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世界制覇のための事業計画書
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ビジネスを立案する側からみれば、「価値提案」ですが、顧客からみれば「購買理由」と捉えることができます。
ここでは、「顧客にどんな価値を提供するのか?」、「どのような問題解決を手助けするのか?」、「顧客のどういったニーズを満たすのか?」といった質問を念頭に置きながら考えることが求められます。この要素をどのように記載するかによって、製品やサービスが定義されます。言い換えれば、どのような産業分野に属するビジネスを展開しようとしているのかが決定します。
価値を「知覚された有形および無形のベネフィットと顧客にかかるコスト」としています(コトラー、ケラー、2014 注 39)。そのうえで、「顧客価値の三本柱」として「品質(Quality)」、「サービス(Service)」、「価格(Price)」のQSPというフレームワークを提示しています。これは、これらの3つを同時に検討することが重要だという意味です。一般的には、品質とサービスが向上すれば価値は高くなる、あるいは価格が下がれば顧客価値は高くなります。高価格なものほど価値が高いと考えがちですが、顧客にとっては価格が低ければベネフィットが高まるため価値が上がるためです。これは、全てのビジネスに関して共通することでしょう。そして、顧客価値と並べて検討すべきは顧客満足といえます。 また、ビジネスモ...
「バリュープロポジション・キャンバス」は新たなビジネスが提供する価値を、「顧客の仕事」、「顧客のペイン(Pain)」、「顧客のゲイン(Gain)」の3つに分類して整理する「顧客プロフィール」と、これらに対応する形でビジネスの価値を、「製品・サービス」、「ペインリリーバー」、「ゲインクリエーター」、の3つに分類して整理する「バリューマップ」、及びこうして描いたそれぞれの項目に対し、顧客のペインの解消やゲインの獲得に応えているのかを確認する「フィット」を考えるというように構成されています。
バリュープロポジション・キャンバスの右側にある「顧客プロフィール」に記載する、「顧客の仕事」とは、顧客が成し遂げたいことを指します。これらは、レポートを提出するといった機能的な仕事や、ある製品をもつことでステイタスが上がって見えるような、顧客が社会からより高く評価されるような社会的仕事等に分類することができ、仕事の重要性も検討して記載します。この考え方は、顧客が製品やサービスを購入するのは、「片づけたいジョブ(用事・仕事)」のためであるとした、クリステンセンの「ジョブ理論」(クリステンセン他、2017 注 22)とも通じます。
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