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アメリカ黒人の歴史 奴隷貿易からオバマ大統領まで (中公新書)
www.amazon.co.jp/dp/B08CKRS12T
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一八〇七年にはイギリスが奴隷貿易を禁止したため、アメリカも奴隷貿易を一八〇八年に禁止することになった。奴隷貿易の禁止に最も強く抵抗したのは、奴隷輸出を 生業 としていたアフリカの諸部族だっ
一八六〇年にリンカンが大統領に選出されるまで、歴代の大統領の大半は奴隷主だったし、彼らが任命した最高裁判所の判事の圧倒的多数も奴隷所有者あるいは奴隷制の擁護論者だった。
独立戦争が終わった一七八一年の直後、上南部諸州では、奴隷の個人的解放を規制する法律が緩和され、奴隷の解放が増えた。多くの場合、彼らは「万人の平等」理念に従ったというよりは、経済的打算から奴隷を手放した。この地域では、タバコ栽培から小麦栽培への転換が進んだが、小麦生産では、労働力を集中的に必要とする期間が限られており、奴隷を一年中維持するよりは、必要な時に労働者として雇用する方がコストがかからなかったからである。
こうして、移民労働者が黒人を排撃することによって「白人」になっていくアメリカの労働者階級の歴史が始まった。
中でも自ら逃亡してのちに家族を救出することから活動を始めた黒人女性ハリエット・タブマンは、強い意志と機転を利かせた作戦で多くの奴隷を救出した。彼女は、一〇回以上の奴隷救出作戦を展開し、約七〇人を救出して、「黒い女モーゼ」と呼ばれた。
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