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シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略
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本当に自分が作りたいものは何か。いま、この場所で、どんなことを表現したいのか。なぜこれを世に出したいのか。なぜこれを食べてもらいたいのか。こうしたことを追求するのが先にあるべき
まず美術館の入口の目立つところに、「#レアンドロエルリッヒ展」というハッシュタグを掲出し、SNSへの投稿を促すとともに、投稿がこのハッシュタグに集まるよう誘導しまし
正式名称のハッシュタグで投稿したいのかもしれません。ハッシュタグの長さなどまったく関係なく、きちんと正確に発信したい気持ちを汲みとらねばいけないのだと、このときに感じました。 公式ハッシュタグは長さに関係なく、正式名称にすること。ちょっとしたことですが、投稿する側とのコミュニケーションを大きく左右するポイント
そして一番のポイントは、金沢 21 世紀美術館にある、あの《スイミング・プール》のアーティストが「レアンドロ・エルリッヒ」であることを、この割引で再認知させることでした。金沢の《スイミング・プール》のアーティストの個展であることを広めたかったの
またキャンペーンを通じて、SNS上で美術館どうしが相互につぶやくことができたのは、素晴らしい経験になりました。なんと「プール割り」を、金沢 21 世紀美術館の「中の人」が体験しに来てくださったのです。この「プール割り体験」を金沢 21 世紀美術館の公式SNSがつぶやき、森美術館もコメントつきで返信する。そしてお互いにリツイートし合う。 ちょっとお堅いイメージのある美術館のSNSアカウントどうしが、このように共通のアーティストを通じて投稿し合うのはとても珍しいこと
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