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• ふたりの住人は、精神的原則や神の掟に配慮せずに巨大な建造物をつくった。その結果、神（ギリシア神話の場合はゼウス）は、塔を破壊することによって教訓を学ばせ、ふたりが自分たちの精神的生活を見つめなおして新たな道を歩むように促そうと考えた。 　塔のカードを逆さまにすると、同じ状況を異なる視点で眺められる。逆さまの図柄では、岩山はふたりの頭上に広がり、稲妻はふたりの足元にあたるカードの左下から飛び出している。ふたりはカードのてっぺんに広がる岩棚を 見上げて いるので、この危険な稲光は目に入っていない。雷が象徴する神の不快感にも気づいていない。つまり、ふたりは重要な精神的メッセージを見逃していて、困難な状況から得られる教訓も学びそこねている。
• 多くの研究家たちは、リーディングを行う前に、逆位置のカードにどんな意味を持たせたいかを決めておくよう勧めている。
• ・正位置のときのものと正反対の内容を意味している ・遅延、阻害、妨害 ・いま起こっていることの評価にてこずっている ・現状と折り合いをつけるために調整を行う必要がある ・正位置のカードのエネルギーの激しさや有効性が弱まる ・正位置のカードの影響力から解放される ・その前に読んだカードの教訓に戻る必要がある（オーストラリアの心霊科学協会会長ポール・フェントン-スミスの意見） ・正位置のカードの明白な意味や意識された意味に反するものとして、秘密の要素や無意識の要素が潜んでいる ・たとえば、エテイヤやアーサー・エドワード・ウェイトといった重鎮たちが書き残しているとおり、逆位置には特別な意味が
• ・火　＝　ワンド ・水　＝　カップ ・風　＝　ソード ・地　＝　ペンタクル