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デジタルアイデンティティー 経営者が知らないサイバービジネスの核心
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GAFAMはデジタルアイデンティティーを中核にした「アイデンティティー中心アプローチ」を採用しました。対比的に言えば、他の多くの企業が採用しているのは、インターネット上の便利なサービスを中核にした「アプリケーション中心アプローチ」です。この違いが決定的な差を生み出したのです。
そもそもなぜ「アイデンティティー管理」をするのでしょうか。 その理由は以下に示す3つに集約できます。これらは排他的ではなく、重なり合い、いずれも重要です。順に説明します。 (1)貴重なリソースに対するアクセス管理 (2)従業員や顧客との関係性の強化 (3)生産性の向上(安く、早く、システムを作る)
「リソース」へのアクセスを制御するということは、「誰が(who)」「いつ(when)」「どこから(where)」「何のために(why)」「何を(what)」「どのように(how)」アクセスできるのかを管理・制御するということです。そして、この5W1Hは、情報システム上ではデジタルアイデンティティーを使って制御されます。アイデンティティー管理が不可欠であるゆえんです。
伝統的なモデルでは、まず初期認証(本人確認)をしてからクレデンシャルを発行・登録していました。しかし、最近では、クレデンシャルをまず登録し、その後に他の属性を加えていく方が望ましいとされるようになってきました。これは、クレデンシャルさえ登録してあれば、他の情報は後からネットワーク越しに登録できるからです。逆に、クレデンシャルを後から配布すると、それを横取りされるリスクがあり、オペレーション上のスケーラビリティーも上がりにくくなります。
伝統的なエンタープライズ・アイデンティティー管理では、登録処理を1回で行うことが多かったですが、顧客向けアイデンティティー管理では、小分けにして徐々に行っていくのが良いとされています。そうすることによって「登録」時のユーザーの負担を減らすだけでなく、「登録」前からカスタマイズされたユーザー体験(UX)を提供できるからです。
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