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「顧客消滅」時代のマーケティング ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方 (PHPビジネス新書)
www.amazon.co.jp/dp/B08X41T9G3
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川崎市の和菓子店「新岩城菓子舗」でのことだ。 同店の女将・徳植由美子氏は、コロナ禍で人と人とがなかなか会いに行けない状況下で、お菓子を通じてコミュニケーションを図ってほしいと考えた。そこで始めたのが「どら焼き全国制覇」という企画である。「こんな時期だからこそ、親しい人にメッセージを送りませんか」と、贈答用に「ありがとう」などのメッセージを入れたどら焼きを用意。それを全国の知人に送ろうと働きかけた。さらに店頭に、「めざせ全国制覇」と書いた日本地図を貼り出し、実際に発送を行った都道府県に印をつけていったのだ。 店に来る人は面白がってくれるとともに、だんだんその進捗が気になってくる。なかなか印がつかない県があると、「じゃあまだ送ってないこの県に送るよ」という人が続出したという。
1万人超のファンダムを持つ「炭棟梁」に、象徴的なエピソードがある。 炭棟梁では最近、真空パックのハンバーグを開発した。自宅でも炭棟梁の味を味わってほしいと思ってのことだが、自宅で手軽に調理してもらうことを考えると、どうしてもお店の味と同じものを再現することは難しかった。店主もそれは仕方のないことだと諦めていた。 そこにファン顧客の一人が、「自分がもっといい調理法を考える」と言い出した。その人は 15 個の真空パックハンバーグを自腹で購入し研究。その結果、店主すら驚くような家庭でできる調理法を編み出したという。 今ではその調理法が公式とされ、調理工程も動画で配信、その人のアドバイスにより商品自体も微調整を行ったという。まさに一緒に創り上げていく「同志」なのだ。 「共創」という言葉がある。...
オープンイノベーションというと、自社が持っていない技術を、それを持つ会社と共有する、といったニュアンスで使われがちだが、より本質的には、互いに手の内をすべて明かしあって情報交換・知識交換を行うことで、自然とウィンウィンのイノベーションが起きていくことだと牛尾氏は言う。企業同士が守秘義務契約を交わしてから、互いの持っていない技術は何かと腹の探り合いをするような場からは、何も生まれない。むしろまずコミュニティを作って価値観を共有することが大事であり、そのコミュニティの中からイノベーションが生まれてくるというのである。
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