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[改訂4版]グロービスMBAマーケティング
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しかし、明らかに優位な点がなくても、諦める必要はない。例えば、アメリカのライフブイ石鹸は、「体臭を消す」というポジショニングで消費者に訴求したところ、大ヒットした。実際には、普通の石鹸で体を洗えば体臭は消えるので、このポジショニングはどのメーカーの石鹸にも当てはまる。しかし、機能的に考えれば当たり前のことでも、他社が打ち出していないポジショニングで、消費者にとって新しい特徴や価値として訴求できれば、十分に意味はあるの
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ) は、2016年度、東京ディズニーランドの入場者数が前年度割れとなる中、前年度比5%増の1460万人と、過去最高の入場者数を記録した。今では大盛況だが、実は2004年に、事実上の経営破綻をしている。その危機を乗り越えてV字回復を果たせたのは、「消費者視点の会社」に自らを変えたからである。 1994年、関西圏における大規模テーマパーク開設のための企画および調査を目的として、大阪ユニバーサル企画が設立された。そして1996年にアメリカのエムシーエー・インク(現ユニバーサル・スタジオ・インク) と、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の企画、建設および運営に関する基本契約を締結した。これを受けて、大阪市が出資する第三セクターとして株式会社ユー・...
●長い景気低迷期を経て、消費者の選択眼はいっそう厳しくなっている。 ●情報過多の現代だが、消費者の情報処理能力が比例して高まっているわけではない。消費者が確実に認識する情報の提供が購買行動へとつながる。 ●スマートフォンの普及により、誰でも手軽に情報を得ることができるため、企業のデジタルマーケティング活動が活発になっている。 ●若い世代のテレビ離れ、ネット志向が顕著になり、マスマーケティングの限界が来ている。彼らは、興味を持った製品やサービスの情報を自ら取りに行く。その結果、テレビCMやテレマーケティングなど、企業から一方的に情報発信する アウトバウンドマーケティング だけでは消費者に届きづらくなっており、ウェブサイト上に用意したコンテンツなどを消費者自身の興味関心に基づいて探しにきてもらう...
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを取り巻くマーケティング環境 【外部環境──機会・脅威】 ●業界トップの東京ディズニーランド・東京ディズニーシーとは、関東と関西で物理的距離があり、関西以西を主商圏として取り込むことが可能である。 ●業界に映画という切り口のテーマパークが存在しない。 ●東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは、ミッキーマウスをはじめ、子供に親しみやすいキャラクターを多数抱えている。 ●関西という首都圏よりは小さい商圏に位置する。 ●他のテーマパークをはじめ、映画館、動物園、水族館などのエンターテイメント施設の選択肢が多数ある。 ●日本のテーマパークの入場料は、先進国より割安なのが業界水準である。 ●業界トップの東京ディズニーランド・東京ディズニーシーが、価格のベンチマークと...
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの課題と目標 「映画のテーマパーク」と訴求することで、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーとの差別化を図ってきたが、レジャー産業における映画の市場規模は1割程度であるため、既存路線の継続では、売上げ拡大の見込みが低いことがわかった。 企業存続のためには、売上げ規模を早急に拡大しなくてはならず、遊園地・テーマパーク業界において、映画コンテンツという狭い市場で戦うには限界がある。 一方、社内には、映画以外のコンテンツを導入することに反対する社員が多くいた。そうしたこだわりが、改革の大きな壁となって立ちはだかっていた。森岡氏は、彼らのこだわりの詰まったパークではなく、消費者のニーズが詰まったパークというベクトルを定め、彼らの知恵や技術を集約させて、ユニバーサル・...
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