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世界のエリートが教養として身につける「哲学用語」事典
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ロゴス(論理)、パトス(情熱)、エートス(信頼)はスピーチの3条件とされる。
つまり私たちは、無限に広がる世界の中から、常に客体となる対象を切りとっているのだ。そうやって主体が切りとった対象に、意味を与えることではじめて客体が生まれる。この世界に意味を与えるという営みこそ、世界を理解するということにほかならない。
ビジネスの分野で重要なのが「誰に、何を、どのように」伝えるかということ。つまり主体と客体、主観と客観をはっきりさせて伝えることだ。たとえば、報告をする場合、私(主体)が上司(客体)に、客観(上司が求める事実)と主観(自分が思ったこと)を伝える。こうすると、伝達ミスもなくなり、その後の展開も早い。
物事を検証するときは、サンプルを集めて具体的な結論を導き出す帰納法を。物事を応用するときには、その分野の基本ルールに基づいてアイデアを導き出す演繹法を用いる。企画書やプレゼンは、帰納法(マーケティング)と演繹法(アイデア)の複合技で提案すれば完璧だ。
ソクラテス が問答をした際、相手から出てきた答えに矛盾するような質問を投げかけたことに始まる。たとえば、「運命は決まっている」と答えた人に対して、「運命を変えることもできるのではないか」と問うようなケースである。つまりアポリアとは、相反する推論がともに成り立つ状況を指しているのだ。 同じく古代ギリシアの哲学者 アリストテレス も、アポリアのことを「相反する推論の対等性」と定義しているが、これもまた同時に成り立つ2つの理屈のことをいっているわけである。たとえば、人間は生まれてきたからには生きなければならない。しかし同時に、生まれてきた瞬間から、もう死に向かって進んでいるのである。まさに生きるということは、相反する2つの理屈が同時に存在するアポリアだといえる。
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