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睡眠こそ最強の解決策である (Japanese Edition)
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が、深いノンレム睡眠のいちばん大切な機能は、もういらなくなったニューロンのつながりを削除することだ。対照的に、夢を見るレム睡眠は、ニューロンのつながりを強化する役割を果たしている。
アルコールを摂取して眠った人の脳波は、自然な睡眠の脳波と同じではない。むしろ、軽い麻酔をかけられた状態に近い。
第一に、アルコールは睡眠を断片的にする。夜中に何度も目が覚め、そのため寝ても疲れがとれない。飲んでも朝までぐっすりだという人は、夜中に起きたのを覚えていないだけだ。 第二に、アルコールは現在わかっているかぎり、もっとも強力なレム睡眠抑圧因子の1つだ。体内でアルコールが分解されると、アルデヒドとケトンという化学物質がつくられる。とくにアルデヒドが、レム睡眠にとって大きな障害になる。たとえるなら、心停止の脳バージョンのようなものだ。脳波の鼓動を止め、夢が見られない状態にしてしまう。昼から夜にかけてアルコールを摂取すると、たとえ適量であっても、夢を見るレム睡眠が奪われるということだ。
そして恐ろしいことに、起きている間も夢を見るようになるのだ。マグマのようにたまったレム睡眠が、覚醒時にも吹き出してくる。それが、アルコール依存症によく見られる妄想や幻覚の正体だ。この症状には、「 振戦譫妄」という名前がついている。
中核温が低下すると、脳の中央にある温度に敏感な細胞がその変化を感知する。この細胞は視床下部の中にある。温度の細胞のすぐ隣にあるのが、脳内の 24 時間時計である視交叉上核だ。もちろん、それには理由がある。夜になり、中核温がある一定の温度より下がると、温度の細胞がすぐ隣にいる視交叉上核にメモを送る。そのメモと、あたりが暗くなってきたという情報を頼りに、視交叉上核はメラトニンの分泌を始める。
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