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• 『いいものに出会い、偶然を生かす（掘り出し物＝serendipityを楽しむ）には、むしろすべてをデザインしきらないほうがいい。ドリフトしてもいいというより、節目以外はドリフトすべきだといってもいい。ひとは、自分で選ぶと、ある範囲内から、行動プランを選んでしまう』 （第３章
• かつて私が留学していた先で、ジョンという教員に自分の人生やキャリアのことを相談したときのことです。当時の私には３つの具体的な選択肢があり、それぞれに一長一短があって答えが出せない状態でした。それに対する彼の答えはこうでした。 「ヒロ、今日はお前の 80 歳の誕生日だとしよう。お前はそこまでとてもハッピーな人生を過ごせたと思っている。お前は誰と一緒にいる？ その日までにお前はどんなことをしてきた？」 私の思考は、 80 歳の自分に飛んでいきました。 「さて、そのハッピーなお前に続いている道は、その３つのうちのどれなんだ？」 この問いかけを受けた瞬間、その悩みは一瞬で解消されました。長期的な視点で考えれば答えは明確だったからです。
• 本題そのものは、「あとがき」を読めばたいていは理解できます