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イラスト図解 社会人として必要な経済と政治のことが5時間でざっと学べる
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景気」とは、経済全体の好不調を表現した言葉、なの
日本経済には、その実力からして、「毎年この程度は成長していくだけの力がある」と専門家たちが考える数字があります。これを「潜在成長率」といいます。これは日本国内の企業の工場がフル稼働し、働いている人たちが、勤務時間いっぱいに働いた際に達成される成長率のこと。持っている力をフルに生かしたときの能力です。 ところが、「商品を買いたい」という需要があまりなければ、工場が能力いっぱいに生産することはありません。つまり、実際の成長率は「潜在成長率」を下回ってしまうのです。これを「不景気」と呼びます。
戦後の日本は物価の値上がりに悩まされてきただけに、物価の下落は、当初みんなに歓迎されました。けれども、商品の値段がなんでも下がっていくと、商品のメーカーや商店としては、自分のところでも安くしないと商品が売れない、ということになります。そこで値段を安くすると、売れても儲けは少なくなります。 値段を下げてもやっていけるようにするには、経費を切り詰めなくてはなりません。商品のメーカーは、取引先の部品メーカーに「値段を下げろ」と交渉し、仕入れ価格を下げさせます。社員の給料を下げたり、ボーナスを減らしたり、という対策もとります。部品メーカーも、納入価格を引き下げられたら、社員の給料を下げる 羽目 になります。こうして、いろいろな会社の給料が下がっていきます。 みんなの給料が下がれば、新たに商品を買...
インフレ(インフレーション)は、デフレとは逆に、物価がどんどん上がっていく状態を意味します。需要と供給の関係〔*〕 を思い出してください。ほしいという人が多ければ、ものの値段は上がります。ものの値段が一度上がると、さらに上がるかもしれないからいまのうちに買っておこうという人が増えます。その結果、さらに需要が増えて、ものの値段も上がります。そうやって経済全体が 膨らんでいく状態をインフレというわけです。
でも、 金 や銀も長いあいだ使っていると、不便なことが起きてきます。物々交換と違って腐ることがないので価値が貯蔵できるのですが、大量になると、重くて持ち運びが大変になります。そこで、「これを持っていれば 金 と引き換える」という約束を書いた紙(約束手形)を取引に代用するようになりました。これが紙幣の始まりであり、約束手形を発行していた業者は後に銀行となりました。 当初のお金には、「このお札を持ってくれば、いつでも同じ価値の 金 と交換する」と書いてありました。いつでも交換できる紙幣という意味で、これを「 兌換紙幣」と呼びます。このしくみを「 金 本位 制」といいます。
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