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• このネットワークに注目した研究者がアルバート＝ラズロ・バラバシ＊１ です。「ネットワークはウェブ上の民主主義からインターネットの脆弱さ、そして恐るべきウィルスの広がりまで、様々な問題を理解する新しい枠組みなのである」と、まだ 30 代半ばの気鋭の物理学者であったバラバシは見抜きました。彼の大きな発見は、ウェブのリンクを調べていく中で見つけた「ベキ法則」に従う分布です。ネットワークの進化を支配する重要な組織原理や秩序があること、そして複雑なネットワークにも法則があることを示しまし
• 一方、東日本大震災では、サプライチェーンの上流に位置する中小企業へのインパクトが、川下にいる大企業の生産に影響を与えるという、逆の流れ。ある１カ所で起きた事象の影響が遠方で大きくなって現れる「バタフライ効果＊６」が世に示されたと言えるでしょ
• ちょうど、中核企業とその取引先企業の関係は風呂敷包みの真ん中をつまんで引き上げると頂点と広い裾野ができるような関係です。ネットワークに強い関心をもつのはそのためなの
• 飯田氏は、地域未来牽引企業を選定する際に期待したことは、３点あると指摘します。 　１点目が選定された企業に自らのポテンシャルを知っていただき、地域未来投資促進法の活用などにより、今後の地域を牽引する事業に積極的に取り組んでいただけるような動機付けになることです。 　そして自治体に地域未来投資促進法などで支援する企業の発掘の際の参考にしていただくとともに、選定された企業に対して関連支援策の活用を促すこと。これが２点目です。最後の３点目が、地域の産学官金の関係者に、地域経済の成長の核となる企業をご認識いただき、活発な協力・連携などの自立的な取り組みを促すこと
• 売上高－費用総額（売上原価＋販売費及び一般管理費）＋給与総額＋租税公課 　この付加価値額と、付加価値の創出度合いを評価する「利益貢献度」「雇用貢献度」の２指標との相関関係を確認するため、帝国データバンクの企業財務ファイル（ＣＯＳＭＯＳ１）約 15 万社を用いて検定した結果が表２－３です。中程度の相関があることから、「利益貢献度」「雇用貢献度」の２指標が高い地域未来牽引企業は、一般的な付加価値額の高さも期待できると言え