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14歳から考えたい 優生学 【ベリー・ショート・イントロダクション】
www.amazon.co.jp/dp/B099RM8LH7
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優生学の政策にも、「積極的な」実践と「消極的な」実践の両方がふくまれていました。どちらも生殖に 的 をしぼっていましたが、消極的優生学は生殖をはばむことに重点をおいていたのに対し、積極的優生学は健康で社会的に有益な者のあいだの生殖をうながそうとしていました。
積極的優生学は、妊婦 健診 や保育、税制上の優遇 措置、家族手当、家族計画によって、遺伝 疾患 をもたない者どうしでの生殖の増進をめざすものでした。これはまた、住居や公衆衛生の改善、教育の向上にも 努めました。このビジョンは、リベラルな優生学者にも、急進的な優生学者にも、ほぼ受け入れられました。いっぽう、もっと強制力のある消極的優生学は、施設に閉じこめたり、 断種(25) をしたり、さらには安楽死させたりまでして、望ましくない人間が増えるのをふせぐことをめざしていました。
優生学者がほかとちがっていたのは、優生学が科学、具体的には遺伝の科学で、人類改良の鍵をにぎっていると信じていた点でした。 このような科学の 普遍的 な力への信頼により、優生学は西洋諸国にとどまらない国際的な運動となりました。それどころか、優生学のとりわけ興味深い特徴の一つは、ほぼ全世界を引きつけたことです。
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