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• ファイナンスでは次の２つが基盤になっていることを覚えておいてほしい。キャッシュは利益よりも重要だということと、将来は過去や現在よりも重要だということ
• 多額の現金を手元に置くのは、（a） 不確実性の高いときの保険として、（b） 将来の買収に備えた軍資金として、あるいは、（c） 投資機会がないことを明らかにしているためだ。金利が付かないのだから、企業が現金を保有するのは賢明ではない。そこで現金の大半は、容易に換金できる市場性の高い有価証券である財務省証券（米国国債）に投資される。市場性の高い有価証券は容易に現金化できるから、貸借対照表では現金と一緒に書かれることが
• 企業が別の会社を買収すると、それまで価値を正確に評価できずにいた無形固定資産が、会計上で価値を持つようになる。買収時には誰かが実際に、その価値に対してお金を支払うからだ。これが「のれん」になる。その他資産の中できわめて重要な要素だ。貸借対照表に載っている資産価値以上の価格で企業を買収すると、買収企業の貸借対照表にその差額がのれんとして計上される。だから、多くのその他資産とのれんを持つ企業は、それまで保守主義の原則に従って計上されていなかった無形資産を多く持つ企業を買収した可能性が
• 財務の仕事は、だいたいが膨大な数字を見て、そこから何か面白いことを見つけること
• 顧客から将来受け取る予定のお金