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ファイナンス思考――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論 (Japanese Edition)
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会社の企業価値を最大化するために、 A 事業に必要なお金を外部から最適なバランスと条件で調達し、(外部からの資金調達) B 既存の事業・資産から最大限にお金を創出し、(資金の創出) C 築いた資産(お金を含む)を事業構築のための新規投資や株主・債権者への還元に最適に分配し、(資産の最適配分) D その経緯の合理性と意思をステークホルダーに説明する(ステークホルダー・コミュニケーション) という一連の活動
財市場、労働市場、資本市場における会社の評価の良し悪しが合致しない ということです。顧客と従業員と株主といった立場の違いによって、会社に求める要素は当然異なります。したがって、 それぞれの人々にとっての「よい会社」の意味もまた、当然異なる
「PL脳」 とは、目先の売上や利益を最大化することを目的視する、短絡的な思考態度 のことです。 「売上や利益を引き上げることこそが経営の目的」という主張は、一見するとそれらしく思える考え方かもしれません。ですが、目先の損益計算書(PL)の数値の改善に 汲々 としすぎるあまり、大きな構想を描きリスクをとって投資するという積極的な姿勢を欠き、結果として成長に向けた道筋を描くことができていないのが、現在の日本企業ではないでしょうか。
一般的に経済学では、会社(特に上場企業)は主に3つの市場の評価にさらされていると言われています。すなわち、 財市場、 労働市場、 資本市場 の3つです。
会社の状況を客観的に把握するためには、会計や財務諸表に関する知識が不可欠 です。PLを含めた財務諸表がなければ、会社の過去の成長や現状を理解することはできません。PLを見ることが悪いわけでは決してありません。 しかし同時に、PLはあくまで会社の状況を理解するための参考資料のひとつであり、目安にすぎないことを理解しておく必要があります。 会社経営において本質的に重要なことは、事業価値を向上すること であり、財務諸表上の数値は、あくまでその過程を映し出す指標に過ぎません。PLは未来を語らないのです。この点を見過ごし、書面上に表れる数字をよりよく見せることが目的化した本末転倒の状態が「PL脳」に侵された会社に見られる症状
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