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知の体力(新潮新書)
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しかし、最初から安全なほうを選んだ場合には、それで何かが変わるという可能性はきわめて低い。常に安全なほう、安全なほうと選び続けていく人生は、どんどんその人間の人生を小さなものにしていくだろう。
時に歌人の側の永田和宏が研究者の永田を眺める。研究者の永田が、歌人の永田に問いかけることもある。そんな二つの世界の〈私〉が、互いに照らし合う関係、相対化しあう関係というのは、すこぶる風通しがいいのである。小さな評価にがんじがらめになって落ちこんでいるとき、もう一つの〈私〉が、そんなの小さい小さい、と囁いてくれる。その囁きは、ときに八方塞がりだと落ち込んでいる私に、ほのかな光とかすかな風を感じさせてくれるのである。
文献に癌細胞を読み続け私の癌には触れざり君は
他者〉を知ることによって初めて〈自己〉というものへの意識が芽生える」と書いた。〈私〉という存在は、他者の視線のなかで、あるいは
が、もう一つ、一緒にいることによって、自分のいい面がどんどん出てくると感じられる相手こそが、ほんとうの意味での伴侶となるべき存在なのだと、私は思って
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