Top Highlights

• インタビューをするポーランド人のなかに、ある意識を感じた。ユダヤ人は「よそ者」だという意識で
• じつのところ、民族と土地とを不可分のものとみなす見方は、他ならぬユダヤ人自身が古くから抱いていた見方で
• ユダヤ人は「捕囚(ガルート)」と「離散(ディアスポラ)」という捉え方で、自分たちの境遇を両義的なものとして把握
• 捕囚に込められた祖国への郷愁や欠乏感と、離散に込められた解放感と自由さ、その不安定
• 中世以降はユダヤ啓示法(ハラハー) にもとづき、「ユダヤ人の母親から生まれた子、もしくはユダヤ教への改宗者」として明確に定義され