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• 　①売上高から②売上原価をマイナスしたものが③売上総利益（粗利益） です。 売上総利益は付加価値力を表すと覚えてください。 　売上原価は、製造業であれば、製品のコスト、小売業であれば、商品の仕入額です。製造コストについて説明しておきましょう。3大製造コストとは何でしょうか。原材料、労務費、そしてその他経費です。その他経費は例えば、工場の機械設備などの減価償却費などがあります。
• 　⑬当期純利益を見るときには、その増減だけで一喜一憂しないでください。 ⑨特別利益、⑩特別損失で、何が計上されているかを見てください（図1-6）。 ここにこそ、社長の恣意性が入る余地があるからです。はっきり言いましょう。当期純利益はある程度調整が可能です。もちろん、合法的にです 32。
• 次に、投資をすると決まった場合は ②資金調達の意思決定 です。資金調達をどうするか。まずは自己資金で間に合うか、不足する場合は、外部から調達する必要があります。外部から調達する場合は、デット（Debt） なのか、エクイティ（Equity） なのかといった調達手段を決定する必要があります。 デットとは、銀行借入や社債などの有利子負債のことをいいます。エクイティとは、企業が新株を発行して調達する資金で、株主資本といいます。
• 「利益」には実体がない
• 経理の方々が扱うのは利益、そして財務の人間が扱うのは現金です。そして、昔からこう言われています。「Profit is opinion」。 利益は「意見」、こんなふうに言われるわけです。「意見」というのは、誰の意見だと思いますか。こういうことを聞くと、「お客さん？」と答える方がいらっしゃいます。お客さんの声はもちろん大事ですが、お客さんの意見で利益は変わりません。 経営者の意見です。