Top Highlights

• はびこるフェイクに思考を翻弄されたくなければ、自らファクトを見極め、真実を見出す力を磨くしか方法はない。
• 川を上り、海を渡れ──。 　もちろんこれは比喩表現であって、「川を上る」というのは、「歴史を 遡って過去の経緯を調べる」ということ、「
• を渡る」というのは、「海外の事例を調べる」ということを意味している。
• なぜならば、ある事柄の始まりから終わりに至る過去の経緯と、最低でもＧ７（先進七カ国財務大臣・中央銀行総裁会議）、理想的にはＧ 20（二〇カ国・地域首脳会合） 加盟国分くらいの海外の具体的事例というファクトを集めていくと、いつの時代、どこの地域にも共通する普遍的なルールというものが自然と見えてくるからである。そうして、時間的な広がりを持つタテの軸と、空間的な広がりを持つヨコの軸が通った、強い論考というのが生まれてくる。
• そこに「好きか、嫌いか」といった感情は一切持ち込まない。