Home
My Highlights
Discover
Sign up
Read on Amazon
民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか (講談社現代新書)
www.amazon.co.jp/dp/B07TYF6CFD
Import Your Kindle Highlights to Glasp Today 📚
Top Highlights
①日本の民事訴訟システムが和解を好み(裁判官による和解の押しつけは、第 11 章でもふれるとおり、日本の民事訴訟における大きな問題の一つだ)、判断でも、足して二で割るとまではいわないとしても折衷的で原告に必要以上に厳しい判断をする場合が多いこと(これは、学生〔司法修習生。以下、「修習生」という〕 がそのまま裁判官になることや最高裁による強力な統制の結果、官僚・役人としての性格が強くなる「日本のキャリアシステム裁判官」の際立った特徴の一つ
そして、「交渉や訴訟の経過については、必要に応じてわかりやすく説明します」と言ってくれる人は、信頼できる場合が多い。より深いところで自然な温かみを感じさせる人ならさらによい、とはいえるだろう。
さて、では、なぜこうした民事訴訟以外の紛争解決方法をまずは考えてみることが適切かといえば、それは、訴訟は費用・手間・時間がかかる上にそれを行うことによるストレス、精神的な負担も相当に大きく、さらに、結果の予測もつきにくいからである。
こうした事案を、僕は、「やぶへびの訴え提起事案」と呼んでいる(反訴を招き、そして、本訴のみならず反訴でも負けてしまうことになる
民事訴訟は、法社会学的にみれば、原告と被告がそれぞれのストーリー(法的な評価、枠組みにおける事実の集合体が一つの「ストーリー」となる)を掲げての争いであり、その食い違う部分、ことに重要な部分が、訴訟の主要な争点となる。
Share This Book 📚
Ready to highlight and find good content?
Glasp is a social web highlighter that people can highlight and organize quotes and thoughts from the web, and access other like-minded people’s learning.
Start Highlighting