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• ファッションの方向性を決定するのは社会潮流で
• 「ポスト・パンデミックの世界で人は何を着たいだろうか？」という設問
• 　そこに「ファッション」は役目を果たせると信じます。何故なら、着ることは生きることだから。着ることは自己の確認や他者の認識、相互のコミュニケーションを深め、理解を促すものだから。着ることは人間の尊厳に関わるものだ
• 一九六〇年〜七〇年代、反体制運動が盛り上がっていた時代は、資本主義をいくら否定しても、今さら原始共産社会には戻れないと考えられていました。それが五〇年たった今、ものを持たないで生きることが資本主義社会の中で可能になりつつある……。ものを買わないこと、シェアすること、そしてそのような暮らしを人々が選び始めていること。これら個々の事象の是非はさておき「政治体制が変わらなくても、社会が変わりうる」実現性が見え始めてい
• しかしこれほど、ものを買うこと自体を人々が否定しつつあるというのは、おそらくこの四十年間で最大の変化でしょ