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LIFE3.0――人工知能時代に人間であるということ
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我々がさまざまな課題の難しさを評価するとしたら、図2・1のように、我々人間にとってそれをこなすのがどれほど難しいかを基準とするのが自然である。しかしこの図だと、コンピュータにとってどれほど難しいかを見誤りかねない。写真の中から友人を見つけるのよりも、314159 × 271828 を計算するほうがずっと難しいように思える。しかし、計算にかけては私が生まれるずっと前からコンピュータが人間を打ち負かしていたのに対し、人間レベルの画像認識が可能となったのはようやく最近のことである。簡単そうに思える低レベルの感覚運動的課題が実は膨大な計算リソースを必要とするというこの事実は、モラヴェックの
およそ5億年前、地球上のある遺伝子系統が、生きているうちの経験から振る舞い方を学習できる、ニューラルネットワークを持った動物を生み出す方法を発見した。そうして登場したライフ2・0は、劇的に速く学習して競争相手を出し抜くことができたため、またたく間に世界中に広がった。第1章で説明したように、生命は学習能力を次々に高め、しかもそのスピードを加速させていった。そしてサルに似たある種が、知識の獲得にきわめて秀でた脳を成長させて、道具の使い方、火の起こし方、言葉のしゃべり方、さらには複雑な国際社会の作り方を学習した。その社会自体も、記憶して計算して学習するシステムととらえることができ、文字、印刷機、現代科学、コンピュータ、インターネットなど、ひとつの発明が次の発明を可能にするたびに、そのペースは加速し...
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