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経済学者たちの日米開戦―秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く―(新潮選書)
www.amazon.co.jp/dp/B07JNPRB3J
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高橋財政期における日本の景気回復に大きく貢献したのは輸出の増加であったが、日本からの綿織物を中心とする輸出の急増はイギリスとの間で激しい貿易摩擦を引き起こし、イギリスは不況の中で自国の貴重な市場である植民地を守るためにスターリング・ブロック(イギリスポンド経済圏) の強化を図っていく。
世界がブロック経済に移行していくという認識が広まり、さらに実際に満洲国を勢力下に置いた日本が(少なくとも資金面では) 多くの利益を得たことで、「日満経済ブロック」「日満支経済ブロック」の建設は軍人だけでなく財界を含む国民の世論となっていった。
同じく「要するに今日の戦争は先ず武力戦に訴えるまでに成るべく之を行わないで勝敗を決しよう、之がために敵国を封鎖致しまして物資が入って行かないように又出て行かないように之を押えて行く、一方には国内で自給自足を計り成るべく永く持ち耐える、斯う云う風な戦争状態が続けられる訳であります」
其の国がどの程度に自給自足が出来るかと云うことが、其の国の戦争力を判定する一の重要なる要素に相成って参る訳でございます。
日本の物的国力では対英米長期戦を遂行できないことは秋丸機関や陸軍省戦備課などの研究により十分認識されており、英米を刺激しない形での南方進出が意図されてい
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