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遊びと人間 (講談社学術文庫)
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遊びは 規則 をもち、また同時に虚構、というのではない。むしろ、規則をもつか虚構か、いずれかなのである。その結果、規則のある遊びが、その規則を知らぬ者には、ある場合に遊びでなく、自分にはわけが分からぬが何か真面目な活動のように見えることがある。つまり彼には、その遊びが現実生活の一部のように見えるわけなの
さきに遊びを規定する特徴を列挙しようとして、遊びは次のような活動──(1) 自由な、(2) 隔離された、(3) 未確定な、(4) 非生産的な、(5) 規則 のある、(6) 虚構の活動──であることを明らかにした。ただし、最後の二つの特徴は、ややもすると相互に反発しがちであっ
遊びは無数にあり、その種類はさまざまである。社交的遊び、技の遊び、戸外の遊び、〔はめ絵のような〕 根気の遊び、〔積み木のような〕 建設の遊び、等々……。ほとんど無限といってよいこうした多様性にもかかわらず、いちじるしく変わらないのは、遊びという言葉がつねに、くつろぎ、リスク、巧妙といった観念をよびおこすことで
ホイジンガは遊びをこう定義しているのだ。 「形式について考察したところをまとめて述べてみれば、遊びは自由な行為であり、『ほんとのことでない』としてありきたりの生活の 埒外 にあると考えられる。にもかかわらず、それは遊ぶ人を完全にとりこにするが、だからと言って何か物質的利益と結びつくわけでは全くなく、また他面、何かの効用が織り込まれているのでもない。それは自ら進んで限定した時間と空間の中で 遂行 され、一定の法則に従って秩序正しく進行し、しかも共同体規範を作り出す。それは自らを好んで秘密で取り囲み、あるいは仮装をもってありきたりの世界とは別のものであることを強調する(
遊びとは純粋な消費──時間の、エネルギーの、創意の、技倆の、そしてしばしば金銭の消費──の機会で
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