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発達性トラウマ 「生きづらさ」の正体 【自分を責めてしまいがちな方へ】 (ディスカヴァー携書)
www.amazon.co.jp/dp/B0BSFDZGPD
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持つ場合もあります。しかし、同時に自信がなく、他者に極端にへりくだってしまうこともあります。どっしりとした安定した中心がなく、自分を信頼できる感じがないのです。
ドラマティックな出来事ではなく(動物であれば、ライオンに襲われることではなく)、地味でもじわじわとダメージをもたらすもの(同じく動物であれば、慣れない環境で暮らすことなど)こそが身近なトラウマであると理解する必要があります。
と海馬は萎縮し、学習能力、記憶力などに影響があります。 脳に最もダメージがあるのは身体的に直接虐待を受けることではなく、実は親同士の喧嘩やDVの目撃+暴言を浴びせられることである、ということがわかっています。言葉のダメージは、私たちが想像する以上に深刻です。
トラウマ研究が足取り重く進んでいる間に、生きづらさを説明する言葉としてアダルトチルドレン、パーソナリティ障害、発達障害、新型うつ、HSPなどといった概念がその代わりを務めてくれていました。ただ、それらは「なんとなくそうだが、すべてを説明してくれていない」「名前が付いて安心するけれど、個別の当事者の解決策には必ずしもつながりにくい」といったものでもありました。そのために、次々にいろいろな概念が生まれては消費されてきたともいえます。 結論から言えば、「発達性トラウマ」あるいは「トラウマ」という概念から生きづらさを眺めてみると、多くのことが了解でき、適切なケアにつながっていくことがわかります。
その一方で疑問も感じます。その疑問とは、「なぜ、トラウマを負った人たちは自分が発達障害ではないかと不安に感じるのか?」ということです。本来、発達障害とトラウマとは全く別の概念です。発達障害はスペクトラム(連続体)とされるように、誰しもが自分ももしかしたら?と思うことはあり得ます。しかし、そうしたことを割り引いても、トラウマでお悩みの方が自身の生きづらさの原因を発達障害に求めるというのは大変興味深い現象ですし、一般の方よりも目立つように感じます。 それもそのはずで、実はトラウマによって生じる症状と発達障害はとてもよく似ているからです。専門家でも容易には見分けがつかないほどに、トラウマを負った方の症状は発達障害のそれと酷似して
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