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• 「意志力という筋肉」は身体の筋肉と同じように強化できる。負荷の大きいことをすればよいのだ。僕がやっているシンプルな手法は、デスクに強力なバネ仕掛けの握力強化グリップを置いておくことだ。ときどき握りしめ、筋肉がうずいてもうやめてくれと叫んでも 握りつづける。もうひとつの方法は、息を止めて、肺が「息をして！」と叫んでも 息を止めつづける ことだ。 困難なことをやりきれれば、ほかのことは簡単にできるように思える。意志力は成長する。ただし、重要な会議やプレゼンなどで大きな意思決定をしなくてはならない日には、そういうトレーニングで意志力の蓄えを使い果たさないように気をつけよ
• 男性は、セックスに向けているエネルギーの使い方を変えて、人間として成長するために使う必要がある。人間の身体は、種を途絶えさせず確実に増やしていくために、膨大なエネルギーを使っている。そのエネルギーをもっと良いことに使おう。そうすれば、もっと幸せになり、長生きし、たくさんの有意義なことができる。 一食抜いても世界は終わらないように、オーガズムが感じられなくても世界は終わらない。それを身体に教えることができたら、ストレスは減ってエネルギーが増える。性欲は身を焦がすような欲だ。これを自由に操れなければ大きなことはでき
• 男女ともホルモン値を最適化するために、７日に１回セックスすることを勧めている。１週間、マスターベーションせず、ポルノを楽しんだりもせず、ひたすら禁欲して７日目にセックスするということだ。これはテストステロン値の低い男性には特に有効だ。近年、テストステロン値の低い男性が増えていて、いまや 30 歳以上の男性のほぼ４分の１が低い。 ジョンによれば、多くのカップルが、親密な関係になるとすぐ問題に直面する。セックスをして強い絆を感じると、男性のエストロゲン値が上昇し、
• 射精後、男性の体内ではプロラクチンが急増する。性衝動を失わせて、一眠りしたくなるようにさせるホルモン だ。女性もオーガズム後にプロラクチンを生成するが、男性ほどのレベルではない。快感ホルモンと呼ばれるドーパミンと反対の作用を及ぼすので、 僕たち男性が、ことを遂げたあと数時間はちょっと落ち込む理由がこれで説明できる。 男性はプロラクチン値が上昇すると、テストステロン値が下降する。健康な男性のテストステロン値は３週間の禁欲で上昇することが研究でわかっているが、そうなる理由のひとつがここにある。射精なしでセックスすることもテストステロン値を高める。この場合は 72％の上昇率
• 女性は頻繁にオーガズムに達することでさまざまなメリットを享受し、男性はオーガズムの頻度を下げることでデメリットを抑えられる