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「仕事ができる」とはどういうことか? (Japanese Edition)
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人間にとって「事後性の克服」は永遠の課題です。読書にしても、なんで昔から人は本を読むのかというと、それが擬似的にではあるけれども、効率よく広範な経験をする方法だからです。読書は事後性の克服手段としてはとても優れています。いろんな人がいろんな経験をする。そのうち、とくに意味があるものを取り出して人は本にするわけです。「今日のお昼はナポリタンを食べました」というようなどうでもいい経験はわざわざ本に書き残さない。自分で経験しなくても、過去の優れた人々の貴重な経験の上に乗っかって、「なるほど、そういうことか」──ここに読書のありがたみがある。 事後性というのは難物なのですが、漠然とでも事後性の克服が大切だという意識を持つ。これがとても必要なことだと思うんです。その意識がないと「今すぐに解決して...
利益の定義は「WTPC=P」という単純な式で表せる。WTP(willingness to pay=支払意思額) というのは、お客さんが払いたくなる水準の金額。企業側からするとレベニュー(revenue=収入) ですね。Cはコスト(cost)。WTPを達成するにはコストがかかる。利益というのは、要するにWTPからCを差し引いた残りです。プロフィット(Profit) を増大させるためには、WTPが上がるか、Cが下がるか、もしくはその両方かの三つしかないわけです。 自分で観察していてすごくしっくりきているんですけど、全体を相手にする人というのは、もう一挙手一投足のすべてがその三つのどれかと明確につながっている。裏を返せば、つながらないことは仕事にしない。つまり一本のメール、一回の電話、一回の...
今の山口さんのお話で僕が思ったのは、まず、今までは「問題の量」が「解決策の量」を大きく上回っていた。それが、だんだん解決策のほうが過剰になってしまうという量的な問題。
ある繊維工場でなかなか製品の品質が安定しないという問題があって、どこかのラインに問題があるのか、どこかの工程に問題があるのかと分析してみたけれども、これといった原因がはっきりしなかった。このとき、不良品の出ている日とその日の天気の関係を調べたエンジニアがいて、不良品は必ず大雨の日に出ていることを把握したんですね。この工場は繊維を洗うための水を川から取水していたんですが、大雨のときは川の水分中のミネラルが増えることで問題を起こしていたんです。この分析は「繊維の品質は天気に関係しているんじゃないか」という直観が先に立たなければ、やりようがありませんよね。
それが今はなぜか良し悪しに強制翻訳されて「天丼なんてこのグローバルなデジタルな時代に何を言ってんだ!」とカツ丼派が言っているみたいなことになっている。「いいじゃねぇか、好き嫌いなんだから。お互い好きなもん食べてろよ」と思うんです。で、なぜそういうふうになるかっていうと、要するに暇だからではないかと。「忙しいんだか暇なんだか、わからない問題」っていうのがあって。
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