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アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント
www.amazon.co.jp/dp/B08WHYZ6CK
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従来は、作るソフトウェアについての要求を事前にすべて収集・把握し、それを分析・設計・実装し、最後に全体テストをする、といういわゆる「ウォーターフォール」手法で進められてきた。基本的に各工程間の後戻りを許さず、ドキュメントで工程間を伝達する手法だ。しかし現在、優先順位が高い機能から動くものを作り始めて短い時間で一部を完成させ、それを顧客やユーザーに早く見てもらい、フィードバックを受けながらソフトウェアを成長させる「アジャイル」と総称される一群の手法の採用が進んできている。「スクラム」は、その一群のアジャイルの中で最も普及した具体手法の1つである。
アジャイル開発がここまで広まったのは、従来の手法がビジネスの変化の速さについていけなくなったことが大きい。開発を始めて終わるまでに、既に市場環境が変わってしまっていることがある。
ビジネスにスピード感が求められる環境、ビジネスが不確実で先読みすることが難しい環境では、ビジネスを作る側と技術を担当する側が協力してソリューションを考えなければならない。そして、すばやくリリースしてユーザーを獲得すること、ユーザーの反応を見ながらソフトウェアを追加・改変していくことが求められる。この分野でのアジャイル普及の波は、もはや止められないであろう。
オリジナルの論文の中には、ソフトウェア開発のみならず、組織経営やチーム運営についても多くの示唆が含まれていると同時に、「知識」というものがイノベーションの源泉であり、「知識創造プロセス」がこのスクラム手法の正体だと書かれている。
この手法は、ソフトウェア開発の手順を変えるだけではない。そこで働く人に着目し、ビジネスを考える人とエンジニアが協調的に、モチベーションを持って仕事に取り組めるような意識改革をも含んでいる。
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