Top Highlights

• 　「覚えておくべき」二つのこととは、自分が他者にした悪行と、他者が自分にした善行だ。他者にした悪いことに注意を向ければ、僕らのエゴに、自分の不完全さや後悔を覚え込ませられる。僕らは地に足をつけていられるようになる。そして、他者がしてくれたよいことを覚えていれば、自分がいかに他者を必要としているか、いかに恵まれているかを痛感し、謙虚な気持ちになれる。
• 自分の善行を自画自賛していると、エゴは肥大化する。だから、自分がした善行に固執しないように
• は「心が患う三つの病──比較する、愚痴を言う、あら探しをする」だった。
• 手放す」と言っても、ネガティブな思考、感情、観念を完全に払しょくするという意味ではない。ネガティブな考えや感情はたえず生じてくるものだが、問題はそれをどう扱うかにある。お隣の犬が吠えていてうるさい、気が散って仕方がない、というなら、そう感じている自分の心をどう導いてやるかが重要だ。ほんとうの自由を手に入れる鍵は、自分自身に気づくことに
• みんなはいかに恐怖を抑え込むかっていう話をするよね。でも僕は違う。ムーブ〔訳注　身体の動かし方、コントロールテクニック〕を繰り返し練習して、安心感を大きくしていくんだ。もう恐くないぞというところまで、恐怖と徹底的に付き合う」