Home
My Highlights
Discover
Sign up
Read on Amazon
ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 シリーズ世界の思想 (角川選書)
www.amazon.co.jp/dp/B07R294RH9
Import Your Kindle Highlights to Glasp Today 📚
Top Highlights
いずれにせよ、ここでまず重要なのは、物ないし対象が結合することによって事態が構成されるとはいえ、事態の構成 に先立って 物(対象) がそれ単独で存在するわけではない、という
これらの問題はすべて人々の言語使用の混乱から生じたものにほかならない。つまり、昔から哲学の領域でなされてきた大半の議論は、言語が従っている論理について人々が十分な見通しをもっていないがゆえに延々と続けられてきた、全く無意味な問いと答えの応酬にすぎない、というので
語りえないこと──それは主として、「人の生きる意味は○○である」、「人が従うべき普遍的な倫理は○○である」、「○○は絶対的な価値をもつ」、「神は存在する(あるいは、神は存在しない)」、「魂は不滅である(あるいは、魂は存在しない)」等々、哲学の問題に対して具体的な解答として提出されるような主張を
ただ物が集まっただけでは、それらの物がどうなっているか、あるいは、物と物がどういう関係にあるかといったことが、全く分からなくなってしまう、
たとえば、「リンゴ」という 物自体は真にも偽にもなりえない。「リンゴは真である」とか「リンゴは偽である」ということは全く意味を成さない。真偽を言えるのは、「リンゴが赤い」とか「テーブルの上にリンゴがある」といった こと なのである。そして、そうした こと が実際に成立しているとき──たとえば、実際にリンゴが赤かったり、テーブルの上にリンゴがあったりするとき──、それらは「真である」とか「事実である」と呼ばれるので
Share This Book 📚
Ready to highlight and find good content?
Glasp is a social web highlighter that people can highlight and organize quotes and thoughts from the web, and access other like-minded people’s learning.
Start Highlighting