というのも、恥ずべきことを有益だと考えること、まさにそのことが有害きわまりないのである」 これを一言にすると、 有益に見えることを行なうときであっても、正しさを犠牲にすることがあってはならない というわけです。
キケロこそ人文主義(ユマニスム、英語ではヒューマニズム)という概念を形成した人であり、ヨーロッパでの「 紳士」の概念内容の始まりが『義務について』から生まれてきたのです。
Share This Book 📚
Ready to highlight and find good content?
Glasp is a social web highlighter that people can highlight and organize quotes and thoughts from the web, and access other like-minded people’s learning.
Start Highlighting