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デジタルテクノロジーと国際政治の力学 (NewsPicksパブリッシング) (Japanese Edition)
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一般論として、日本人は「粗い大きなコンセプト」をアジェンダとして提案することが苦手であり、好きではない。また、達成できる可能性が低いことを表明することにも抵抗がある。100%できること、平等に行きわたることを好ましいと考える。このように、アジェンダセッティングは苦手な一方、「世界でどう見られているか」については相当敏感な傾向がある。この「世界」という定義にもバイアスがあるが、特に米国、欧州主要国からの見え方を気にしがちである。
もしもアトリビューションを特定できたとしても、対象者を公に開示することには各国政府とも消極的だ。情報を開示することは、攻撃された側が「どこまで探知できて、どう対応したか」を見せることを意味し、捕捉する技術レベルを露呈する点でリスクの高い行為だと考えられている。防衛関連組織やインテリジェンスコミュニティ(諜報関連組織) では攻撃を受けた詳細を開示することはほとんどない。自国の技術レベルを知られるというリスクを冒してまで政府がアトリビューションを示して他国を非難する際は、強い政治的メッセージや警告の意味があると考えられる。
人間のコミュニケーション様式や認識に影響を与える。デジタルテクノロジーは文字、音声、映像といった形で人と人のコミュニケーションに介在し、AIが、学習・認識・予測というプロセスを経て、人間の思考やコミュニケーションを代替することさえある。それらは、ときに政治、経済、社会、安全保障に多面的な影響を及ぼすパワーになり
国家は主権、領土、国民で構成される。そして国家のパワーは軍事力、経済力、情報、領土の位置や大きさなどの要素によって規定される。そこにデジタルテクノロジーが新たなパワーとして加わったのが
トゥキディデスの
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